コンセルヴァトワールでオーケストラの授業を受けて感じたこと

いまコンセルヴァトワールでオーケストラの授業をとっています。

9月末からすでに授業は始まっていたのですが、10月のあたまにコンセルヴァトワールの入試があり、合格が決まってから授業に参加しました。

今回はその授業に出席する中で感じたことを書いてみます。

授業の内容

授業は基本的に週に1,2回あり、幅広い年齢層や状況にある生徒たちが参加できるように考えられているからか18:30〜21:30が授業時間となっています。

授業の回数が週に1,2回というのは全員で練習する日と分奏で練習する日があるためです。

今は11月末にコンサートがあるため、現在それに向けて3曲の曲を練習していて、プログラムはフランス人の作曲家であるドビュッシーの曲を2曲と現代曲1曲です。

・Debussy 『NOCTURNES』

・Debussy 『Prélude à “L’après-midi d’un faune”』

・Philippe Leroux『ENVERS Ⅳ』(2016)

ちなみにオケの授業で使う楽譜は授業のたびに担当の方が倉庫から持ってきてくれ、椅子と譜面台、ハープまでその人が用意してくれます。

授業で感じたこと

わたしは音大時代にオケの授業をとっていなかったのですが、卒業してからオケの編成でお仕事をすることは何度もありました。

学校のオケってどんな感じなのかなぁ?とドキドキしていたのですが、残念ながら今までわたしがオケの仕事をするなかで感じた一体感を感じることは出来ませんでした。

もちろんキラッと光る演奏をしている人もいるのですが、全体のレベルはそこまで高いわけではないというのが正直な感想です。

モチベーションが高い生徒もいれば、先生に見えていないことをいいことにスマホをいじっている生徒もいるし。。

ただ、リハーサルで先生が言われている内容は興味深いものがあるし、先生の使われているフランス語を聞いたり、参加している人たちとフランス語で交流することに参加する意味を感じています。

クラリネットはわたしと韓国人の男の子。

彼は高校から楽器を初めて高校卒業後すぐにパリに来たそう。

ちなみにPhilippe Lerouxの曲ではB♭管とバスクラを吹くことになり、ひさびさにバスクラを吹いています。

わたし基本的に上吹きなのでバスクラ吹く機会が本当になかったのでうれしい。

学校の楽器はクランポンのプレスティージュのバスクラで結構吹きやすいのもありがたいです。

まとめ

コンセルヴァトワールのオケの授業は学校によって結構違いがあるし、そもそもオケの授業がない学校もあるそう。

わたしの通う学校にオケの授業があったのはよかったし、レベルが様々なのは全然いいんだけど、みんなのモチベーションがもう少し高いと演奏も変わってくるだろうなぁ、なんて思っています。

11月の本番までたくさん練習があるわけではないので、自分にできる練習をしっかりやって準備していきたいと思います。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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