楽器の鳴り方に違和感を感じたときの応急処置

楽器の状態は、日々どんどん変わって行きます。

わたしは楽器の調整をしてからだいたい20〜30日で次の調整に持っていくのですが、いまパリに住んでいることもあり2ヶ月に1度の調整になるときは、スイングチップを使って楽器のバランスをとるようにしています。

スイングチップは以前こちらの記事でも紹介しているので、知らない人はぜひ読んでみてください。

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先日、A管を吹いているとすこしバランスが狂っているように感じたので、上管の上の部分とベルの部分にスイングチップを貼ってみました。

スイングチップは材質によって効果が変わるんですが、シルバーよりも、ゴールドの方が吹奏感や音色に影響が出ます。

また、クラリネットは吹き口に近い方が影響力があるのですが、今回はいろいろ試してみた結果、ゴールドは上に、シルバーは下に、それぞれの位置に貼るといちばんわたしにぴったりの吹奏感に合いました。

もちろんこれは応急処置です。

本当なら、楽器を調整してもらう=今回の感じだと楽器全体のバランスをとってもらうのが一番です。

ただ、それがなかなか難しい場合は、スイングチップを持っておいて対応するというのがおすすめです。

持っておいて絶対損はないし、バスクラなどの大きな楽器にも使えるので、ぜひ試してみてください。

ちなみにわたしが使っているマウスピースパッチも音色や吹奏感に変化があります。

気になった人はこちらをチェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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