『いつかお会いしたいです』と軽々しく言える人たち

『いつかお会いしたいです』

ツイッターやFaceBookで新しく知り合った人と繋がると、定型文のように送られてくる言葉。

私はあれが凄く嫌いだ。

私に会いたいという人を理由なく断る必要はないから

「いつでも連絡してきてくださいね」

と伝えるものの、その言葉が有言実行される確率は低い。

実行出来ないことを言うくらいなら言わなければ良いし、言われて嬉しい言葉だからこそ軽々しく言うもんじゃない。

『いつかお会いしたいです』

と軽々しく言える人たちは、そう言われたことのない人たち。

言われた経験がないから、言われた時の気持ちが分からないんだろうな。

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『いつか演奏をお聴きできるのを楽しみにしています』

というのもよく言われるけど、実際にその人の音楽を聴きたいと思っている人はどれだけいるんだろう?

私がその言葉を使う時は本当に行く予定をつくるのだと心に決めてから使う。

CDを買うし、コンサートやライブに行けるかどうかをチェックする。

何もしないのに、簡単にその言葉を口にするのは失礼だと思うから。

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お会いしたい人たちが沢山いる。

気になる人たちのSNSをチェックしたり、書籍を読んだり、音楽を聴いていると、自分とその人の違う部分や距離が鮮明に見えてくる。

それを認識することで、更に魅力に気付き、いつか本当に会える時を楽しみにして、実際に会いに行くんだと気持ちを新たにする。

誰とでも繋がれる時代だからこそ、簡単に想いを伝えられるようになったからこそ、大切にしなきゃいけない言葉が沢山あるんじゃないかな。

言葉にしたことを、ちゃんと実行していける人でありたい。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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