2019年4月はパリで初コンサート、日本で初リサイタルなど目白押し

2017年の4月にパリに来てからあっという間に月日が経ちました。

渡仏前はパリでどんな音楽活動を展開するか予想もできなかったのですが、たくさんの人との出会いがあり、それぞれの出会いがわたしの行先を照らしてくれたように思います。

「4月」という月はわたしのパリ生活がスタートした月であり、ひとつの節目にもなっています。

3年目が始まる2019年4月に、パリで初めて自主コンサートを開催することになりました。

目次

吉田佐和子トリオライブ in Paris

場所はサン・ルイ島に古くからある小さなこじんまりとしたテアトル(劇場)です。

わたしの作品を中心に演奏するのですが、パリの人たちにどんな風に感じていただけるのか、今からすごくわくわくドキドキしています。

一緒に演奏するフルーティストの今井貴子さんはパリで初めてわたしの曲に関心を持ってくれた人。
それは確か何気ない一言だったと思うけど、すごく嬉しかったんです。現在パリと日本で精力的に活動されています!

星野紗月さんは無声映画に即興でピアノを奏でられている姿に一目惚れ&聴き惚れて共演をお願いしました。⠀

即興で映画に音楽をつけるってどういうこと?と思われた方はこちらの動画を見てみてくださいね。

パリに来てまだまだ分からないこともたくさんある私にとって、心強いお2人と共に音楽を奏でられること、そしてお2人と一緒にパリで新しい挑戦が出来ることを嬉しく思います。

会場はキャパが50席ほどなので、なるべくお早めにご予約ください。

吉田佐和子トリオライブvol.6

そして、4月後半は日本に帰国します。

2019年の帰国はこれが最後となりますので、ぜひこの機会に演奏を聴きにきてくださいね。

毎回好評の吉田佐和子トリオライブ、フルート・ピッコロは丸田悠太さん、ピアノは野口茜です!

2人が日本でいつも待っててくれることが本当に嬉しいし、このトリオで演奏出来るのは心から楽しみです。

このトリオではこんな雰囲気の音楽をお届けします。

今回も新曲がありますので是非お楽しみに。

吉田佐和子クラリネットリサイタル

トリオライブが終わったあとは、人生初のクラリネットリサイタルを東京、大阪、京都(福知山)で行います。

音大を卒業してからもう何回コンサートをしてきたか分かりませんが、本格的なクラシック作品ばかり集めた内容は実が今回が初めて。(自分でもびっくりしてます。。)

「パリからの便り」という副題にあるように、フランス作曲家の作品を中心にお送りします。

プログラムはパリから日本のみなさんにお手紙を書くとしたら?と想像して、制作に取り掛かっています。

もちろん曲解説も載せますが、いわゆる普通のプログラムではなくイラストや写真を交えてパリで得たインスピレーションと選曲理由なども踏まえてパリの生活を楽しんでいただけるよう考えていますので、お楽しみに。

コンセルヴァトワールでは現代音楽のスペシャリストであるPierre Dutrieu氏に師事していることもあり、パリに来てからより現代音楽の魅力を感じるようになったことからドイツの作曲家C.シュナイダー(彼はクラリネット奏者でもあります)の美しい作品「コンストラクトI」(無伴奏曲)も併せてお届けします。

コンサートの最後は通常ならフランセのコンチェルトだと思います。大曲ですしね。

でも、パリに来てから日本人として、日本人の音楽家としてどのようなアイデンティティを持って生きるか考えたときに、私の作曲した作品はどの音楽よりもより私を表現できる音楽であると思い、最後は「heart voice」(挾間美帆編曲版)を選びました。

パリに来て、いろんな場所に足を運ぶようになって、クラシックの曲を演奏しているとふと思い浮かぶ景色が教会だったり、パリのちょっと荒い運転のバスから見える景色だったり、広い空にぽっかりと浮かぶ月だったり。。そういうものに変わっていきました。

これは音楽家としてすごく幸せなことだなって思うし、わたしが思い描いている景色を少しでもみなさんと共有できたら幸せです。

各地でみなさんとお会い出来ることを楽しみにしています!

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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