チェコのテレジーンへユダヤ人収容所として使われた場所を見に行って来ました。
テレジーンへはプラハからバスで40〜50分で行けます。
バス乗り場など行き方の詳細はこちらの記事に詳しく書いたので読んでみてください。
この記事ではテレジーンでユダヤ人収容所として使われた小要塞と呼ばれる場所と、大要塞(街のこと)をお伝えします。
小要塞と大要塞について
まず、これがテレジーンの街の全体図なんですが、小要塞は『小』という名前がついているだけで、実際かなり広いです。
むちゃくちゃ早足で回って、なんならちょっと飛ばしてみても最低1時間はかかるので、ゆっくり見て回りたい人はその分時間を見ておくことをおすすめします。
テレジーンからのバスは小要塞と大要塞のちょうど真ん中か、もしくは大要塞の中=街中で止まります。
わたしが行ったときはあまり時間がなかったこともあり小要塞から行ったんですが、どちらから回ってもいいと思います。
3月に訪れましたが、この日は肌寒くて雨も降っていました。
先に動画でその様子を少しだけ見てみてください。
小要塞へ行ってみました
小要塞の入り口はこんな感じ。
小要塞ではチケットを買いましょう。
大要塞(街)の中にある美術館に入れるこのセットの券がおすすめです。
入ってすぐの場所にATMもありました。
しばらく歩くと、チケットをチェックしてくれる場所があります。
そのすぐ右にある建物で小要塞のガイドブックを買うことができるので、先に買っておきましょう。
ガイドブックの内容はこんな感じ。
小要塞のいろいろ写真を載せていきますね。
大要塞(街)を歩いてみました
大要塞へ帰って来ました。
Terezín Memorial-Ghetto Museumへ行ってみた
まずTerezín Memorial-Ghetto Museumへ。
ここはこのチケットを持って入れば無料で入れます。
子供達の作品がたくさん飾られていました。
2階にはこまかい展示が多いので、ゆっくり見ているとかなり時間がかかるかも。
戦争博物館(Terezin Memorial – Magdeburg Barracks)へ行ってみた
最後の40分くらいでダッシュで見たのがこの博物館。
ここも資料が充実していて、収容所で演奏されていたオーケストラのCDがあって、買おうかどうかすごく迷いました。
結局、こういう動画で観れたりもするので見送りましたが。。
収容所でこのようなオーケストラの活動がされていたのは、赤十字などの目をあざむくためだったそう。
詳しいことはあまり分かりませんでしたが、おそらくテレジーンに関係のある作曲家とその自筆譜が展示されていました。
ここもミュージアムショップは充実していて、いろんなものがありました。
ちなみにレートはこんな感じで表示されていました。
大要塞にはレストランや小さなお店もあります
大要塞では何か食べたい場合は、いくつかレストランもありました。
また、飲み物やお菓子などを売っているお店も少しですがあります。
テレジーンのマップはあってもなくても大丈夫
大要塞も小要塞のように施設だと思い込んでいたこともあり、ガイドマップが欲しい!と思っていたんですが、手に入れたガイドマップはそこまでいろんなことが書いてあるわけではありませんでした。
これはテレジーンの観光案内所でもらえます。
ただ、この観光案内所は結構街の外れにあるので、わざわざこのガイドブックをもらいにいくために行く必要はないかなと思いました。
また、ここにもいろんな展示がありましたが、すでに紹介した2つの博物館の方がより優先して見るべき場所だと思います。
さいごに
初めて訪れたユダヤ人強制収容所。
きっかけは友人の誘いだったんですが、ヨーロッパに住んでいると様々な民族や宗教が入り混じっているがゆえに起こった歴史的な出来事を意識せざるをえないときがあります。
フランスの休日の多くはキリスト教関係のものだったりしますしね。
今回は、こういう場所があるということを知ってもらいたいと思ったので、全体的に明るめに写真を加工してみました。
こういう場所があった、こういう歴史があったということを少しでも感じてもらえればうれしいです。
また機会をつくってユダヤ人強制収容所となった場所に足を運びたいと思います。