一年前のわたしへ

今日はとても気持ちの良いお天気でした。

ふとパリに来てからちょうど一年が経ち、あのときには想像できなかった未来を生きていることをとても嬉しく感じました。

パリに来てから何か大きなことを成し遂げたりしたわけじゃない。

目に見える大きな変化はありません。

でも、一年前に感じていたたくさんの不安は本当になくなりました。

今日は、わたしがもしあの時のわたしに手紙を出せるなら、どんなことを書くかなぁ?とふと思ったので、書いてみようと思います。

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一年前のわたしへ

四月のパリは、思っている以上に寒くてびっくりするよね?

ダウンコートを五月にならないと到着しない船便に入れて後悔してる頃だと思います。

パリに着いたら、当たり前だけど日本語は聞こえてこなくて、全然勉強していないフランス語が暗号のように聞こえて、外に出るのも憂鬱になるし、休憩するために少しカフェに入るのも、何か買うのも、全部しんどく感じるかもしれない。

でも、一年後には、いろんな場所に一人で出かけられるようになってるよ。

四月末には語学学校に入るんだけど、そこで出会った日本人の人たちと、日本語で何気ないことを話せることをとても嬉しく思うよ。

フランス語は、一年経つと最初よりぜんぜん話せるようになるから、焦るよりもコツコツ続けることを大事にしてね。

語学は音楽と一緒で、学びに終わりはないから。

ただ、語学学校のスタイルはわたしには合ってなさすぎて、結局プライベートの先生に習うようになるよ。

うすうす気づいてると思うけど、決まった時間に決まった場所に毎日通うスタイルはあなたに合ってないよ。苦笑

音楽との向き合い方がよく分からなくなったままパリに来たと思うけど、そのまましばらくは悩み続けるよ。

でも、一年経ったらいろんなことが分かるようになるよ。

心を大切にしながら、心地よい日々を送りながら、音楽と一緒に生きる方法を探すようになるよ。

音大に行ったりはしないけど、心から素晴らしいと思える人に出会って、ちょこちょこレッスンに通いながら、クラリネットを演奏することにさらに可能性を感じるよ。

無理せずに、出来る限りのことをやればいいと思えるようになるよ。

いまは自分のことが嫌いで苦しいこともあると思うけど、一年間向き合っていったら、良い方向へ変わっていくから、大丈夫。

将来が見えないこと、どんな未来になるか分からないことを恐れないでね。

セーヌ川と晴れたパリの空を見て、いまは感じられないような開放感と幸福感に包まれるよ。

だから、一年後を楽しみにしていてね。

一年後のわたしより

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