バスクラリネットのエンドピンで音が変わる!

バスクラリネットのエンドピンを変えるだけで大きくサウンドが変わるって知ってますか?

バスクラリネットには以下の2つの種類があります。

・最低音が記譜音のB♭まで出るB♭管(ロング管)
・最低音が記譜音のE♭まで出るE♭管(ショート管)

よく「ロング」と「ショート」と略してみんな言ってたりしますね。

バスクラリネットの音色を変えたいときにリードやマウスピースなど口元に近い部分を変えるのもとても効果的なんですが、エンドピンを変えることでも吹奏感と音色に大きな変化があります。

わたしの持っているエンドピン

今、わたしの手元にあるエンドピンは4種類あります。

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左から、アルミ、真鍮に金メッキ(下はゴム)、真鍮に金メッキ(下は木)、付属品。

下の丸い部分は全て取り外し可能で、それを着脱するだけでも音は変わります。

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床の材質や、会場の響きでも音色や吹奏感が変わるので、本番があるときは一応全部持っていきます。

アルミは軽い吹奏感。体調が悪くてあまり重たいセッティングで吹けないとき、床とのバランスがよければこの子に頼るときもあります。

真鍮に金メッキはしっかりと華やかなサウンドです。

下がゴムのものを使うときが多いです。下が木のものは、一応持ってますが使う頻度は低め。

付属品のエンドピンも使うことが多くて、この楽器にとって一番素直なサウンドが出るように感じています。

アルミの吹奏感は「軽い」、真鍮金メッキの吹奏感は「重い」のですが、この付属品のエンドピンをつけたときの吹奏感を基準に感じる吹奏感です。

ちなみに、私が持っているバスクラリネットは、セルマーのプリヴィレッジという楽器です。

B♭管クラリネットと吹き心地がにていて持ち変えをする時もストレスが殆どありません。

バスクラを練習するってB♭管が下手になる?!

よく吹奏楽部の指導にいくとバスクラをするとB♭管が下手になるという謎の話を聞きます。

吹奏楽部でバスクラリネットと普通のB♭管クラリネットを持ち替えする子もいると思いますが、特殊管をすると、B♭管も上手くなりますよ。

なぜなら、バスクラを吹くと喉をしっかり開けて息を吐けるようになるし、楽器の響きもダイレクトに掴みやすくなるからです。

また、クラリネットは旋律楽器なので、旋律ばっかり吹いてると伴奏の気持ちがなかなか分からない…!ということにもなりかねません。

旋律と伴奏、どちらも経験することによって双方に良い効果があるのです。

最近、時間があるときはまずバスクラでロングトーンをしてからB♭管を吹くようにしています。

すると、B♭管を吹くのがすごーく楽に感じます。

まとめ

最近はバスクラリネットコンクールも開催されるようになりましたが、バスクラリネットは、これからまだまだ進化の余地がある、伸び代部分が多い楽器です。

エンドピンの種類もどんどん増えてるので、ぜひ色々と試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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