先日こんな相談をいただきました。
今クラリネットを習っている先生からダメ出しばかりされていて、自分には才能がないみたいなので辞めようか悩んでいます。
でもクラリネットも音楽も大好きなんです。
何かいい方法はないでしょうか?
リクエストありがとうございます!
楽器をやめた方がいいんじゃないかな、って思ったこと。。。
私にも経験があります。
そして、同じように才能がないので辞めるべきだと思ったこともあります。
でも結局辞めていません。
今の私だからお伝えできることを言葉にしてみたいと思います。
私なりの『いい方法』
今回ご相談いただいたことについて私なりに考えてみました。
・先生からダメ出し連続なんですが。。。
ダメだしって問題点を指摘されてるってことですよね?
自分の演奏を高めていこうとする過程において、演奏に対する分析(ダメだしというかツッコミというか)は必ず必要になります。
なのでダメ出し自体はあっても良いと思うのですが、先生の言い方がキツくて辛いのであれば他の先生のレッスンを受けてみると良いでしょう。
なんというか、『ダメ出し』って言葉がナンセンスかもしれませんね。
『良いとこ出し』って名前ならもう少し気が楽なのかも。
あなたの演奏の良さをもっと引き出すための言葉ですから。
・才能がないと感じたのでやめた方がいい?
才能がなくても、才能があっても、どっちでもいいんじゃないですかね。
あなたがやりたいと思うならやめなくて大丈夫。
複数の先生に習ってみよう
クラリネットの先生はこの世に沢山います。
例えば、同じことを相談したとしてもお父さんとお母さんのアドバイスしてくれることが違うように、先生によって視点が違うし、指摘してくれる際の言葉も違います。
もしあなたが本当に楽器を吹くのを辞めようと思っているのなら、あと2人くらい先生に習ってみてはどうでしょう?
きっと全員が同じことを言われることはないでしょう。
あなたが言われて辛かったその言葉って、もしかしたら。。。
同じことについて指摘する場合でも、言葉の選択肢というのは色々あるということに気づくと思います。
あなたが辞めるべきかもしれない。。。と感じた言葉は決して無駄にはなりません。
あなたが誰かに楽器を教えたりすることになった時にその言葉を使わずに指導することが出来ます。
レッスンでダメ出しされたとしても、『私、まだまだ出来る』と自分の可能性を感じられるような指導もあります。
もしかしたら、その先生はあなたが自信をなくしてしまった言葉をかけられて楽器が上手くなったから、同じ言葉を使ってあなたを伸ばそうとしているのかもしれませんね。
そもそも才能とは最初からあるものなのか?
才能ってなんでしょうねー・・・
私は『才能』の定義は目の前のことに夢中になって『努力できること』だと思います。
あなたがこれからも努力を続けていく!という決意があるなら、あなたの思っている『才能』は後ろからくっついてきてくれるはずです。
あなたは楽器を始めてすぐにスラスラと楽譜が吹けましたか?
そんなことないですよね?
何度も練習したからこそ、吹けるようになったはず。
始めた頃のあなたから見れば、今のあなたは十分才能ある人だと思います。
視点が変わった=成長したことに気づこう
楽器を始めた頃と今とでは視点も違います。
で、今のあなたはもっと先が見えるようになっている。
だから才能が足りないと思うようになったわけです。
勝負けじゃないけど、『あ、この人には敵わないな』って思うこともありますよ。
でも、だからって『じゃあ楽器やめるの?』って話です。
心の底からやめたいと思った時にやめてもいいんじゃないでしょうか。
大好きなのに辞める必要はない
自分の心に聞いてみてください。
『楽器、やめたい??』って。
きっとみんな楽器を吹くのは大好きなんですよ。
楽器を吹くのが嫌だー!っていう時もあるかもしれないけど、それって思い通りに吹けなかったり、なかなか上手くならない自分を見るのが嫌だからじゃないですか?
それって目指してるものがあるからこそそう思うんですよね。
そんな風に向上心があって、音楽も好きでクラリネットも好きなら、全くやめることないんじゃないでしょうか。
悩みはあなたが更に大きく輝くためにあるもの
そもそも悩みって、いまの自分よりももっと大きく成長して輝くために目の前に現れるんだと思う。
なんらかの選択肢があって迷ってるとしたら、どっちの方が自分の心がワクワクするのか、キラキラするのか?
どっちの方が自分が目指す先の目標に近づけるのか?
成長出来るのか考えて、想像してみた時に自分が心から笑ってる方を選べばいいんじゃないでしょうか。
選びたい方を選んでみてくださいね。
以上!
ではまたー!