わたしが発売中のCDアルバムを全曲YouTubeにアップする理由

こんにちは、吉田佐和子です。

プロとして演奏でお金をもらえるようになり、CDアルバムをリリースすることが出来たもののどうやって音楽を広めていけばいいのか?どうやって作品を売ればいいのか?ずっと分からずに手探りでいろんなことをやってきました。

わたしはクラリネットも吹くし作曲もするんですが、いままでに自作曲を収録した2つのアルバムをリリースしてきました。


吉田佐和子1stアルバム『heart voice』


吉田佐和子2ndアルバム『Letter』

これらのアルバムに収録されている曲を、全曲YouTubeにアップロードすることにしました。

「え、CDを有料で販売しているのに、全部無料で公開するの??」

と思った人もいるかもしれませんね。

わたしが無料で音楽を公開しようと決めたのは、このブログがきっかけでした。

ブログ運営を通して感じたこと

このブログでは、わたしが本当によいと思ったものを紹介していて、そのページから何がどれだけ売れたのか?ということをデータとして見ることが出来ます。

そこで気づいたのは、本をおススメしている場合『その本にどんなことが書いてあるのか』かなり具体的に記述したほうが、圧倒的に買ってくれる人が多いということです。

実感としては、本の内容を9割くらい書いてるときが売れるんです。

その人の根っからのファンの場合は本が出たらすぐに買うかもしれませんが、そうじゃない人の場合、その本を買うか買わないか考えている人は、中にどんなことが書いてあるか確認してから買うんですよね。

『有料で売ってあるものだから、内容を隠しておこう』と思って内容を少しだけ書いたとしても、それを読んだ人は本を買いたいと思ってくれない=本は売れないんです。

もちろん、本の内容がすべて公開してあっても、公開していなくても、本当に買う人は買うし、買う人は買わないのですが、まずはどんな作品をつくっているのか知ってもらわないと、CDは売れない。もっと内容を公開していこう!と感じたのです。

まずは知ってもらうことの大切さ

先月は10万PVのアクセスがあったこのブログ。

発信することが沢山の人に届くようになってきて、考えていることや取り組んでることをとにかく発信し続けることの大切さを改めて感じています。

人の心に響く言葉も作品も、ウェブ媒体に載せず心の中や限られた空間で大切にしてるだけじゃ誰にも届かない。

外へ発信し続けることでしか変化は生まれません。

わたしは、楽しみながらSNSで発信していたらツイッター、FaceBook、LINE@とそれぞれのコンテンツをフォローしてくれる人の数がかなり増えました。

そして、わたしを知っている人の母数が増えたことで、音楽を気に入ってくれてCDを買ってくれる人も出てきました。

わたしがやったのは、とにかく楽しみながら届けたいことを熱量を持って何度も伝えることだけです。

以前はきれいな文章を書こうとしたり、回数が多すぎたらうざいかな?なんて誰かの目を気にしながら発信していました。

<以前のわたし>
・きれいな文章で発信する→だれにも刺さらない!!
・発信回数は周りの人とおなじくらいにする→誰を気にしてるの??

<いまのわたし>
・わたしらしい言葉、書いてて楽しい言葉でわかりやすく発信する→個性が伝わる、より興味を持ってもらえる!
・これは伝えたい!と思ったことはどんどん発信する→わたしに興味がある人なら回数は気にならない!

 

この前読んだ堀江貴文さんの著書に『多動力』を身につけるには、どんな知識や仕事術を身につけるより、「感情」のフィルターを外すことが先決だと書いてあってすごく納得したんですが、ずっと誰かに何か言われたらどうしよう?って周りの目を気にしてたんですよね。

