わたしは、何かを創る人でいたい

わたしたち音楽をやる人は何かを『創る』ことが出来る人だよ。

音楽は誰かに新しい感情を与える=新しい感情を創ることが出来る人だと思う。

でも、自分のエネルギーがマイナスな状態だと何も創れないのね。

10のパワーはなくてもいいから、せめて0か1のパワーでいいから、誰かに希望とか感動とかを与えられるだけのエネルギーは持ってたいなとわたしは思う。

0か1でいいからね。

0か1の場所にいようとするだけでも、マイナスの心の状態や無理やり5とか10の状態でいようとするよりはマシなはずだよ。

前向きでなくてもいいし、今だからこそ考えられることってたくさんあるから『奪われてしまったもの』をおもっていっぱい悲しんだら、将来また何かを奪われる可能性を少しでも少なくするためにはどうしたらいいか?っていうことも考えてみて欲しいな。

わたしたち人間は、9の嬉しい言葉をもらっていても、1つのネガティブな言葉ですごく凹むくらい、ネガティブなものにひっぱられやすい生き物だから、こういう状況のとき、ニュースを見続けたり、SNSでみんなの不安な言葉を無意識にたくさん受け取っていると、どうしても気持ちが落ち込んでしまうよね。

でも、わたしは元気を与える側でいたいと思うよ。





ここまでは、わたしが日本に住んでいて最近の状況にたくさんストレスを抱えている子に送ったLINEの一部です。

Eric CHAUVIN(7区)でつくっていただいたブーケ

ここからは、わたしが思ったことを。


9年前に起こった東日本大震災のとき、音楽家は多くの仕事を失ったけど、あのとき学んだことを今回何か活かせているのだろうか?と自問自答してみたら、何も出来ていないことに気づいたんです。

あのとき、わたしはただただ暮らすことで精一杯でした。

でも、日本は自然災害から逃げられない国だから、きっとまたこの先、同じようなことがあるはず。

こういうときに、どういう働き方をしていた方がいいのか?リスクヘッジをもっと考えなければならないと今回改めて感じました。

そして、世の中に起こる問題は年々複雑になってるけど、わたしたち人間はそれを乗り越えられるものも創造していて、例えば、こうしてブログを書いたり、インスタグラムで演奏を届けたり、YouTubeで生配信をしたりすることも出来る。

画面の向こう側で1人でも誰かの時間にほんの少しのやすらぎを創ることが出来たら、わたしはとても嬉しいです。

誰かの希望を、元気を、勇気を、ほんのひとときのやすらぎを、創る人でいたい。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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