ブサイクで音楽業界でやっていく自信がなくなってきた方への答え

こんな質問をいただきました。

音楽業界でやっていくために必要なのはどんなことなのか?

これっていろんな人が考えることだと思うんですが、わたしはこんな風に考えています。

顔はぶさいくでもかわいくても関係ない

結論からいうと、顔のかわいさは音楽業界でやっていけるかどうか?ということに関係ないです。

かわいくても、音楽業界でやっていけない人はたくさんいるし、逆にかわいくない人でも音楽業界でやっていける人もたくさんいます。

「かわいさ」の基準は人それぞれだと思うんですが、そもそもわたしは女性はみんなかわいいと思ってます。

みんなそれぞれキラッと輝いてるところが違うだけだなぁと。

かわいい人は輝いてるし、輝いてる人はかわいい。

そして、輝いて見える人とそうでない人との違いは、自分の良さを見つけられているかどうかの違いだなって。

また、自分の良さをわかってる人に共通してるのはコンプレックスともちゃんと向き合っているということ。

もし顔の全パーツが嫌いでどうしようもないというときは、その中でも一番好きだと思うパーツの良さがもっと引き出せるようなメイクを考えてみてください。

どこかを良くすると、その基準に他の部分も合わせたくなってくるのが人間です。

どこかを愛せると、全体も愛せるようになってくるはずです。

ほんとうに「自信」って必要?

質問者さんは『正直な話ブサイクで音楽業界でやって行く自信がなくなってきました』と書いておられるんですが、そもそもわたしは「自信」ってそんなに必要なのかなぁ?と思っています。

例えば「音楽で食べてくの大変じゃない?そんなんでやっていけるの?」と言う人がいたとしても、それを必ず聞かなければいけないわけではありませんよね。

それは他人が言うことだし、どう生きるかは自分の価値観で決めたらいいことです。

心配したり、音楽と生きていることを妬んで言っているだけで、本気で音楽活動をやめなさい、って言う人はあまりいないんじゃないでしょうか。

あなたが音楽業界でやっていきたい!と思うなら、ずーっとやっていけばいいと思うんです。

シンプルに心の声に従えば良いのです。

音楽業界でやっていくために必要なものとは?

もしかしたら、身近な人や知っている人で活動が目に留まる人はみんなかわいくて、それで音楽業界でやっていくには顔のかわいさが必要だと思われたのかもしれませんが、かわいいだけではやっていけない業界です。

今回のテーマでもある「ビジュアル」以外にも、「コミュニケーション力」「演奏力」は欠かすことのできない力です。

コミュニケーション力は、メールのやりとりや会話、相手の発言に対する反応などいろんなことに細分化できます。

また、演奏力に関しても得意ジャンルがあったり、これだけは負けない!と思うことがあれば強みになるでしょう。

いずれにしてもビジュアルだけあっても音楽業界でやっていくことはできません。

まずは、いろんな人をよ〜〜く観察してみてください。

以外と、みんな地道にコツコツやってることが何かしらあるのです。

○○じゃないとダメにとらわれてない?

ビジュアルがないと、仕事がないと、業界で活躍してる人が知り合いにいないと…などなど、何かを考えたときに○○じゃないとだめ、と考える人は多いんじゃないでしょうか?

でも、それは本当にそうなのかな?と一度考えてみてほしいんです。

それに、かわいくないといけない、コミュニケーション力がないといけない、演奏力が高くないといけない..という思考ばかりしていると、すごく苦しくないですか?

かわいくなれるのは嬉しいことだし、コミュニケーション力を上げてワクワク出来る話が出来たら嬉しいだろうし、演奏力を高めればもっとたくさんのお客さんに楽しんでもらえるかもしれない。

そんな風に考えた方がずっと楽だし、それまでの過程を楽しむことができます。

○○じゃないとダメ!と考えることがあるなら、なんでそう思ったのか?ということを考えて欲しいです。

誰かの言うことを鵜呑みにしていませんか?

あなたが心から共感しない考え方に心を曇らせる必要はないんです。

さいごに

質問者さんの投稿に「High美女音」という単語がありましたが、わたしはあの取り組み内容に対して少し疑問を持っています。

詳しく知らない人は「High美女音」で検索すれば何となく雰囲気が分かると思います。

音楽家を支援されている取り組み自体は素晴らしいと思うのですが、もしわたしが同じようなことをやるなら、1人1人の持つ美しさやかわいらしさや良さが伝わるような衣装、メイク、フライヤーデザイン、動画の構成にします。本当に演奏家のことを考えているなら、もっと工夫できるところがあるのになぁと思うんです。

東京は特にそうなんですが、かわいい雰囲気の音楽家を集めてポピュラーな曲を演奏する雰囲気を重要視する音楽事務所も割とあります。

世の中にはいろんな音楽のお仕事があるし、High美女音の活動に関わらず、「あの人も出演してるしあの会社/取り組み」はすごいのかな?収入も欲しいし、どこかの団体に所属した方がいいのかな?と思うこともあるかもしれませんが、そのときもその活動に心から参加したいのか?ということを自問自答してみてください。

短期的な収入にはなるかもしれませんが、本当は参加したくない場所とは自然とご縁も薄れていくものです。

世の中には本当にいろんな音楽家さんがいるので、あなたがいいなと思う音楽家さんの行動を真似たり、誰かに褒められたあなたの長所を伸ばしたり、苦手だと思っていることにこそポジティブに取り組んでみることが、あなたが音楽業界でやっていくために必要なことだとわたしは思います。

お互い頑張りましょうね。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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