未来へのメモ

すこし書き残しておきたいことがある。

わたしが完全帰国したら住みたい場所は2つある。

1つは、旦那さんの勤める会社がある大阪、もう1つはふるさとの京都府福知山。

わたしは、福知山がとても好きだし、福知山がもっと住みやすくて暮らしやすい町になればいいなと思う。

それは他でもない「わたしが住む場所」だから、というシンプルな理由。

住んでる場所に対して文句があるなら、よくなるように行動すればいいやん、って思うし、わたしは小学校6年生のときに商店街を通って感じた「寂しさ」をどうにかしたいと思い続けている。

“この寂しさは、きっと大人がなんとかしてくれる”

そう思っていた過去のわたしと今のわたしの、これは約束のようなものでもある。

音楽をやっていることもあって、次第に福知山にちゃんとした音楽ホールが欲しい、と思うようになった。

福知山には800人を収容可能の福知山市厚生会館がある。

しかし、スポーツのまちを売りにしている分(実際福知山マラソンが行われていたり、スポーツ関連の施設はすごく充実している)、文化に対してはあまりお金がかけられていない。

福知山市厚生会館にスタインウェイのピアノが入るかどうかで、当時の議会は揉めたらしい。

確かに、高い買い物だと思うけれど、あの音色やタッチはもう1台のヤマハのピアノにはないものだ。

あのスタインウェイがあってくれて本当に良かったと、あのホールでコンサートをするたびにつくづく思うし、何よりあのピアノを弾いているピアニストがあまりにも気持ちよさそうに弾くもんだから、わたしまでしあわせになる。

良い楽器は多くのしあわせを生むのだ。

音大を卒業して2年目からフリーランスになり活動する中で、音楽家はそこまで稼げる職業ではないということは分かった。

わたしは、死ぬまでに福知山に音楽ホールを建てたいのだけど、音楽家だけやっていたら、それは難しいんだなとつくづく思うようになった。

じゃあ、何をするのか?

それはまだはっきりしていないけど、何かやるなら今ある福知山の問題を解決出来ることがいいなって思ってます。

この前、歴史ある場所で今も家業を継いで働くおばちゃんと話していた。

70代だというそのおばちゃんは、「まだ働きたいけど、働き口は良くてホテルの清掃」だと言っていた。

家業の経営はそこまで良くない。このままだともう店を閉めないといけない、とも聞いた。

話し上手なおばちゃんは、「もっと文化的な暮らしがしたい」とも言った。

わたしはその会話が忘れられない。

これから高齢化社会になって、わたしたちは100才まで生きられるようになるのが普通になるかもしれなくて、そんな中で「まだ働きたい」と思うのに雇用がないって大問題を抱えたままじゃ、住みやすいまちも何もないだろうと。

音楽ホールをいきなり建てるのではなくて、音楽を楽しみたいと思う人、音楽を楽しむ余裕のあるお金を稼げる場所、お金を生み出す場所が必要なんじゃないかなぁと。

それも福知山の特性を活かした事業で出来ないかなぁと。

最近そんなことをぼんやりと思っています。

ぼんやりと、という割に大きいことを考えている気がしますが、たとえば、60才に定年になったときに、その年からでも自分のペースで働けて、文化もスポーツも充実しているまちがあったら、素敵じゃないかなぁ。

働きたいと思う人が働けるまちだと、素敵じゃないかなぁ。

そんな風に思ったりしています。

順調にPV数を伸ばしている福知山の魅力発信WEBマガジン『ふくてぃーやま』もいろんな情報を書いていて、改めて福知山の魅力を感じると共に、情報を編集する力が足りないなぁ、と感じています。

いくら素敵なものでも、写真の撮り方、言葉の選び方、発信方法、レイアウト、デザイン、などなど『編集』次第で色んな見せ方が出来るのだけど、その編集に関する引き出しがまちとしてすごく少ないなと。

もちろんわたし自身もその力をもっと伸ばす必要はあるんだけど、こうして文章を書いたり、どこかに出かけたときに感じたことを写真や文章で綴ったりすることは、絶対に無駄にはならないのだと改めて思っています。

パリに住むあと2年間で、またこの想いも変化していくかもしれないし、これはあくまでもメモなので、そっとこのブログにおいておきます。

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