2016年、私は30歳にして初めて人間ドックを受けました。
受診後、すぐに結果が届いたのですが。。。
んん???
し、しー判定・・・!!!!???
なんと、初めて受けた乳がん検診(エコー)にひっかかってしまったのです。
C判定に対するコメントはこちら。
3ヶ月後にまた受診してください、とのこと。
その事実を知った時は、病気の恐怖よりも、これがもっと酷かったら、今の活動は殆ど制限されることになるんだなぁ。。。という健康な状態に対する感謝の気持ちと、何も感情がない状態の方が強かったです。
エコーとマンモグラフィーの検診の違い
乳がんの可能性を調べるには、エコーとマンモグラフィーという2種類の検査があります。
私が受けたのは超音波エコー。
上半身だけ裸になって診察台に横になり、ゼリーを塗られるのですが、そこに端子をあてると乳房の断面を見ることが出来ます。ゼリーはじんわりあったかいです。
もう一つの方法はマンモグラフィーと呼ばれる手法。
私は受けてないのですが、こんな方法だそう。
(※後述しますが、2017年に受けました)
マンモグラフィは、乳がんの初期症状の1つの石灰化を写し出すことができます。乳房が大きく深部まで超音波が届かない方、閉経後で乳腺が萎縮し、その代わりに乳房の多くが脂肪に置き換わっている方などは、マンモグラフィが適しています。
また、マンモグラフィは過去のフィルムとその都度比較ができるため検診に用いられます。
30歳くらいの若さだと①乳腺が白く映ってしまいやすいこと、②かなり痛みが伴うということから、エコーの方をオススメされたこともあり、今回はマンモグラフィーによる検診は行いませんでした。
乳腺専門医さんのいるクリニックへ
人間ドックを受けたのは、大阪の総合クリニックだったのですが、再検査は乳腺専門のお医者さんがいるクリニックにしました。
もし継続して治療を受けなければならなくなった際に、やはり専門医がいらしゃる方がいいな。。と思ったからです。
わたしが診察を受けたクリニックは梅田の茶屋町にあるこちら。
茶屋町ブレストクリニック
http://cb-clinic.com/index.html
ちなみに、今は乳がんに関するメディアでの報道が頻繁に行われていることもあり、予約は通常1ヶ月後くらいになるそう。
私が受診した場所は、どうしても気になる場合は待ち時間は長くなりますがどうぞ、ということで当日対応をしていただきました。
診察結果は全く異常なし
大丈夫だと思っていてもどうしても不安になってしまいますよね。
待合室でガンに関する雑誌や本を読んで、色々と不安を募らせていたのですが、この日再度エコーを受けた結果、全く異常無しということでした。(その場で診断結果を教えていただけました。)
乳腺内の脂肪が腫瘍のように見えることがあるそうで、それがC判定に繋がったのではないかと。
これは本当に安心しました。。
次の検査は1〜2年後で大丈夫だと言うことでしたが『また気になることがあればいつでも来てくださいね^^』と言われました。
良かった良かった。。。
待ち時間にクリニックにあった乳がんに関する雑誌を読んでいたのですが、色んな情報が入ってきて、自分の症状が酷かったら…??と考えるとやはり不安になりました。
でも、乳がんの治療を続けながら様々なチャレンジをされている方々の様子を雑誌で拝見し、少し元気も貰いました。
追記:2017年の人間ドックで再びC判定の判定を受けました
はい、ここまで読んでいただいたのは2016年の検査結果に対するレポートなんですが、2017年もまた乳房エコーでひっかかりました。
去年と同じように『C判定』が出てしまったのです。
でも、人間は慣れる生き物。
去年もC判定だったし、今回は明らかに左右で検査時間が違ったので『あ、今年もひっかかるかも』と予測できたし、判定を聞いてもあまり焦らなかったです。
今回も再検査を受けることにしたのですが、以前再検査を受けた場所とは別のクリニックへ行きました。
わたしが行ったクリニックはこちら。
今回も予約はしばらくいっぱいだったので、当日予約で受け付けていただきました。
とても丁寧に診察していただきましたよ。
有本乳腺外科クリニック本町
http://arimotocl.com/
腫瘍が良性か悪性か判断するために受けた3つの検査
今回は、エコーと触診で異常があると判断されていたのですが、有本乳腺外科クリニックでは以下の検査を受けました。
1.乳房エコー
2.マンモグラフィー
初体験でした!胸を挟んでレントゲンをとるものです。痛みを感じるかどうかはかなり個人差があるようなのですが、わたしは全然大丈夫でした。
3.組織診
エコーとマンモグラフィーをして大きな異常はなかったのですが、乳腺の腫瘍になっている部分が良性か悪性か判断出来ないということで、きちんと判断するために『組織診』をすることになりました。
胸に麻酔をして、太めの針を刺し、腫瘍の組織を摂取してもらいます。組織を摂取されるときに、おもちゃのピストルを鳴らしたような「カシャ!」という音が鳴りますが、麻酔が効いていたので全く痛みは感じませんでした。
ただ、胸に針が刺さるという行為に対するショック、そしてもともと大の注射嫌いということもあって、かなり血の気は引いてました…
(アシスタントの女性が手を握ってくれていたことでかなり安心出来ました)
2017年の診断結果
エコー、マンモグラフィー、組織診をしてもらった結果、今年も結果は『良性』でした。
繊維腫瘍(せんいしゅよう)という良性の疾患だそうです。
線維腺腫は乳腺周囲の線維組織成分と腺細胞成分の両方が増殖する良性腫瘍です。10代〜30代の比較的若い年齢に見られ、くりっとしたしこりとして触れることが代表的です。線維腺腫は良性なので大きさが変化しなければ放置しておいてかまいませんが、大きさが増大する場合はほかの疾患の可能性もありますので手術して摘出することもあります。
引用:http://www.jikeisurgery.jp/diseasegroup/endocrine/mam/breast-tum/
徹底的に調べてもらって本当に一安心!
いつ急に体が変化するか分からないし、これからも毎年しっかりと検診を受けていきたいと思います。
まとめ:検査は定期的にしっかり受けるべし
今回のことで感じたことは、やはり音楽家は体が資本、検査はしっかりと定期的に受けるべきだということ。
そして、もし余命が短いということを感じた時に、本当にやりたいと思う事だけをしたいと強く思うのだということ。
普段の何気ないことが全てキラキラして見えるのって、体調を壊したり、何かを制限された時なんですよね。
特にがんは早期発見が大切!!
自治体での検診や、女性の皆さんは是非女性特有の病気に関する検診は定期的に受けられることをおすすめしますm(__)m