音楽家のためのオンラインサロンを運営して感じたこと

夏に音楽家限定のオンラインサロンを期間限定で作ろうと思い立ちました。

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決めたのは、夏に行ったブログを3週間更新し続ける『3週間ブログ更新チャレンジ』をやっていたときでした。

ブログの書き方やそれの広め方について、いくらかアドバイス出来る部分がある。

そして、それは相手に喜んでもらえることでもあり、相手がまた別の人とつながっていくことが出来るきっかけになると強く実感したからでした。

あの体験がなければ、わたしはオンラインサロンをやっていなかったと思うし、どう考えても1人じゃ運営出来なかった気がします。

一緒に主宰してくれたホルン奏者のごんざゆういちさんがいてくれたからこそ、この年末までやり遂げることが出来ました。

オンラインサロンとはどんなものか?

オンラインサロンという言葉は、音楽界ではまだまだ新鮮な、活用している人が少ない界隈ですが、一般社会では様々な人が有名人や一般人に関わらずオンライン上で部屋をもち、目的を同じくした仲間と集まって切磋琢磨している場所です。

もちろん、メンバーになったからといって自然にやる気がみなぎってくるわけじゃないので、モチベーションは自分で保たなければなりません。

これはサロンメンバーを募集する際にも書いたのですが、メンバーのみんながトライ&エラーをする中でサポートすることは出来ても、最終的に行動を起こすのはメンバー自身。

特に夏よりも秋、冬に向けて仕事が忙しくなる音楽業界。

仕事とのバランスをうまくとれない人もいたのは確かです。

ただ、コツコツと発信を続けていたメンバーたちが、最後になって次々と成果となるようなことが起こったのを見て、半年間オンラインサロンをやってきて、本当に良かったなぁと思いました。

継続して取り組んだ人が報われる社会へ

コツコツ続けてきた人が、報われる社会になりつつある。

最近わたしは本当にそう思います。

発信をしていると、いろんなことが分かります。

無理をして自分を作っても、何にもならないということ。

本心から言ってないこと、やってないことはなかなか形にならなかったり、無理が出てくること。

目に見える成果が継続してなくても、取り組みをずっと見てくれてる人は必ずいて、あるとき急に嬉しい言葉をかけてくれたり、演奏会に足を運んでくれることがあること。

正しいことをやってる人、自分の信じる道を突き進む人が報われてほしい。

そんな思いを後押しされたような気がしました。

これは最近流行りのサービスでいうとSHOWROOMが再現していると思います。

吉田佐和子オフィシャルサイト
404: ページが見つかりませんでした | 吉田佐和子オフィシャルサイト

もちろんSHOWROOMだけに限った話ではないですが、音楽家が何らかのコンテンツを持ち継続して試行錯誤を続けながら発信をすることは、これからもすごく大切なことだと考えています。

同じ思いを持っている人は必ずいる

オンラインサロンをやってみて良かったなぁ、と思ったことの1つに『悩みが共有できる』ということがありました。

・お客様への対応
・TwitterやFaceBookの使い分け
・読みやすいブログの書き方
・大学卒業1年目の失敗

などなど、挙げるとキリがありませんが、毎月1回から2回行っていた動画配信では『あ〜わかる!』と思わず頷きたくなるような悩みが毎回たくさんありました。

みんな、同じようなことで悩んでるし、それをすでに経験した人から話を聞くことで、その悩みが一気にクリアになったりするんですよね。

主宰者のごんざさんも言ってたけど、これには本当に共感。

そういう『場』が作れたのはとても嬉しかったし、逆に変にギスギスした関係の中ではこんな悩み相談大会みたいなこと出来ないなって思いました。

オンラインサロン最後の動画配信はすごく盛り上がって『まだ続けてほしい』『さみしいな..』という声もいただきました。

これは主催者として本当に嬉しかったです。

状況に応じて時間の使い方や集中力を変化させる

音楽家が発信をする上で間違えてはいけないと思うのは『何が一番というのはない』ということです。

・演奏が一番大事
・発信が一番大事
・人間関係が一番大事

『一番』とつけたがる人もいると思いますが、わたしは全部大事だと考えています。

時と場合によって時間の使い方や集中度が違うだけで、全部大切だよって。

例えば、昔は演奏「だけ」していれば良かったのかもしれません。

でも今はそうじゃないですよね。

特に若い世代のWEBとの関係性の変化にはわたし自身もついていけてないところがある気がしています。

若い世代の子たちは、わたしたちの世代がテレビを見ていたような感じでYouTubeを見ています。

動画から得ている情報量が圧倒的に多い。

今は数学や社会、英語だって色んな教科の勉強も動画で出来るし、どんどん状況が変わってきてるのです。

そんな中で、何か1つだけを大切にして変に固執してしまう方が、その人自身の可能性を止めてしまうような気がするのです。

もちろん、何かに没頭することは大事です。

わたしも、これからもっと演奏力を高めるために時間を使っていく=没頭するだろうから、発信の頻度がガクッと落ちることもあると思います。

でも、そういうときに『発信はもうゼロにする!』と0か100で考えるんじゃなくて、状況に応じて時間の使い方や集中力を変化させてそれぞれを継続させてほしいと思います。

最後に

オンラインサロンをつくる!と決めたときに、周りが全然そういうことをやっていないので、ドキドキしていました。

でも、やり始めてみると凄く楽しくなって、変なドキドキや不安はなくなりました。

そして、今日オンラインサロン最終日を迎えて、思ったように取り組めた人も、思ったように取り組めなかった人も、色んな人と出会えて少しでも関われたことが良かったなぁって思います。

やりきれなかったからダメとかは全然思わなくて、何か行動を起こそうとしたその気持ちを大事にして、これからもまた頑張っていってほしいなって。

関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました。

音楽家のためのオンラインサロンでの活動が、何か1つでも今後の音楽活動に役立つなら、わたしはとても嬉しいです。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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