こんにちは、吉田佐和子です。
楽器の練習時間をたくさん確保したいんだけど、なかなかそんな時間がない!
って人いませんか??
社会人の人はもちろん、吹奏楽部に入っている人でも、自分のやりたい練習に時間を割けない人も多いはず。
少ない時間でも、ちゃんと成長出来たら嬉しいですよね!
きょうは私が実際に行っている短時間しか時間がとれないときの練習方法をご紹介します。
短時間ってどれくらい必要なの?
今回ご紹介する楽器練習方法に最低必要な時間は30分です。
楽器に触れる時間が、30分より短い日やもっと長い日もあっていいのですが、24時間のうち30分をどこかで確保しましょう。
時間を確保する際におすすめなのはこの2つの方法です。
1.誰にも邪魔されないようにあらかじめ時間を確保すること
2.無意識に過ごしている時間や、優先度が低い時間を減らすこと
他にもあなたなりに時間を確保できる方法を探ってみてくださいね。
用意してほしいものは2つ
この練習方法を実践するために必要なものはたった2つです。
①スマホ
1日の練習のまとめとして、演奏を録音するために使います。
②ノートまたは日記
録音を聞いた感想や明日がんばりたい内容を書くために使います。
スマホのノート機能やダイアリー機能の方が使っていて気分がアガる!という場合はそちらをつかいましょう。
必ず揃えてから始めてくださいね。
30分のメニュー内容
わたしがおすすめする30分のメニューを紹介します。
①ロングトーン 10分
②曲練習 17分
③録音 3分
——ここまでで30分——
④記録する
ロングトーン10分の部分は、他の練習に変えてもらっても構いません。
その練習があなたに何をもたらすのか?それがあなたにとって一番必要なのか?ということを考えてみてください。
あなたに一番必要だと思う練習が『曲練習』であれば、いきなり曲練習でも構いません。
①ロングトーン 10分
その日のコンディションを確認し、唇の状態などを安定させるためにロングトーンを行いましょう。
その際に、チューナー&メトロノームを使って音程とリズム感も鍛えましょう。
私が使ってるのはこちら。
最近は録音機能つきのチューナーもありますね。
わたしはチューナーメトロノームを2台使って、1台はチューナーだけ、2台目は♩=120のテンポで16分音符を鳴らしながらロングトーンをすることで、音程とリズムをチェックするようにしています。
②曲練習 17分
ここの曲練習では、やみくもに全体を通したりするのではなく、そのとき一番取り組まなければいけないことに取り組みましょう。
短い時間で取り組めることは限られているので、4小節くらいのフレーズを1つ〜3つ選び、その部分をあらゆる方法で練習するのがおすすめです。
・音程に気をくばる練習
楽譜をゆっくり吹きながら、すべての音程を確認していきます。
ゆっくりのテンポで音程に気をくばる練習が出来れば、速いテンポにしたときも自然と気を配ることができるようになります。
・音階の練習
曲にはいろんな音階が使われています。
音階の練習方法には色々ありますが、わたしがおすすめしたいのは、音階を逆から演奏すること。
たとえば、上行形の音階が使われている部分は、その音階を下行形で吹いてみてください。
下行形の音階が使われている部分は、その音階を上行形で吹いてみてくださいね。
これをすることによって、音階を吹くときに一番適してる指の運び方が身につきます。
上行形は吹きやすいけど、下行形は吹きにくい。。。という人はぜひ試してみてください。
・連符の練習
例えば、6連符の練習をしているときは、チューナーで3連符を鳴らして練習したり、8分音符を鳴らして練習したりします。
それぞれのフレーズを最小単位まで細分化してみると、色んな発見があって面白いですよ。
③録音 3分
その日の練習のまとめとして、練習したフレーズを演奏して、それをスマホで録音しましょう。
トライするのは1回〜3回まで。
3回やっても出来なかった部分は、明日以降の課題にしましょう。
録音したものはそのままスピーカーで再生して聞いてもいいのですが、イヤホンで聞いた方が音が良いので、どちらも聞き比べてみるといいですね。
④記録する
録音を聞きながら、感想を書いていきましょう。
そのときに、自分が読んで気分がアガるように書くことがとても大事です。
読んだときにテンションが下がるような書き方をしてしまうと、自分のモチベーションが下がるだけだし、次に読むのが嫌になりませんか?
