宮崎県日南市油津商店街で感じたことは音楽ともリンクしていた

先日宮崎県日南市にある油津商店街へ行ってきました。

なぜ油津商店街に興味を持ったのか?

私はよくTwitterやFacebookから情報を得ることが多いのですが、たまたまこの記事を見たことがきっかけで興味を持ちました。

たった3年でシャッター商店街再生! 市民の熱量を生み出し、戦略的にまちを変えていく、宮崎県日南市「地域再生請負人」の仕掛け
http://greenz.jp/2016/05/31/nichinan_shutter_saisei/

記事を読んで私は3つの思いを抱きました。

・3年間で大きな成長遂げた油津商店街とはどんな場所なのか、自分の目で見てみたい。
・まちに変化を起こした人に会いたい。
・自分のふるさと福知山に何か活かせることはないか確かめたい。

3年間って本当にあっという間じゃないですか。

どうしたら、そんな風に変われるのだろう?と思ったんですよね。

実際に油津商店街に行ってみたよ

今回色んな方のおかげで、今回行きたかった場所であるyottenや油津食堂を作られた株式会社油津応援団の黒田社長と美味しいと有名な直ちゃんラーメンの美人3姉妹の長女である鳥浦哉代さんに案内していただくことが出来ました。

これは本当にありがたい。

遠く離れた宮崎の地で人の繋がりが出来るというのはとても嬉しいです。

株式会社油津応援団
http://www.aburatsu-o.com/company/

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行ってみて感じたことは、まず油津商店街自体は、本当にどこにでもあるような商店街だということ。

yottenや油津食堂など新しい息吹を感じる感じる場所はあるものの、全ての店舗が空いているわけじゃなくて、シャッターが閉まっているお店や古くからやっているお店もありました。

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その町並みは日本各地で見られるものだろうし、福知山でもどこか見覚えのある感じ。

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では、何が他と違うのか??

ますます興味が出てきました。

yottenとあぶらつ食堂

まず最初にyottenというスペースを見させていただきました。

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写真はないのですが、入り口を入って左手に駄菓子屋さんと受付そして右手には子供が遊べるスペースがありました。

子どもたちはやっぱりちょっとしたオモチャがあると1日中と言わずとも何時間もそこで遊べるみたいなんですよね。

なので、おもちゃと絵本があるというだけで子供たちは楽しめるそうです。

そして入り口からちょっと奥のほうに行くと広めのスペースがあり、間仕切りで区切れるようにもなっています。

ここでイベントやライブをしたりもしているそうです。

ちなみに、ここのyottenのとなりのちょっとした庭を挟んだところに、あぶらつ食堂があります。

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このyottenとあぶらつ食堂のデザインデザインについては、コンペ形式で募集し全国から78点の応募があったということでした。

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食堂は6つの店舗が入っていて、それぞれのメニューを楽しむことができるというなかなか面白い試みがなされていました。

私は『和さび』という海鮮が美味しいお店でご飯をいただきましたよ♪

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ちなみに、黒田社長にこの建物のビフォーアフターの写真をいただいたので、掲載させていただきます^^

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油津コンテナガーデン

そして、あぶらつ食堂の真向かいには、コンテナが集まった『油津コンテナガーデン』があります。

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このコンテナーはただコンテナを持ってきただけではなくて、地面にきちんと打ち付けてあるもので、建築法的には「家」になるそうです。

おしゃれなデザインで、所々にグリーンが使ってあるのが良いですね。

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いろんな種類のお店が入っていて、スペース的にもそんなに広すぎるわけではないので、お店を始めたいと思っておられる人には気軽に始められるスペースのように感じました。

Aburatsu Coffee

昔からあったコーヒー屋さんの趣を残し、リノベーションした喫茶店『Aburatsu Coffee』があります。

aburatsu Coffee
https://www.facebook.com/aburatsucoffee

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午後11時にオープンということで私も真っ先に言ったんですが、12時ぐらいには多分恐らく40から50席ほどある店内は満席になっていました。

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お店のメニューはこういう感じでお客さんの一般的なニーズに応えられる感じ。

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私が頼んだのは、『九州パンケーキ』というこの間カンブリア宮殿にも出ていたパンケーキなんですが、みんなが喜ぶフードに加えてデザートまであるので、いつ来ても楽しめる幅広い年齢層の方を対象にしたお店だと感じました。

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電源とWi-Fiも完備とのこと。
これはノマドワーカーにとってすごく嬉しい。

ちなみにビフォーアフターはこちら。

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ちょうど近くのスーパーにもこんな感じでフリーWi-Fiという看板があったんですが、これは羨ましすぎる。。

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田舎って都会に比べて回線が余ってるみたいで、こんなことも出来るようです。

回線を自由に使ってもらい、そこをきっかけに何らかのお金の流れ生み出すというようなことが出来るって良いですよね。

刺激を受けた人たちが集まってくる

あぶらつコーヒーの横には、お豆腐屋さんがあります。

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このお豆腐屋さんは、油津応援団のみなさんの活動を見て刺激を受けられたそうで、自分もここで商売がしたい!ということでやってこられたそうです。

また、この日は閉まってたんですが、東京のIT企業がこの油津商店街に支社を持つというようなことが今進められているようです。

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元々ブティックだった場所を改装されて使われているということでした。

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何かに一生懸命取り組んでいるということを、ちゃんと見てくれている人はいるんですね。

まとめ

油津商店街に滞在したのは短い間でしたが、私がこういう風に商店街のことをいろいろ気にかけるきっかけになった福知山の商店街に活かせる部分もあったりして、参考になる部分が沢山ありました。

やはり福知山に何か拠点を作りたいと思っているので、理想の空間を自分の中で追い求めているわけですが、自分の音楽でも大切にしている『新しいけど、どこか懐かしい』というテイストを大切にしたいという答えに行き着きました。

いま新しく感じるものも、いつか古くなる。

新しいってドキドキするけど、ホッとするまで時間がかかったりとか、そこでホッと出来るとしたら光とか音楽とかインテリアとか、別の何かがうまく作用しあって『ほっ』とするんだと思うんです。

そう思うと、自分の目指すデザインは自ずと見えてくるわけですが、もう少しアウトプットを繰り返してみようと思います。

音楽を創り出すことと、まちを元気にしたいという思いがこんな風にクロスしてくるとは思わなかったなぁ。不思議です。

最後になりましたが、黒田さんには写真をはじめ貴重な資料をいただいたり、アドバイスもいただきました。

『要は誰が腹をくくるか』と仰った言葉が心に残っています。

黒田さん、鳥浦さん、改めてありがとうございました!

腹をくくって頑張りますm(_ _)m

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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