クラリネットを吹くときの正しい舌の位置は?

クラリネット吹いているとき、あなたの舌はどこにありますか?

わたしのYouTubeチャンネルのコメント欄で、こんな質問をいただきました。

楽器歴6年の中学二年生です部活でパートのみんなで「吹いている最中、舌の位置がどこにあるか」の話題になりました。私は下唇の裏に舌先がついています。(下の歯が舌の裏についている) 舌の位置はどこにあるのが正解なのでしょうか?

[chat face=”hiyoko2.png” name=”ひよこ” align=”left” border=”none” bg=”blue” style=””]クラリネットを吹いているとき、舌ってどこの位置にあるのが正解なのかな?[/chat]

[chat face=”sawamaru-2.png” name=”さわこ” align=”right” border=”none” bg=”red” style=””]舌の位置・・!?か、考えたことがなかった・・[/chat]

質問を読んで『そういえば演奏してる時の舌の位置ってどこにあるんだっけ?』と思いながら楽器を吹いてみました。

確認してみると無意識に舌の位置を動かしていたことが分かりました。

ブログの内容を動画でみたい人はこちらからご覧ください。

目次

なぜ舌の位置を意識していなかったのか?

まず、わたしはなぜ舌の位置を意識していなかったのか?ということについて考えてみました。

結論としては、どの位置に舌があるときにどんな音がするのか?ということが既に分かっているため、無意識に位置を動かしているということでした。

実際に何か一つの音を長めに発音してみたときに、舌の位置を変えると音程が変わるように、クラリネットを吹いているときも舌の位置を変えると音程・そして音色も変わります。

人によって舌の長さが違うのに絶対舌がここにないといけない!という位置はあるのか?

舌の長さって、個人差があるんですよね。

なので、人によって舌の長さが違うのに『舌の位置がこの位置にあるからダメ』『喉がこれくらい開いたらダメ』と決めてしまうのは少し危険だと考えています。

クラリネットを吹くためにはリードを振動させる必要があるので、その振動を妨げない場所に舌を置く必要があるのですが、私の場合は絶対ここになきゃいけない!というのは決めていなくて、音程や音色を変えたいときに無意識で変えていました。

ジャズを演奏する時は舌の位置を変えています

ちなみに、わたしはクラシックもジャズも演奏するのですが、ジャズを演奏しているときはクラシックを演奏するときよりも舌の位置を下げていることが多いです。

それは『こういう音色で吹きたい』と考えている音のイメージが全く違うし、わたしがジャズを演奏しているときに出したい音を出すためには、舌の位置を下げる(少し喉を開ける)方が良いと考えているためです。

まず自分の出したい音色を持つことが大事

自分の出したい音がないのに『舌の位置は絶対ここじゃないとだめ』と思っていると、舌の位置にとらわれすぎてしまうのでは?と思います。

それよりも、まずは『こんな音が出したい』というイメージを持つことを大事にしてほしいです。

舌の位置がどこにあるときにどんな音がするのか?音色や音程はどんな風に変化するのか?いろいろ試してみられるのも良いですね。

さいごに

今回質問をいただいたことで、これまで無意識で調整していたクラリネットを演奏している時の舌の位置について考えることができました。

これからも皆さんからの質問に答えていけたらと思いますので、YouTubeチャンネルのコメント欄に気軽にコメントくださいね。

吉田佐和子YouTubeチャンネル

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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