世界遺産に登録されたボルドーワインの産地サン・テミリオンを堪能!

週末を利用して、ボルドーワインの産地であるサン・テミリオンへ行ってきました。

サン・テミリオンはぶどう畑も含めて世界遺産に登録されているのですが、歴史的に価値のある遺跡もたくさんのこっている場所。

前日に宿泊していたボルドーからサンテミリオンまでは、SNCFという特急電車で30分あれば到着します。

ちなみに、チケットは下記のSNCFのサイトから予約しておいたので、駅ではスムーズに電車に乗車することができました。

SNCFサイト
http://www.sncf.com

この電車にはコンセントがついていました。

サン・テミリオンの駅に着くと、さっそく一面に広がるぶどう畑!

駅の看板にはサンテミリオンの市街地までは徒歩20分かかるということだったので、この看板に書いてある番号に電話(☎︎06 4083 6260)してナヴェットを利用することに。

駅と市街地を3ユーロで走ってくれます。

今回の旅は、パリで出会った語学堪能な美術史を学ぶお姉さんと一緒だったので、この電話もサクッとお姉さんがしてくれました。

ナヴェットって今回初めて乗ったんですが、こんな可愛い乗り物なんですね!

サン・テミリオンのモノリス教会へ

サン・テミリオンについてまず訪ねたのは、市の観光施設。

ここに行きたい!とナヴェットの運転手さんに伝えれば、ここまで乗せてくれます。

ここではモノリス教会のガイドツアーを申し込みました。

この教会、外から眺めてもいいし、登ってみるのも良いんですが、中にはいるにはガイドツアーを申し込む必要があるんです。

ガイドツアーの所要時間は1時間。料金は9ユーロでした。

ウェブからも申し込むことができます。

サン・テミリオンでは教会の他にも様々なツアーが企画されていて、開始時間や案内言語などは下記のリンク先で確認できます。
http://www.guichetnet.fr/saint-emilion-tourisme/index.html

教会の前にいると、時間になるとガイドさんが現れるので、ついていきましょう。

この教会はなんと767年に建てられていて、保存のためもあってか中はガイド付きでないと入れない&撮影は一切禁止だったので写真はないんですが、石を彫るものがまだそこまでなかった時代に建てられた見事な教会の内部はぜひ見てもらいたい場所です。

人々が一番感心があることが『不老不死』や『死後の世界』であったとき、神の存在を信じ、こういう教会や教会内部の壁画がなどが作られているわけですが、その強い精神が今も建造物としてのこってるって本当にすごいことですよね。

現代の人々がつくったものが、どれだけ1200年後もあるのか?というとやはり残るものってすごく少ないと思うんです。

でも『神様』に関するものは時代を超えても残り続けるんですよね。

「あの神社を取り壊して、ビルを建てましょう」とか言う人なんて、全然いないですから。

サン・テミリオンの街の様子

サン・テミリオンは石畳で出来た高低差のある街。

今回の旅には買ったばかりのフランス老舗スーツケースメーカーDELSEYを持ってきていて、これが思った以上に使い心地が良くボルドーでは大活躍してくれたのですが、市の観光施設で聞いても荷物は預けられなかったのが少し不便だったかな。

市街地に宿泊している場合は問題ないと思いますが、先に宿泊先に荷物を預けておいた方がよかったかなぁと。

ちなに、市街地では至るところにワインを購入できる場所があります。

外での食事を楽しめる場所もたくさん!

わたしが訪れた日はとても暑い日だったので、クレープとサイダーにカシスシロップを入れたものをいただきました。

ぶどう畑の中に佇むホテルに宿泊

サン・テミリオンで宿泊したのは、駅や市街地から少し離れたぶどう畑の中にあるホテル。

ただ、日本でよくイメージするようなホテルではなく、プチ・ホテルというか、家族経営の民宿のような感じです。

ホテルまで場所が離れていることもあり、行きは旦那さんが車で迎えに来てくれました。

車から見える景色はひたすらぶどう畑!!

ホテルは本当に静かで空気の澄んだ場所にありました。

La petit madeleine

2人で1泊97ユーロくらいでした。

お部屋はこんな感じ。


お部屋の内装にボルドー色が使われているのは、ここがボルドーワインの産地だからかも?

