元ニューヨークフィル首席スタンリー・ドラッカー氏のマスタークラスを聴講しました

先日、元ニューヨークフィル首席スタンリー・ドラッカー氏のマスタークラスを聴講してきました。

初めて訪れたクランポンのショールーム。

意外とお家の近くにあって、なんならいつも家〜語学学校に行くまでの通学路にあるのにいままで全然気づいてなかったみたいです。

でも、今回の催しはマスタークラスが行われるのか何なのかよく分からないまま行きました。

なぜならイベントのタイトルが『Rencontre Exceptionnelle avec Stanley Drucker』だったから。

直訳すると、スタンリー・ドラッカー氏との特別なミーティング…

こういう表現が普通なのかもしれませんが、分からなくても行ってみることって結構大事だと思ってて、今回は正に行ってみてよかった!と感じた会でした。

初めて行く会場はいつもドキドキしますね。

開始5分前くらいに行ったときはまだ人も少なかったので前から2列目に座って始まるのを待ちました。

最初に演奏してくださった『Two Dances for Solo Clarinet』の演奏がFBページにアップされていました。

主にオケスタだったんですが、CRR(パリ地方音楽院)の生徒さんが多かったのかな?

吹いておられた曲は次の通り。

・ラヴェル『ボレロ』
・コダーイ『ガランタ舞曲』
・メンデルスゾーン『真夏の夜の夢』
・ベートーヴェン 交響曲第5番『田園』 など

オーケストラのオーディションを受けるときには必ず必要な本『クラリネットのためのオーケストラスタディ集』に掲載されているものですね。

この本をそのまま持ってきていた受講生もいましたが、ほとんどの人がコピーをして持ってきていましたね。

受講された生徒さんの様子はFBで公開されていました。

他にも何人かのレッスンが公開されているので是非興味のある方はご覧になってみてください。

予定されていた2時間で5人くらいの受講したんですが、それでもまだあと4人くらい受講生がいたようで、少し休憩をとって続けることに。

わたしは予定があったので2時間で退席しましたが、今回のイベントは無料で聴講することが出来るし、何よりスタンリー・ドラッカー氏と直接意見を交わせる機会は本当に貴重だと感じました。

スタンリー・ドラッカー氏は、アーティキュレーションやダイナミックも大事だけれど、と前置きした上で次のように仰っていました。

最近美術や音楽を鑑賞していても物事を時代や人物などのカテゴリに分けて、それぞれの視点で見ることの大切さを感じます。

そういう見方を音大生の頃は全くしていなかったのですが、今から思うと本当にもったいなかったなぁって思います。

音楽関係の情報収集の仕方

音大に通っていないわたしは日々音楽の情報を集めるのに必死なんですが、情報を集めているのはFaceBookやメール。

特にFaceBookでパリのクラリネット奏者の人をフォローして、常にタイムラインで先に表示するようにしていると、有益な情報をシェアしていることがあるので、それを見るようにしています。

今回のイベントも、FaceBookで見つけたものです。

例えば、クランポンのショールームのアカウントをフォローしておくとイベント情報などもキャッチすることが出来ますね。

日本にいるときは楽器店でチラシを見たり、団体や演奏者のHPやSNSを見たりして行くコンサートを決めていたので、パリでも基本的には同じようにしています。

まとめ

このクランポンのショールーム、普段から様々な催しをしているようで、大好きなアナット・コーエン(Anat Cohen/イスラエルのジャズ・クラリネット奏者)もクランポンのショールームで演奏していたみたい。

7弦ギターのMarcello Gonçalvesとクラリネットによる40分ほどのコンサート。

オリジナルとブラジル音楽を聴くことが出来ます。

クランポンのショールーム、今回のイベントも無料で聴講できたし、すごく色んなイベントをやってるんですね。

パリではレッスン代も1レッスン1時間で3500円くらいだったり、安い座席を選べば本当に安価に(1000円くらい)でコンサートが鑑賞出来たりと、人々が音楽に触れるのにあまりお金がかからないときが多いんですよね。

もちろん、日本よりも文化に対して助成金がたくさん出ているんでしょうし、音楽を分かちあうことの価値を感じているからこそそうなっているのかもしれませんが。

これからも色々な文化に触れていきたいと思います。

▼スタンリー・ドラッカー氏が演奏しているCDはこちら
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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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