なぜSNSに演奏をアップすることをためらうのか?

あなたは、SNSに動画をアップすることをためらってしまうときってありますか?

昨日こんなリプライをいただきました。

誰かに聴いてほしい!って思えることがあるってステキなこと。

わたしは初心者であっても、プロであっても、『いまこの演奏をアップしたい』と思ったならアップするのがいいと考えています。

アップすることを止める権限はない

そもそも、SNSの使い方は人それぞれ違います。

音楽家なら基本的には自分のことを知って欲しかったりコンサートに来てくれるお客さんと繋がりたいって思っている人も多いだろうし、同じ趣味の人とつながったり、刺激を受けるアカウントをフォローしたり。。

みんな自分にあった使い方をしているはずです。

さすがに人の悪口ばかり言ったりするのはどうかと思いますが、基本的には『○○をしてはいけない』ということはないのです。

もちろん最初は恥ずかしい気持ちもあるかもしれないけど、演奏動画をアップしたい!と思ったときは素直にその気持ちにしたがって行動を起こして欲しいんです。

下手な演奏は自分の首絞めるだけ?

わたしは昔同級生に『下手な演奏アップしたらそれがずっと残るんやろ?それをいろんな人が見るんやで?そんなん自分の首絞めるだけやん』と言われたことがあります。

ただ、わたしはこう思うんですよね。

そもそも、そんな考えでいたらいつになっても動画をアップすることなんて出来ません。

やればやるほど終わりなんてない、いつまでも追求し続けて行く音楽という世界で『うまくなったらアップする』という考え方こそナンセンスです。

録音はあくまでも「通過点」、行動は「確認」

録音を残す行為は「その瞬間に自分がどう音楽と向き合ったか」を記録するもので、それが集大成ではないんですよね。

あくまで通過点。

例えば、コンサートの告知をするときに少し演奏動画を載せたいな〜と思ったときは『いま』お客さんに来て欲しいと思ってるんだから、『その瞬間の音楽』を録音するしかありません。

自分の演奏を聴いて欲しい!コンサートに来て欲しい!と思って動画をアップしようという気持ちはすごくポジティブだけど、下手だからアップしない方がいいっていう考え方は、すごく閉鎖的な考え方です。

今は、これまでのようにテキストや写真だけを見て、チラシだけを見て演奏会に来てくれる人たちばかりではありません。

ちょっと思い出して見てください。

あなたが最近買ったものは、誰かにおすすめされたものではないですか?その情報をSNSでゲットしませんでしたか?そのときに写真や動画など、文字以外の情報がたくさんありませんでしたか?

購入する前に、あなたは必ずどこかでその情報を見ていて、良さを感じて、買った後のことを想像して、それを確かめるために購入しているはずです。

音楽をやっている人も、動画や発信されたもので事前に音楽を聴いて、コンサートに行くことによってそれを確認する人たちが増えて来ているという事実に気づいて欲しいです。

動画の需要と市場拡大に気づいていない人たち

わたしは『演奏動画をアップするのはけしからん』と言っている人に限って、今の動画の需要と市場拡大に気づいていないように思います。

ウェブ上で動画を見ている人の割合は、毎年増え続けています。

シスコシステムズ社の最新レポートによると、 インターネット全トラフィックにおいて動画が占める割合が、2016年の67%から、2021年には80%まで増加するとのことです。

さらに、昨年11月に発表された記事には、

ここ数年、動画の需要と市場は拡大し続けていてサイバーエージェントが運営する動画広告に特化した研究機関であるオンラインビデオ総研は、国内動画広告の市場動向調査を行った結果、2017年の動画広告市場は、前年対比163%となる1,374億円に達する見通し』と発表されています。

引用:https://ferret-plus.com/9388


引用:https://markezine.jp/article/detail/27456

また、この成長の裏側はこのように考えられています。

この背景として大きいのは、動画広告が配信できる媒体やフォーマットが増えたことで選択肢が広がったこと。企業によっては、媒体やフォーマットに合わせた動画クリエイティブを制作し配信するなど、積極的な活用も進みつつある。

動画市場の変動についてもう少し詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。

>>動画マーケティング市場の今を総括!2017年の振り返りと2018年の注目トレンド

また、数日前にはインスタグラム上で最長60分の動画をアップできる「IGTV」が始まりましたが、これから更に動画の需要は増えていく一方なのです。

IGTVって何?という人はモテクリエイター・ゆうこすのnoteの記事を読んでね。

>>IGTVをいち早く使って分かった勝ち方

動画を使った告知が増えてきている

実際、いまは多くの音楽団体がSNSで演奏動画を使った宣伝を行なっています。

まずは高校生が作った定期演奏会の宣伝動画。「来てねー!」という言葉とともに、メンバーのサウンドを聴かせてくれます。こういう案を考えて実際に実行するそのアイデアと行動力、そしてそれがもはや普通になってきてるってすごい。わたしが高校生の頃にはなかった新しい宣伝方法です。

この動画も撮影角度が考えてあるし、最後には告知+テロップが入ってます。スマホネイティブ世代の中学生や高校生の方がこういうセンスのある動画をサクッと感覚的に作っちゃう気がします。

次はぱんだウィンドオーケストラの演奏動画。東京芸大の学生を中心に結成されたいま若手バンドの中では最も勢いのある吹奏楽団。SNSの使い方もとってもナチュラルなんですよね。

ちなみに、最近はアンコールだけ撮影OKというときも多くなってきました。

動画や写真での拡散力や効果、つまりフォローしている身近な人がおすすめしているものがどれだけそれを見た人に行動を起こさせるのか理解しているからこその施策ですね。

いまの若い子たちは、わたしのような30代が思っているよりももっとナチュラルにSNSを使いこなしていて、アプリでささっと編集して動画を作れる人が本当にたくさんいます。

でも、やっかみを言う人たちはそういう時代の流れに気づいてはいないんですよね。

気づいていても、自分のやり方で生きてきているから、新しい流れに乗るよりも、その波に逆らったり、波に乗って自然と動画を投稿しようとする人に対してキツイ言葉を言うんです。

でもそれって、音楽社会全体からするとマイナスでしかない。

どんなレベルの人でも、どんな演奏でもその演奏を聴いて「いいな」と思ってくれる人はいるはずなんです。

さいごに

動画をアップしよう!と思ったら、いろんな人の動画を見てみてください。

その中で、自分が見ていていいなぁと思う編集方法や雰囲気があれば、それを真似しつつあなただけのオリジナルの世界観をつくってみてください。

演奏するのが楽しい!もっと楽器頑張りたい!などなど、プラスの気持ちで動画をアップするのって、すごくステキなこと。

最初は恥ずかしくてもだんだん慣れてくるので大丈夫だし、もし誰かがアップした動画に対して何か嫌なこと言ってきても、気にしなくていい。

そんなときはわたしに相談してください。いつでもあなたの背中を押します!

これからも動画の需要が高まる世の中で、あなたの表現したいことをどんどんアップしていってくださいね。

みんなもっと自由に表現していきましょう〜〜

The following two tabs change content below.
吉田佐和子
パリ在住の福知山を愛しすぎているクラリネット奏者。京都府福知山市の魅力発信WEBマガジン『ふくてぃーやま』編集長。アルバム収録曲はiTunes,Spotify,YouTubeチャンネルで聴いてくださいね。
ファンクラブ募集
by
関連記事