フランス西部の街・ルーアンへ日帰り旅行

フランス西部に位置する都市・ルーアンへ行って来ました。

きっかけは日本から来られていた東京を中心に活躍されているメゾソプラノ歌手の長谷川忍さんのご提案。

ルーアンって名前は聞いたことあるけど、全然知らないな…と思い、行くことを決めました。

パリからルーアンまではSNCFの電車で片道1時間半ほどで行けます。

もし土日を挟んで行く場合は、往復200キロを超える距離なのでCarte Week-endを利用すると本人だけでなく、同行者1人にも割引が適応されるのでお得です。(このカードは75ユーロ払えば作ることが出来、1年間有効です)

行きの電車はとっても混んでいて途中の駅まで座れなくてびっくり。

でも誰かと一緒だとこういうサプライズも耐えられますね。

2人でいろんなお話をしながらルーアンへ向かいました。

ルーアンの観光スポットはとってもコンパクトにまとまっているので、日帰り旅行にもぴったりです。

ランチはルーアン美術館の近くで

まずは、お昼に着いたのでランチからスタート。

昼食後はすぐにルーアン美術館へ行く予定だったので、美術館の近くにあるレストランで食べました。

このベーグルのセット、かなりボリュームたっぷりでお腹いっぱいになりました。

ルーアン美術館については別記事にまとめますが、宗教画、印象派の作品、現代の作品までかなり幅広い年代の作品を扱っている大きな美術館でした。

美術館をあとにして、ジャンヌダルクが火刑された広場に建つ近代的な『ジャンヌダルク教会』へ。

中に入るとこんな感じ。

1979年に建てられたのもとあって、今までわたしが訪れたどの教会とも似ていない雰囲気でとっても新鮮でした。

教会の近くでは可愛いメリーゴーランドを見かけました。

ヨーロッパの街では歩いているだけで可愛いものにたくさん出会います。

通りにいきなり現れる大時計

ジャンヌダルク教会から歩いてすぐのところに、16世紀につくられたルネサンス様式の美しい『大時計』があります。

文字盤には星が散りばめられ、24本の光を放つ太陽が描かれています。

横にはこんな彫刻がありました。

真下から上を見たときも、彫刻が。

ジャンヌダルクの幽閉されていた塔

ルーアンの駅から歩いてすぐのところに、ジャンヌダルクが裁判の際に監禁され、拷問されていた塔があります。

なんかお城みたいだな〜と思っていたんですが、どうやら13世紀に建てられたルーアン城の一部を復元したものだそうです。

この塔は資料館になっていて、中を見学することも可能だそう。

モネが愛したルーアン大聖堂

ジャンヌダルク教会から大時計を通り過ぎてまっすぐ行くと、モネも描いたルーアン大聖堂があります。

大きいのに、細かい彫刻がたくさん。

とっても高い尖塔は151メートルの高さがあり、フランスで一番高いそうです。

モネは1892〜93年にかけてルーアン大聖堂の絵を連続して描いていて、その作品数はなんと全部で33点にものぼります。

こんな作品をのこしているんですが、ぜんぶファサードといわれる教会の正面の部分を中心に描いた作品になっています。

中はこんな感じでした。

わたしが訪れたときは、ちょうど聖歌隊の人たちが歌っている時間だったんですが、たくさんの人が歌声に耳をかたむけていました。

パイプオルガンのピッチが低くいからか少し歌いづらそうなところも感じましたが、中には歌いながらフルートを演奏している女の人もいてびっくり。

また、オルガンはどこで弾いているのかなー?と思ったら、聖歌隊の近くにある小さいパイプオルガンで演奏されてました。

ステンドグラスもきれいだった。。

ルーアン大聖堂のすぐ裏手にあるサン・マクルー教会

ルーアン大聖堂のすぐ裏手には、サン・マクルー教会という教会がありました。

中はこんな感じ。

このパイプオルガンで試奏?みたいなのをしてたんですが、すごい不協和音が演奏されていました。

ルーアンのかわいい街並み

ルーアンに滞在したのは5時間ほどでしたが、かわいい街並みも印象的でした。

ルーアンの街では、ハーフティンバー様式と呼ばれる建築技法で建てられた建築がたくさん見られるんですが、これは以前行ったオンフルール、ブルージュでも見られた様式ですね。

お店に寄ることはなかったんですが、歩いていると可愛いお店もたくさん発見しました。

あと、絶対日本人がやっているであろうお店『KENTA ET AKIRA』も見つけました!

時間があれば行ってみたかったな〜

まるで人のように2階の窓から通りを眺めるこんな可愛いにゃんこにも出会いました。

さいごに

ルーアンという街について全然知らずに行ったわたしですが、古い町並みに多くの教会が残っており、観光スポットそれぞれのアクセスもよくて大満足でした。

ジャンヌダルク歴史館もあったのですが、そこは時間がなく回れなかったので是非ルーアンに行く方はチェックしてみてくださいね。

また、サン・マクルー教会のすぐ近くにはまたまた大きな教会があって、狭いスペースにこんなたくさん大きな教会が建っているのには驚きました。

いろんな街に行くと、街の共通点や相違点に気がつくことができて面白いですし、小説などでその街が出てきたときや、クラリネットを演奏するときに「教会」や「古都の街」などを具体的なビジョンを持って演奏することができるのが嬉しいです。

これからもいろいろな街を訪れてみたいと思います。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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