今日はリードの育て方についてブログで伝えられる範囲のことをお伝えしたいと思います。
今回こんな質問をいただきました。
吉田さんのリードを開けてからどうリードを育てていくかの細かな詳細を出来たら写真付きで載せてもらえたら嬉しいです!
写真つきというところがポイントですね。
それではさっそくいってみましょうー!
YouTubeはリードを開封して1日目〜実際に使うまでの様子を動画で紹介しています。
リードを育てるってどういうこと?
昔は『育て方』という言葉に凄く反応していたのですが、今はそれほど意識しなくなったかもしれません。
その思考の変化に一番影響しているのは、リードを削るようになったことが大きいと思います。
リードは削った方がとても精神的に楽になります。
なぜなら、リードの状態に左右されにくくなるから。
私はレッスンで教える生徒さんが中学生や高校生であっても、必ずその削り方を教えるのですが、教えれば必ず出来る方法なんです。
で、これは何にでも言えることなんですが、『その情報を知っている上でそれを選択しない』のと『その情報を知らなくてそれを選択しない』というのは天と地ほどの差があります。
リードの削り方に関しては、興味がない方も、是非その方法は知っていて欲しいなぁと思います。
リードの育て方
さて、私がリードを開封してから使うまでの流れを紹介したいと思います。
ちなみに2016年8月現在、一番よく使用しているセッティングはB40のマウスピースに石森管楽器のウッドストーンリガチャー総銀製を合わせることが多いです。
ウッドストーンリガチャー
http://www.ishimori-online.jp/product-list/134
※マウスピースやリガチャーは個体差がありますので、必ず試奏して買いましょう。
①リードを選ぶ
私が使っているのはダダリオのレゼルブクラシックの3.5です。
(ドリームリードのレゼルヴクラシック3.5が個人的には凄く好きです。)
削るとだいたい3くらいの厚さになるのですが、厚めの材の方が材自体の密度が高いので、3.5を削るようにしています。
リコ→ダダリオになってから材が少し厚くなったような気がしますが。。
シックブランクを買うときもあります。
バンドーレンもリードケースに必ず入れていますが、トラディショナルを買うことが多いです。
ちなみにリード選びに困っている方はこちらの記事も是非参考にしてみてください。
②リードを開封する
買ってすぐに開封します。
開封までの期間は特に気にしていません。
③リードを削る
リードを削る時に『もう少し削りたい!』という欲が出るものですが、そこはグッと我慢して翌日に持ち越します。
④数日間かけてリードを削っていく
どれだけ削るかというのは本当に個体差があるため厳密には決めていません。
⑤リードの変化をみながら、新しいリードも削る
毎日少しずつ様子を見て対応するのみです。。
⑥ローテーションさせる
私がいつも持ち歩いているリードケースは2つあるので、ステッカーやシールを貼って、どっちがどっちか分かるようにしています。
ローテンションは、右側に一番使えるものを、左側に新しいものを入れています。
保管方法
リードの保管にはジップロックを使います。
普通にスーパーで売ってるこれです。
ジッパーが付いている方が開封が楽なのでオススメです。
あと、衝撃に対する強度が凄い。
昔は100均のものを使っていましたが、ダメになるのが早いのでジップロックをオススメします。
もし余った場合は魚などを冷凍するのに使えばいいですから。
また、Lサイズだと2個リードケースを入れてもこんな感じですっぽりと納まります。
一緒にクリーニングペーパーを入れているのは、ここに入れておけば絶対に忘れないから。
(つまりよく何処に入れたか分からなくなるのです。。。)
一緒に入れているのは乾燥防止剤です。
乾燥防止剤の購入についてはこちらの記事にも少し書いているので是非ごらんください。
まとめ
私がリードを買ってから使用するまでに気をつけているのは、次の3点です。
- リードをいかに自分が吹きやすい状態に削るか
- 湿度管理が出来る場所で保管する
- 本番や練習の頻度も考慮してローテンションさせる
ぜひ心がけてみてくださいね!
また、リードの管理方法は本当に人によって違います。
わたしがロマン・ギュイオ先生に教えていただいたリードの管理方法についてもぜひ参考にしてみてください。