1日限りのコンサートに集う仲間たちに想う

明日はいよいよ東日本大震災復興チャリティーコンサート本番です。

今日は朝の9時半から夜の20時まで前日リハーサルを行なっていました。

今日は石巻から石巻『集』キッズコーラスのみんなも来てくれて、とても素敵な歌声を響かせてくれました。

これは事前練習の様子ですが、本番ではオーケストラや大人の合唱団のみなさんと一緒に100名で歌うことになります。

今日の練習をすこし見学させていただいたんですが、一生懸命歌う子供たちの姿に泣きそうになりました。

今回の出演のきっかけは、パリでのとある出来事でした。

詳しくはこちらに書いていますが、このブログにわたしはいろんな「想い」を込めました。

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どんな些細なことでもいいから、東日本大震災のことや、そのあとの日本のこと、そして自分がどんな風に想っているのか、どんな行動を起こしているのか、自分の言葉で「今」を語りたい。そんなシンプルな気持ちが今年このコンサートに参加した理由です。

去年の4月からパリに住んでいて、日本での活動はすごく少なくなったけど、ブログやSNSで何らかの発信をし続けていたからか、今年は13人の方がわたしからチケットを買ってくださいました。

コンサート終演後は片付けなどでバタバタすることもあり、お会いしてお礼を言うのが難しいので、このコンサートに興味を持ってくれてありがとう、来てくれてありがとう。そんな感謝の気持ちを直接伝えるために、4月末に行なった演奏会や開演前の時間に直接チケットを手渡しさせていただくことにしました。

人によってはもちろんチケット窓口にチケットを置いておく方がいい!っていう人もいるかもしれないけど、わたしから買いたい!と思ってくれた人には、やっぱり直接会ってお礼を言いたいですしね。

結局、最後はブログの書き方とか文章のうまさとかそういうのじゃなくて「この演奏会に来て欲しい」っていう強い気持ちなんだと改めて感じました。

シンフォニーホールの座席は全部で1600席。そのうちの13席は、わたしのお客様なんだなぁって思えることが素直に嬉しいです。

これだけたくさんのメンバーがいると、いろんな想いがあるのは当然で、大人数だからこそ出来ることもあるし、大人数だからこそ出てくる問題だってある。

でも、いつでも大事なのは『自分がどんな姿勢で臨みたいのか、自分はどんな姿勢で臨むのか』ということ。

客席をちゃんと埋めるには1人1人がチケットを売る必要があるけど、それは各パート内で少し声がけすれば可能なことだし、どうしてもチケットが売れないメンバーがいるなら、助けあうことだって出来る。

参加した意味を感じたいなら、どうすれば参加した意味があるのか考えて、まずは自分で行動を起こしたらいい。

自分の行動が変われば、回りの人も変わってくるし、自分が見ている景色も変わってくるはず。

そんな風に思って自分なりの信念を持って参加した今回のコンサートを、絶対成功させたいです。

来てくださるお客さま、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

ここに書ききれなかったたくさんの想いを、音楽にのせてお届けします。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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