インスタグラムに演奏をアップし始めたのもあって、インスタグラムをきっかけに世界のいろんなクラリネット奏者を知る機会が増えました。
すると、海外のクラリネット奏者が本当にジャンル関係なく音楽をしているのに気付きます。
ジャズを演奏するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者のアンドレアス・オッテンザマー。
ブラジル音楽のショーロを演奏するパリ管弦楽団首席奏者のフィリップ・ベロー。(動画の5:30から流れます)
フィリップ・ベローはジャズも演奏しますね。
ショーロを演奏するイスラエルフィルハーモニーのバスクラリネット奏者、ジョナサン.F.ガン。
日本だとコハーン・イシュトヴァーンはクラシックの演奏も素晴らしいですが、クレズマー音楽もやってたりしますよね。
色々探しているとジャズの演奏も見つけました。
木原亜土さんがクラシック、チロル音楽、ブラジル音楽をしておられます。
これは亜土さんが大活躍のチロル音楽の演奏。
ここでは紹介してないけれど、もっといろんな音楽を縦断しているクラリネット奏者がこの世の中にはたくさんいます。
もちろんクラシック奏者がジャズを演奏するときは楽譜ありでやるときも多くて、アドリブソロの部分は即興ではなく書かれた楽譜であることも多いと思いますが・・
『演奏するジャンルを絞りなよ』って言うような人はこうしてジャンルを横断する素晴らしい人たちの存在を知らないんじゃないかなって思うし、それぞれのジャンルをやってみたらそのジャンルへのリスペクトも高まる気がします。
たまに一つのジャンルだけを極めている人を見ると、その一途さがキラキラして見えることもあるんだけど、いろんなものに興味を持ってしまうわたしのないものねだりな感情なんだろうな。。
でもやっぱり何かを極めるのはすごく大事で、極めなければ他のジャンルとの違いが分からない=ジャンルによって吹き分ける部分をきちんと再現できないですよね。
この記事を書いてたら、わたしの『いろんなジャンルを演奏している状態』って本当にまだまだなって思わされたし、日本人のクラシック奏者もどんどん縦断していってほしいなって感じました。
いつかジャズクラリネット奏者のアーティー・ショーが作曲したコンチェルトをやりたいな。