誰の機嫌をとろうとしてるのか?

最近毎日セーヌ川沿いを散歩してます。

5キロくらいのウォーキング。

最近のパリはちょっとお天気が悪い時間も多いので、毎日その日やりたいことの順番や天気予報を確認してから、歩く時間帯を決めてます。

走った方がいいのかな?と思ったけど、3日続けただけで楽器を演奏する際の体のバランスが明らかに改善されて十分効果を感じてるので、しばらくはウォーキングで様子をみてみます。

今日は吹雪だったので、半分の2.5キロにしてみました。

でも、吹雪の中でもパリの人たちは結構歩いてるのです。

パリの真ん中、エッフェル塔の近く、セーヌ川沿いということもあるのかもしれないけど、本当にたくさんの人たちが歩いたり、走ったりしていて、すごくすごくいいなぁ、と思った。

日本にいるときは、土日はだいたい音楽関係の仕事だった。

旦那さんの仕事は土日が休みのことも多くて、休みが合わないのが普通だったけど、それは「仕方ない」と思ってた。

でも、パリに来てそういう状態じゃなくなって、土日2人で過ごす時間も多くなって、こういうのもいいな、って思うようになった。

だいたい「仕方ない」と言っても、そこに仕事を入れたのは他でもないわたしだ。

わたしはわたしの決めたことなのに、他人に強いられたことのように仕方ないと思っていたように思う。

今日歩きながら、パリに来て良かったなぁ、と思った。

それは、そういう価値観を持つ、そういう価値観を大事にしたいと思っていることに気づけたこと。

日本にいると、価値観がどんどん枠にはめられていく。

周りの人間も、知らないうちに、いろんな枠に当てはめようとする。

でも、そんな誰かが決めた枠を気にしたり、その枠の中で生きることほど無駄なことはないなと。

そう考えると、わたしが思ってあることも、心からそう思って言っていたのか、安全な道を進もうとして言っていたのか、なんか、あやしいなと思ってきた。

わたしは誰の機嫌をとろうとしてるんだろうと。

未来のわたしかもしれないけど、そもそも今まで全然安定した人生を歩んでいないのに、ここで安定したいとか、なんか安全な道を選ぼうとする方が無理がある。

パリで暮らすなかで流れるゆっくりとした時間、今まで知らなかった大切にしたい価値観、好きなもの、大切にしたいもの、愛したいもの、ぜんぶに正直でいたいなぁ。

ウォーキングをはじめてから、新しく出会えた音楽も思考もとても新鮮で楽しい。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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