夏に音楽家限定のオンラインサロンを期間限定で作ろうと思い立ちました。
決めたのは、夏に行ったブログを3週間更新し続ける『3週間ブログ更新チャレンジ』をやっていたときでした。
ブログの書き方やそれの広め方について、いくらかアドバイス出来る部分がある。
そして、それは相手に喜んでもらえることでもあり、相手がまた別の人とつながっていくことが出来るきっかけになると強く実感したからでした。
あの体験がなければ、わたしはオンラインサロンをやっていなかったと思うし、どう考えても1人じゃ運営出来なかった気がします。
一緒に主宰してくれたホルン奏者のごんざゆういちさんがいてくれたからこそ、この年末までやり遂げることが出来ました。
オンラインサロンとはどんなものか?
オンラインサロンという言葉は、音楽界ではまだまだ新鮮な、活用している人が少ない界隈ですが、一般社会では様々な人が有名人や一般人に関わらずオンライン上で部屋をもち、目的を同じくした仲間と集まって切磋琢磨している場所です。
もちろん、メンバーになったからといって自然にやる気がみなぎってくるわけじゃないので、モチベーションは自分で保たなければなりません。
これはサロンメンバーを募集する際にも書いたのですが、メンバーのみんながトライ&エラーをする中でサポートすることは出来ても、最終的に行動を起こすのはメンバー自身。
音楽家があまり積極的にネットを利用しないのは「前例がない」から。使ってどうなるかが分からないから踏み出しにくい。だから今例えば「発信しよう!」と思っている人がいればそれだけでも何歩も進んでいる。そういう仲間がオンラインサロンにはたくさんいる。#音楽家のためのオンラインサロン
— 権左 勇一 (@Gonza_Yuichi) 2017年8月29日
特に夏よりも秋、冬に向けて仕事が忙しくなる音楽業界。
仕事とのバランスをうまくとれない人もいたのは確かです。
ただ、コツコツと発信を続けていたメンバーたちが、最後になって次々と成果となるようなことが起こったのを見て、半年間オンラインサロンをやってきて、本当に良かったなぁと思いました。
音楽家のためのオンラインサロンに入って1ヵ月がたちました。
私がどのように活用しているのかをまとめています!
できるだけわかりやすく!を心がけたので、入ろうか迷っている人に読んでほしいです✨#音楽家のためのオンラインサロンhttps://t.co/U0P6ZgB3xr
— 三浦こと美 Clarinet (@kotoclarinet) 2017年8月31日
なんとありがたいお言葉です😭
・ブログをWordpressへ移行したのが去年の11月
・twitter再開したのが去年の12月
・LINE@開設が今年の8月
なのですが、嬉しいことや勉強になること、日々に活かせることが増えています。期間限定(12月まで)の #音楽家オンラインサロン に大変お世話になっています! https://t.co/Smpwav681e— 崔理英 / Rie Sai (@smomopiano) 2017年11月24日
継続して取り組んだ人が報われる社会へ
コツコツ続けてきた人が、報われる社会になりつつある。
最近わたしは本当にそう思います。
発信をしていると、いろんなことが分かります。
無理をして自分を作っても、何にもならないということ。
本心から言ってないこと、やってないことはなかなか形にならなかったり、無理が出てくること。
目に見える成果が継続してなくても、取り組みをずっと見てくれてる人は必ずいて、あるとき急に嬉しい言葉をかけてくれたり、演奏会に足を運んでくれることがあること。
正しいことをやってる人、自分の信じる道を突き進む人が報われてほしい。
そんな思いを後押しされたような気がしました。
これは最近流行りのサービスでいうとSHOWROOMが再現していると思います。
もちろんSHOWROOMだけに限った話ではないですが、音楽家が何らかのコンテンツを持ち継続して試行錯誤を続けながら発信をすることは、これからもすごく大切なことだと考えています。
同じ思いを持っている人は必ずいる
オンラインサロンをやってみて良かったなぁ、と思ったことの1つに『悩みが共有できる』ということがありました。
・お客様への対応
・TwitterやFaceBookの使い分け
・読みやすいブログの書き方
・大学卒業1年目の失敗
などなど、挙げるとキリがありませんが、毎月1回から2回行っていた動画配信では『あ〜わかる!』と思わず頷きたくなるような悩みが毎回たくさんありました。
みんな、同じようなことで悩んでるし、それをすでに経験した人から話を聞くことで、その悩みが一気にクリアになったりするんですよね。
主宰者のごんざさんも言ってたけど、これには本当に共感。
いろんなとこでつまずいたり悩んだりしたときに、相談できる場所があるってなんか安心するなあ。どさくさに紛れて主宰者側なのに質問させてもらったり…( ´∀`)
