わたしはもうすぐ34歳になるんですが、そういえば大学を出たばかりの頃に30代の人によく『吉田さんは何やりたいの?』って聞かれ、しばらく経ってまた会った際に『あの時話してたあれどうなったの?』と尋ねられたのをふと思い出した。
こういうことが本当にたくさんあった。
思い出したからこそ言うけど、今考えるとなんであんなこと聞いたんだろう?と思う。
結局その人たちがしていたことは、自分の想定の範囲内で進んでいるかの確認だったり、根本的にわたしのことが気に入らなかったんじゃないかな、と今なら思う。(実際にそう言ってきたほぼ全ての人と疎遠になってる)
もちろん、それを考えすぎだよという人もいるかもしれないけれど、わたしはあの質問が嫌だったし、苦手だった。
若いからこそやることはコロコロ変わったりするし、やってみたら思ってたのと全然違ったこともたくさんあった。
わたしがもし卒業して間もないくらいの若い世代の子たちに声かけるとしたら『○○ちゃんがやりたいことで、私が協力か応援出来ることない?』だ。
人間的に合うか合わないかは少し話したら分かるし、一人の人間として応援したいと思ったなら協力出来ることを探す。
結局やたらと確認したがる人は、その人の想定外のことをしたり、価値観を逸脱することをしてほしくないだけ。
そんな小さな枠にわたしの人生を当てはめようとしないでほしい。
将来のビジョンとか目標があるときはあるし、ないときはないのです。
何のために音楽をやるのか?とか音楽家としての使命とか、人生における大きなテーマみたいなのを聞かれることが度々あって、その度に相手の納得するような答えが出来ない自分がダメだと思い込んでたのをふと思い出した。そういうのは、あれば良いと思うけど、なくても全然良いんだよと今は思う。
— 吉田 佐和子 Sawako Yoshida (@sawaclarinet) December 22, 2019
過去の経験から、こういうこと聞く人は共通して将来のビジョンや今の目標に関して質問責めしてくる人ばかりだった。質問する彼らも何か不安なんだろうけど、他人の価値観じゃなくて自分の価値観をクリアにしてそれに従って素直に行動した方が生きやすいよ。
— 吉田 佐和子 Sawako Yoshida (@sawaclarinet) December 22, 2019
実は、密かに驚いたのが、わたしが『大人』だと感じていた30代になってしまっていたということだった。
歳を重ねたからこそ、何かにチャレンジする人でありたいし、チャレンジする人を応援できる人でもありたいです。
確認と批判をするだけの大人にはなりたくないし、そういう大人に気をつけたい。