ハッピーな気持ちで取り組む=精神的に健康的な状態で取り組んだ方が継続できますよ♪
実際にわたしがメモした内容はこんな感じです。
・6連符もっと均等になると聞きやすくなりそう^^
・高音ファソの音程合ってるか研究→嫌々吹かない
・最後の音うねらない
・全体的に精度も上がり、丁寧に吹けてきたね!
・6連符あとの音階の最後の部分、息の方向性
自分が読んでネガティブな気持ちにならないように課題を書いたり、少し気分が落ち込みがちな日は自分を褒めています。
感想を記録する際に、お気に入りのペンや色を使ったり、イラストやマークを交えてみるのもいいですね。
何より、記録したページを見たい!と思える方が、絶対継続出来ますから。
継続して取り組むための目標設定の仕方
継続して何かを行うのがなかなか難しいときもあるかもしれません。
そういうときは、目標設定の方法を工夫してみるといいですよ♪
わたしは、2つの目標をセットにして取り組むようにしています。
①楽器を組み立てる
②練習する
①は必ず達成出来る目標を設定します。
もし『楽器を組み立てる』を目標にしていたら、せっかく組み立てたんだし、やるか。って気持ちになります。
必ず達成できる目標+取り組みたい目標をセットにして取り組むのがポイントです。
未来のことを考えて練習に取り組もう
もし楽器を組み立てる前から気分がのらない人は、練習を終えた後の達成感や、楽器を吹いたときに感じるワクワク感だけをイメージしてみてください。
きっと練習に取り組みたくなるはずです。
何かに取り組むことが億劫になるときは、だいたいネガティブなことを考えているときです。
先のことを考える=起こるかわからない不安なことや嫌なことを想像してしまうことは、自分の行動を止めてしまうので、やめましょうね。
それよりも未来のことを考える=希望する未来や、望む未来のことを考えて行動しましょう。
自分自身、よく先のことを考えて不安になって動けないことがたくさんありましたが、いまは自分の未来のために色んな行動が出来るようになりました。
先のことを考えて動けないときは、未来のことを考えましょう。
3日坊主になってもまたやればいい
取り組み始めたときに、3日坊主になってしまうこともあるでしょう。
でも、それでいいんです。
課題が発生する=成長するチャンスです。
『どうしたら継続して取り組めるか?自分は本当に継続して取り組みたいのか?』
と自問自答してみましょう。
体調不良や急な予定のせいで取り組めないときは仕方ないのですが、30分という時間は工夫次第で確保出来るはずです。
わたしは、もし3日坊主になってしまっても、そんな自分をあまり責めずに、また頑張りたいと思っている自分を褒めてあげたり、感想のコメントをモチベーションが上がるように工夫しています。
その時間を確保したい!と思えるようにモチベーションが保てる考え方や、取り組む環境を整えてあげましょう。
まとめ
自分が成長出来る練習方法というのは人それぞれ違いますが、現状を把握し、課題に継続して取り組むことこそが大事です。
そして、そのときにどうしたら自分が機嫌よく練習できるか?とうことを知ることが継続の鍵を握っています。。
『何でこんなことも出来ないんだろう。いつになったらもっとうまくなるんだろう』
と考えて不安になってしまうこともあるかもしれません。
でも、楽器をうまくなるために必要なのは、現状を嘆くことではなく、現状を変えてくために行動することです。
確かに、何かが出来ない自分はあまり好きになれないかもしれませんが「もっと楽器が吹けるようになりたい!と思って練習しているときの自分」って、わたしは結構好きなんですよね。
課題に感じていることに対して行動することこそが、不安を解消してくれます。
短時間でも成長出来る練習法、ぜひ試してみてくださいね。
あなたのチャレンジを応援しています!
それではまたー!