ティーニュの講習会に行ったときにレッスンを受講したロマン・ギュイオ先生がリードの管理方法を教えてくださいました。
ギュイオ先生はダダリオのリードケースを使っておられました。
このリードケースのいいところは、湿度調整パックを入れられるところですよね。
湿度調整パックというのはこちらの商品です。
これはセットになっているんですが、1個200円以下です。
先に挙げたリードケースの製造元であるダダリオもこのような湿度調整パックを販売しているのですが、こちらは中身は一緒なのですが、かなり割高になっています。
1個で800円くらいしちゃうんですよね。。
ちなみに、湿度調整パックは水分を吸い込んだり、排出したりして調整しながら密閉空間の湿度を指定のパーセンテージになるように調整してくれます。
もし湿度調整パックがカラカラの状態になった場合は、お水に浸しておけば元に戻ります。
それでも何度もなんども使用していると少しパッケージが劣化してくるので「限界かな」と思ったら交換するようにしてください。
わたしの保管の仕方
わたしはリードをこんな風に保管しています。
使用しているのはジップロックなどの真空パック。
その中にたくさん枚数が入るリードケースと6枚だけリードが入るもの、2種類を使っています。
6枚入る方は本番用のリードを入れています。
フランスはとっても湿度が低く、乾燥しています。
例えば真空パック+湿度調整パックに入れていなければ湿度は40度程だったりするのです。
やはりすぐにリードを吹ける湿度は72度などが適しているため、真空パックの中にこの湿度計を入れていまどれくらいの湿度になっているのかを確認して使うようにしています。
湿度調整パックを使っていても湿度はどんどん変わっていくので、その変化が分かるようにした方がよいと思っています。
真空パックに入れているものを取り出してみるとこんな感じになります。
湿度調整パックつきのリードケースに入っているのは新しいリードじゃないよね?
わたしはティーニュの講習会でギュイオ先生に『この(湿度調整パックつきの)リードケースに入っているのは新しいリードじゃないよね?』と言われました。
実際、リードケースに入っていたのは良いと思った普段から使っているV21の3番のリードと、ティーニュ用に用意していてティーニュに来てから開けた2半のリード=新しいリードが入っていたのですが、それは良くないと仰ったのです。
ギュイオ先生は1週間ほど調整し、良いと思ったリードだけ湿度調整パックつきのリードケースに入れるようにと仰っていました。
リードケースに入れるまで・・
つまり、箱からリードを出して1週間はこの湿度調整パックつきのリードケースは使用せず、1日に10分ほど吹きながら毎日リードを慣らしていくようにと仰ったのです。
ティーニュにいる間は色々試行錯誤しながらリードの状態を管理して、リードの状態に関してはいつも結構褒めていただいたのですが、他にもギュイオ先生がリードを調整するにおいてこだわっておられるポイントがいくつかあったので、さっそく試しています。
すると、全然リードの状態が違うんですよね。
ブログでは全てシェアすることは出来ないのですが、ぜひ気になった方は実際にレッスンを受けたりした時にそのこだわりを聞いてみてくださいね。
ちなみに、ロマン・ギュイオ先生は、日本ではBCJクラリネット・アカデミー 2018(旧欧日音楽講座)で教えておられることがあります。
また、わたしが先日参加したティーニュでの音楽講習会でもレッスンを受講することが出来ますので、興味がある方はぜひそれぞれチェックしてみてください。