トイレやシャワールームもしっかりあって、ドライヤーやタオルもちゃんとありました。

ホテルのご家族はとても優しい方たちで、奥さんは親御さんの仕事の関係で高校生のときは2年間日本の高校に通っておられたそう。

自分たちの部屋の他の場所も気軽に使っていいよ〜と言ってくれていて、ちょっとしたキッチンなどもありました。

サン・テミリオンのぶどう畑を散策

ホテルにチェックインしてからディナーまで時間があったので、ぶどう畑を散策することに。

夕暮れどきということもあって、美しいぶどう畑を眺めることが出来ました。

ワインに使われるぶどうの収穫の時期は過ぎたので、畑ではこんな小さいのしか見かけなかったんですが、果実を見つけると何だか嬉しくなりますね。

これから育っていく小さなぶどうの木もあったりして。

ワインをつくるためのぶどうは全部低めの木から出来るって知らなかった。。

ボルドーのワイン博物館の映像で見たぶどう畑が目の前に広がっていて、なんだか不思議な感じがしました。

でもこうやって何かを学んだときに、そこに関連するものを学んだりするのってすごく大事だなぁと。

また、くすの木や栗の木、ダリアや日本で見かける草もあったりして、共通するものに触れることで少しほっとするような気持ちになりました。

サン・テミリオンの美しい夕暮れ

ちなみに、ディナーはホテルの奥さんがオススメしてくれた近所のレストランでいただきました。

ホテルからレストランに行くまでの道は、ぶどう畑を通っていきます。

(今回一緒に旅したお姉さんと一面に広がるぶどう畑)

どんどん日が暮れていったのですが、しばらく歩いて無事に到着しました!

自然の力強さや美しさに触れたときって、すごく心が浄化されますよね。

ぶどう畑に囲まれたレストランでディナー

ディナーはこちらのレストランでいただきました。

L’Atelier de Candale

メニューはこちら。

アラカルトで頼むと結構高いので、シェフのメニューを選んで注文しました。

どのお料理も本当においしくて、大満足!

ぶどう畑の中にぽつんとある場所ですが、車を利用してたくさんのお客さんが来ていたので、人気のお店のようでした。

店員さんの応対もすごく丁寧で素早くて心地よかったです。

ちなみに、この日はボルドーのワイン博物館で少し赤ワインを飲んでいたこともあるのですが、もともと白ワインが好きなこともあり、ワインは白ワインを注文しました。

大満足のディナーを食べたあとは、またぶどう畑の中を歩いてホテルまで帰りました。

外は本当に暗かったんですが、ちょうど満月の時期ということもあり、月明かりに照らされたあぜ道を歩きながら帰りました。

空気が澄んでいるから、星も本当にたくさん見えて、普段のパリの空とは全然違った光景を味わうことが出来ました。

ホテルの朝食

翌日、朝食は朝の8時30分から。

パンやいろんな種類のジャムがテーブルに並べられています。

他にも、食べ物はシリアル、フルーツ、ヨーグルト。

ドリンクはオレンジジュース、ミルク、コーヒー、紅茶などから好きなものを選んで食べることが出来ます。

フランスのパンって本当においしいから、ついつい食べちゃいますね。

ちなみに、いただいたパンはサン・テミリオンの市街地のパンやさんが朝ホテルまで届けてくれるそうです。

宿泊先から駅への移動はタクシーで

パリへの帰りの電車はサンテミリオンよりも1つパリに近い駅、リブルヌ(Libourne)から乗ることにしていたので、宿泊先からリブルヌの駅まではタクシーを使うことに。

朝のぶどう畑は車も全然通ってなかったし、タクシーのお兄さんもいい感じに車を飛ばしてくれたので15分ほどで駅まで到着しました。料金は30ユーロ。

ちなみに、リブルヌ駅には売店はあるのでお腹が空いた時のために食料や飲料を買うことはできますが、お土産を買えるような場所はありませんでした。

まとめ

今回の旅で、ボルドーだけでなくサン・テミリオン にも来たことで、ワインの原料となるぶどうが採れる場所を見れたことは、とても良かったと感じています。

特に、ボルドーのワイン博物館で得た知識に、実際のぶどう農家の光景が加わると、これまでよりもワインに対する興味が広がりました。

宿泊地はもちろんサン・テミリオンの中心部の方が便利だとは思いますが、夕暮れに歩いたぶどう畑、ぶどう畑の中にぽつんとある絶品のレストラン。

どちらも市街地では味わうことのできない場所だと感じました。

でもやっぱりパリやボルドーと比べると圧倒的に田舎で交通も少し不便なのは確か。

市街地のみを散策する場合はあまり必要ない気もしますが、英語かフランス語で自分がいる場所、行きたい場所、帰りたい時間などをしっかりと言えるようにするといいかなと思いました。

最近旅する度に語学力をもっと上げたい!!という欲求にかられるので、引き続きフランス語と英語の勉強も頑張ります…!

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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