迷いながら演奏をしたらすぐにお客さんに伝わってしまうように、何かをやるときは思いっきりやるのが一番です。

そして、振り切って行動した時こそ熱量に惹かれる人が現れるし、逆に合わない人は去っていきます。

ストレスを感じながら人と繋がっていても何の得にもなりませんから、合わない人がわかった方がお互いにとっても良いんですよね。

さまざまなプロモーションの仕方がある

今回わたしが無料公開しようと感じたのは、ブログやSNSをやっているなかで感じたことが大きく影響していますが、2ndアルバムの発売から1年以上が経ち、いまパリで生活するなかで日本でファンのみなさんに会う機会も少なくなっていることも考えてのことでした。

違法ダウンロードなどの問題もあるし、すべてのコンテンツを無料で公開することに対して、反対される方もいるかもしれません。

ただ、アーティストのプロモーション活動はさまざまな種類があります。

大手の事務所に入っている人とそうでない人とではまずプロモーションの仕方が違うし、個人でプロモーションをしていたとしても、FaceBookやツイッターなどのSNSでの交流を中心としている人、あえて情報をウェブ上に出さない人、動画にはライブ映像しか載せない人などいろんな人がいます。

世の中にはいろいろなアーティストがいて、さまざまなプロモーション活動を展開しています。

それぞれの人に合ったプロモーションの仕方があるので、どれが正解で、どれが間違いというのはないでしょう。

わたしが100歳まで生きるとしてもあと70年ほど。

そのあいだに沢山の人にわたしの音楽に触れてほしいって思うから、わたしは楽譜も普通に公開してます。

とにかく音楽を聴いてほしいなら、音楽を販売しなくても、ぜんぶ無料でいいじゃないか!という人もいるかもしれませんが、そもそも音楽を創ることに時間もお金もかかっていますし、音楽だけダウンロードして聴くのと、CDというパッケージを買って聴くことは、同じ『音楽を聴く』という行為ですが全然違うことだと考えています。

また、いまウェブ上には無料で触れられるものがたくさんありますが、それがパッケージングされたときに『買いたい』人は必ずいます。

CDには曲目解説が載っていたり、装丁・デザイン・紙の素材・フォントなどあらゆるもので伝えたい世界観を出すことが出来ます。

CDを買ってくれた人には、CDを買ってくれた人にしか分からない価値をきっと感じていただけているはずです。

音楽を気に入ってくれた人に『CDを手に取りたい』と思ってもらえるような工夫は本当に色々あるので、次の作品ではたくさんあるアイデアを形にするのが楽しみです。

あなたの作品はどこで確認できますか?

いまはウェブで音楽を知る時代です。アーティストのアルバムが出ると知るのもウェブなら、どんな曲なのか確かめるのもウェブです。

本屋さんに行って中身を確認してから本を買ったり、本屋さんに行けないときは口コミを見て本を買うように、音楽も内容を確認出来る場所をつくることがすごく大事です。

名画を集めた美術展だってウェブやテレビで『どんなものが飾られているのか』確認してから実際に観に行くという行動を起こしますよね。

人は内容を確認したあとに行動に移すのです。

あなたが大切につくった音楽はウェブ上で確認できますか?

どんな音楽をしているのか、ちゃんと確かめられるようになってますか?

 まとめ

以前、お笑い芸人の西野亮廣さんがつくられた絵本をウェブ上にすべて公開されたときに、賛否両論が巻き起こりました。

『有料で販売している作品を、すべて無料で公開する』

わたしがやっているのも全く同じことです。

今なら、なぜ西野さんがすべて公開したのかがすごく分かります。

わたしは2ndアルバムをリリースしたときは1ヶ月で200枚を販売しましたが、ウェブでの発信がなければ無理だったでしょう。

また、発信することに『義務感』を感じていたり『仕事だ』と思ってやってる人は、それがたくさんの人に伝わらない要素になっているかもしれません。

こんにちは。 クラリネット奏者の吉田佐和子(@sawaclarinet)です。 2008年にアメブロでブログを始め、全く記事を更新しない...

発信は楽しみながらするのがポイントです。

ていねいに時間と想いをかけてつくられた作品たちが、よりたくさんの人の元へ届くよう、作品のことも、あなたが思っていることもどんどんオープンに発信していってくださいね。

ではではまたー!