#音楽家オンラインサロン— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2017年9月13日
そういう『場』が作れたのはとても嬉しかったし、逆に変にギスギスした関係の中ではこんな悩み相談大会みたいなこと出来ないなって思いました。
オンラインサロン最後の動画配信はすごく盛り上がって『まだ続けてほしい』『さみしいな..』という声もいただきました。
動画配信、気付いたら2時間も経っててびっくり!👀でも最後が一番盛り上がったなぁ。発信を継続したことで起こった良い変化を聞けたのは凄く嬉しかった☺️✨ #音楽家のためのオンラインサロン
— 吉田佐和子 (@sawaclarinet) 2017年12月29日
#音楽家のためのオンラインサロン 内でのトークめっちゃ盛り上がってて楽しい。楽器も年齢もみんな違うし、日本・フランス・ドイツと国を越えてもリアルタイムでわいわいできるってほんと素敵な時代。
— ごんざ ゆういち (@Gonja_19) 2017年12月29日
あっという間の2時間!国内外にいる同世代の音楽家たちと画面越しに顔見ながら色んな話ができるのは楽しいや。 #音楽家のためのオンラインサロン
— 井口 信之輔/コントラバス (@igu_shin) 2017年12月29日
最後の動画配信 楽しかった。あと2日で終わってしまうのか…さみしい…ここはぜひ#音楽家のためのオンラインサロン 2nd seasonを… https://t.co/xNdjkKbkqB
— 加藤綾子 (@akvnimp) 2017年12月29日
佐和子さんにそう言っていただけるなんて…私もしかして結構イケてる?←
パソコン越しのおかげで、地声低いのがばれずにすみました笑
最後の最後で動画配信、参加できてよかったです!とても楽しかった!
最後なのが寂しすぎます…— AliceUehara上原ありす🎻ドイツ (@us_26A96_gi) 2017年12月29日
これは主催者として本当に嬉しかったです。
状況に応じて時間の使い方や集中力を変化させる
音楽家が発信をする上で間違えてはいけないと思うのは『何が一番というのはない』ということです。
・演奏が一番大事
・発信が一番大事
・人間関係が一番大事
『一番』とつけたがる人もいると思いますが、わたしは全部大事だと考えています。
時と場合によって時間の使い方や集中度が違うだけで、全部大切だよって。
例えば、昔は演奏「だけ」していれば良かったのかもしれません。
でも今はそうじゃないですよね。
特に若い世代のWEBとの関係性の変化にはわたし自身もついていけてないところがある気がしています。
この1年でSNS上で本当にたくさんの演奏動画を見るようになった。確実に時代は変わってるけど『プロになりたいなら未熟な演奏をアップするよりも練習するべきだ』と言っちゃうような人は、若い子たちとwebの距離感を全然分かってないしこれからそれが当たり前になってくのにも気付いてない。
— 吉田佐和子 (@sawaclarinet) 2017年12月30日
若い世代の子たちは、わたしたちの世代がテレビを見ていたような感じでYouTubeを見ています。
動画から得ている情報量が圧倒的に多い。
今は数学や社会、英語だって色んな教科の勉強も動画で出来るし、どんどん状況が変わってきてるのです。
そんな中で、何か1つだけを大切にして変に固執してしまう方が、その人自身の可能性を止めてしまうような気がするのです。
もちろん、何かに没頭することは大事です。
わたしも、これからもっと演奏力を高めるために時間を使っていく=没頭するだろうから、発信の頻度がガクッと落ちることもあると思います。
でも、そういうときに『発信はもうゼロにする!』と0か100で考えるんじゃなくて、状況に応じて時間の使い方や集中力を変化させてそれぞれを継続させてほしいと思います。
最後に
オンラインサロンをつくる!と決めたときに、周りが全然そういうことをやっていないので、ドキドキしていました。
でも、やり始めてみると凄く楽しくなって、変なドキドキや不安はなくなりました。
そして、今日オンラインサロン最終日を迎えて、思ったように取り組めた人も、思ったように取り組めなかった人も、色んな人と出会えて少しでも関われたことが良かったなぁって思います。
やりきれなかったからダメとかは全然思わなくて、何か行動を起こそうとしたその気持ちを大事にして、これからもまた頑張っていってほしいなって。
関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました。
音楽家のためのオンラインサロンでの活動が、何か1つでも今後の音楽活動に役立つなら、わたしはとても嬉しいです。