オルセー美術館に初めて行ってきました

オルセー美術館に行ったとき、実は思った以上に楽しめない自分がいました。

音声ガイドを買って、作品の解説を聞きながら回ってたんですが、あまりにも数が膨大なのと事前に見たい作品をピックアップしたり、作家について調べていなかったので、それぞれの情報が全然繋がらなかったんです。

なので、鑑賞後はあれ?もっと楽しめる予定だったんだけどな?と思う自分がいたのです。

『美術館を楽しむ』という定義は人それぞれだと思うんですが、わたしにとっての定義は何なのか?というのをふと考えてみると、時代の流れを感じつつ作品が見たいという思いがあることに気がつきました。

オルセー美術館にはわたしの好きな印象派の作品がたくさん展示されています。

ルノワールの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』などはどこかで見たことがある人も多いと思います。

他にもクロード・モネの『日傘を差す女、 カミーユとジャン・モネ』とか。

日本人は特に印象派が好きな人も多いので、作者と作品名が一致しなくてもあ、なんか見たことある。って作品も多いはず。

好きな作品が生まれたきっかけや、時代背景、そのあとどんな風にフランス絵画が広がっていったのか?ということをもっと知りたいなぁと思ったんです。


まずはウェブで知らないことや興味のあることを色々調べ、ざっくりと時代の流れをつかんでから、どこに何があるのか?誰かとオルセー美術館に来たらどう回るのが面白いのか?

などなど、前回は考えていなかったことを考えながら回りました。

前回は楽しくなかったなぁ〜と思っても、どうしたら楽しいと思えるのかな〜?と考えて調べてみると、いろいろ興味を持てるポイントがあって、すごく楽しくなってきました。

ちなみに今はエドガー・ドガが描いたダンスに関わるデッサン(絵画・彫刻・ノートのスケッチなど)の展示が期間限定で行われています。

パリのオペラ座でのバレエの稽古の風景を描いた作品をたくさん見ることが出来ました。

この企画展の宣伝用PVはこんな感じ。音楽がエレクトリックで面白い!

ドガに関してはまだまだ知らないこともいっぱいなので、日を改めてもう一度行ってみようと思います。

オルセー美術館とオランジュリー美術館に何度でも通い放題の年間パスはたったの25ユーロ

別の日に、オルセー美術館へ年間パスを作りに行ってきました。

なんと、たった25ユーロで作ることが出来ました。

しかもオルセー美術館だけでなく、セーヌ川を渡って向かいにあるオランジュリー美術館にも行けるのに、や、安すぎる!

と心の中で突っ込みを入れながら申込書に記入していました。

ちなみにこの年間パスは2018年の1月15日までは下記のように普段より少し安くなってるみたいです。

オルセー美術館の料金に関するページはこちら
(年間パスに関する記述はこのページの最下部にあります)

オルセー美術館にある3ヶ所のカフェ

オルセー美術館には飲食できる場所が3つあるのですが、最上階にあるカフェで休憩しました。

↑このオレンジのもしゃもしゃしてるデザインがお皿に使われていました。

ブラジル出身のデザイナー・ウンベルトとフェルナンドによる“夢の中の水辺”をイメージしたデザインだそうです。

今度はそれを意識してカフェに行ってみようと思います。

カフェでは、売店で買ったちょっと分厚めの『オルセー美術館の絵画鑑賞の手引き』を読みながら過ごしました。

オルセー美術館では以前もう少し小さいガイドブックも買ったんですが、それよりもこちらの方がオススメです。

内容はたっぷりあるけど、時代の流れや絵の見どころがすごく分かりやすいし、気になったところを読むだけでも楽しいと思うので。。

そして、今日は行かなかったんですが、オルセー美術館にはこんな可愛いカフェもあります。

椅子がかわいい・・

イタリアのメーカー「edra」のデザイナーヤコポ・フォッジーニ氏によるものだそう。

今度来たときはここのレストランでランチでも食べてみようと思います。

さいごに

こうやって気軽にアートに触れられるのは、やっぱりパリだからこそ。

ほんとうに至るところに美術館があって、それぞれが充実した内容になっています。

『今日は時間あるしオルセー美術館かルーブル美術館に行こうかなぁ』って思えるのってほんとうに幸せだなぁ、と改めて感じた日でした。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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