ふと思い立ち、週末ダンケルクを行くことに決めました。
ダンケルクを選んだ理由は、映画『ダンケルク』の舞台になった場所だから。
週末の土日、1泊2日でダンケルクに行く前日に、パリの映画館で英語+フランス語字幕で映画を見たわたしは、翌日行く場所について、というよりも歴史についてあまりにも知らないという事実を思い知らされました。
現在通っているフランス語の語学学校では、フランス語(週15h)以外にもアトリエと呼ばれる副科授業をとれるようになっていて(週3h×2コマ)、わたしは『パリの映画』と『発音』の授業をとりました。
パリに住んでいるのだから、専門の音楽に関する知識だけでなく、歴史や美術も学びたいと思い、選択した映画の授業。
映画は、短い時間の中で歴史、人の生き様、音楽など様々なものに触れることが出来るすばらしい創作物ですよね。
そんなこんなで最近映画を見る機会がぐっと多くなり、ダンケルクも見に行くことにしたんですが、ふらっと行くことにした作品から、わたしは本当に多くのことを学ぶことができました。
パリからダンケルクへの行き方
パリからダンケルクへは約2時間の旅。
12番線から発車します。
パリ北駅からSNCFでダンケルクへ向かいます。
チケットはこの券売機で簡単に買うことが出来ます。
座席を選択できるんですが、帰りは普通車(53ユーロ)、行きはランクアップ(33ユーロ)してみました。
ランクアップした土曜日のチケット代の方が安いのはなぜだったんだろう。。
パリ北駅のオススメレストラン
パリ北駅からダンケルクへ行く電車は便数が限られているので、事前に調べておきましょう。
もし待ち時間がたくさんあってランチをしたい!と思った人にはここがオススメ。
日本人の口に合うフランス料理が食べられます。
わたしは日替りメニューとカフェオレを注文しましたが、どちらも本当に繊細な味で美味しかった!
ここは是非また行きたい場所です。
SNCFの車内は快適!
SNCFの車内にはしっかりとコンセントもあるので、長時間の乗車も安心!
ランクアップした車両の乗り心地はもちろん良いのですが、そこまで大きな差はないかな、という感じがしました。
ダンケルクで宿泊したホテルB&B
ダンケルクで宿泊したホテルは、駅の目の前にあるホテル。
B&B-Cheap hotel Dunkerque Centre Gare
http://www.hotel-bb.com/en/hotels/dunkerque-centre-gare.htm
TripAdviserのアプリでダンケルクのホテルを探してたんですが、どんな部屋があるのか画像で確認してから予約をしました。
ホテルに着いてからの会話は全部フランス語で。
(パリに住んで半年経ち、これくらいは何とか喋れるようになった。。)
ホテルの人も気持ちの良い対応をしてくれる人で嬉しかったです。
お部屋はこんな感じ。
トイレ+シャワールームもありますが、アメニティやドライヤーは一切ありません。
パンを持って街を散策していました
今回、散策するときにパンを持ち歩いてたんですが、海辺で見つけたカモメにパンをちぎって与えていました。
わたしは山に囲まれた盆地育ちなんですが、カモメがこんなに大きいのを知ったのは実は最近です。
ほかにも可愛い猫にも出会いました。
パリに住むようになってから、犬がむちゃくちゃ可愛く感じるようになったんですが、なんかヨーロッパの街並みと動物が一緒になるとすごく可愛く感じますよね。
一面に広がる美しいダンケルクの海
遠浅で、とにかく広い砂浜。
カモメたちがたくさんいました。
ちょうど浜辺についた時間が夕暮れ時と重なったこともあり、1時間くらい過ごしました。
とてもとても美しくて、この瞬間をシェアしたい!って思ってたくさん動画を撮りました。
映画『ダンケルク』を見たみなさんなら絶対胸が熱くなるであろうその光景を、たくさんの人に見てほしかったんです。
ダンケルクでの食事
ダンケルクに滞在したのは週末土日の2日間。
土曜日の夕方17時頃に着いて、翌日日曜日の16時まで滞在しました。
その間の食事ですが、土曜日の夜はダンケルクで『ダンケルク』を見る!と急遽決めたため食事がとれず。。
ホテルの自動販売機にお菓子は売ってたんですが、買い方が分からずとりあえず翌朝まで待つことに。
翌日、日曜日の朝の食事はホテルでとりました。
パリに住み始めてから本当にパンが美味しいっていつも思います。
あとジャムも美味しい。
ただ、さすがにこのままレストランに行かずに帰るのはあかん!何か食べなきゃ!と思い、ダンケルクでの最後の食事はこちらのカフェレストランでいただきました。
港町に来ているときは、やっぱり魚介類が食べたくなりますね。
エビ、ムール貝、隠れて見えないけど、ホタテ、白身魚がたくさん詰まったお料理をいただきました。
このメニューはTripAdviserのアプリでここのお店の写真を出して、美味しそうだったので選びました。
ボリューム満点でとっても満足できました。
魚介類の味がパリと全然違う!(気がするだけかも?)
ダンケルク駅の売店が便利!
帰りの電車に乗る前に、売店に寄ったのですが、ここの品揃えがすごく良い上に、電源つきの休憩スペースも少しあったので時間が少し空いたときには便利ですね。
語学学習に対する心境の変化
今回、わたしが英語とフランス語をもっと理解できていたら、得られるものは更に多くなっていたのだと思うと、語学学習に対する意欲がメラメラと燃えてきました。
いつもと違う場所に行って、いつもとは違う会話をして(今回ならホテルの予約に関する会話)、新しい単語や表現を覚えたり、何ができて何ができないのか把握することができました。
語学学習がマンネリ化している人は、やっぱり積極的にその言語を使う場所に行って『もっと自由に喋りたい!』という欲求を刺激してあげるといいですね。
やっぱりわたしにはフランス語と英語のどちらもが必要だって強く感じました。
特に、やっぱり普段からフランス語をたくさん聞いているので、フランス語の単語を聞き取る耳は育ってるんですが、英語耳は全然育ってないので、英語のリスニングを強化する必要があることがわかりました。
まとめ
ふらっと1人旅をしたのは実は人生で初めてで、1日目はすっごく緊張していました。
夜は頻繁に後ろを振り返ったりして、常に注意を払っていたりして。。
幸い、特にこわいこともなく無事に2日間を過ごすことが出来ました。
海辺はとても風が強く、肌寒かったダンケルク。
ダンケルクに実際に足を運んでみて感じた映画に関することは別記事の『ダンケルクに映画「ダンケルク」を見に行ってきました。』に書いてしてあるので、是非読んでみてください。
ちなみに、わたしはひたすら歩いていましたが、効率よくいろんなスポットを回るなら街の中に何箇所かレンタルスポットがあるので、レンタサイクル(Velo)を借りるとよいですね。
今回の旅は、パリに住んでいる間に出来るだけ多くの場所に行こうと思わせてくれました。
来週はフランスのボルドーワインの生産地に行くので、また色々ツイートしますね。
ではではまた。