音楽活動で稼ぎにくいと分かっているなら副業すればいい

音楽家になりたい、と誰かに言ったときによく言われる言葉のベスト3に入るのが『音楽で食べていくのは本当に大変だよ』という言葉ではないでしょうか?

おそらく音楽に関わらず、こう思われている職種は色々あると思うんですが、音楽で食べていくのが厳しいと分かっているのであれば、対策出来ることは山ほどあると思いませんか?

『来年からどうやって食べていくんだろう』

わたしは卒業を控えた4年生のときに急激に不安に襲われました。

結局タイミングよく見つけた私立高校の非常勤講師の募集に応募し、無事に採用となったのですが、中学生の頃からの夢だったクラリネット奏者への道を諦めきれず一年でやめることになりました。

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ちなみに、私立高校の非常勤講師として勤務はしていたときの給料は週9コマ=1ヶ月9万円+部活手当てが加わって、手取りは11万円か12万円ほどでした。

さすがにこの金額だとやっていけないので、同時にバイトもしていました。

この当時わたしがやっていたバイトはアンタイトルというレディースファッションブランドのバイトと、マクドナルドでした。

ちなみにマクドナルドのシステム的な教育方法にすごく魅力を感じ、かなりのめりこんでいたこともあって、マネージャーをしていた時期もありました。

ただ、結局非常勤講師をやめてからバイトをしながら音楽活動をしていて思ったのは、月15万円ほどなら頑張ったらバイトで稼げるんですよね。

マクドナルドのお給料って店舗にもよるんですが900円くらいは普通にあって、夜遅くなると1100円くらいはあったし、何より働いている人数が多いので、時間の融通が効くのも魅力の一つでした。

音楽活動と副業を両立させる上で大切なのは、時間の融通が効く職業を選ぶということです。

もしわたしがいま音大生だったら、動画編集を習得して副業にして音楽活動をすると思います。

もちろん初期投資は必要だけど、動画編集はパソコンで出来る仕事だし、自分の好きな時間に作業できる=むちゃくちゃ時間の融通が効くからです。

また、動画編集を覚えれば自分の音楽活動のPRにも使うことができるので、一石二鳥ですよね。

音楽業界で動画の大切さに気付いている人はまだまだ少なく、今後YouTubeに参戦する人もたくさん出てくるはずですし、そもそも動画編集者の需要は今のところ高まっている一方です。身に付けておいて損するスキルではないでしょう。

例えば週5日で出勤しなければならない手取り18万円の会社に就職しながら音楽活動をするとしたらなかなか時間の融通が効かずうまくいかない部分もありますが、パソコンで出来る仕事を副業にして音楽活動をするならかなり自由が効きます。

どこかの会社にちゃんと就職したい人もいると思うのですが、そうではない人で時間の融通の効くバイトを探している人などは、自分でスキルを身に付けて、スキルを磨き、給料を自分で上げていくのが良いと思います。

もちろんこれはわたしの価値観によるものですが、バイトする場所に行って、時給換算でお金をもらうよりも、自分の好きな場所とタイミングで仕事をして、スキルアップしたら単価も上げていく方がずっと良いと思います。

例えば、普通のサラリーマンの人が手取り12万の会社に入って『これだけじゃやってけないな』って思ったら副業しますよね。

それと同じで、音楽家になりたい人でまとまった収入が見込めないのであれば、副業をすればいいと思います。『副業』はもう全然普通の時代なので、もしそういう働き方を批判してくる人がいたら、少し時代遅れな考え方なんじゃないかなと思います。

音楽家は稼げない。

それはよく聞かれる言葉です。

でも、どうしても音楽家になりたいのなら、音楽活動をしながら出来る副業をすればいい。

ただそれだけです。

それのどこが悪いのって思うし、本当にやりたいことをやれる人生の方が幸せだよってわたしは思う。

本当にシンプルにそう思います。

ちなみに動画編集は独学で学ぶことも出来ると思いますが、最近とっても良い口コミばかりみる『MovieHacks』では自分の好きな時間に学べて、わからない部分も丁寧に対応してくれます。

-Movie Hacks- YouTubeに特化した動画編集講座

わたしは受講して2日でこんな演奏動画を作ることができました。

詳しくはこちらの記事に書いています。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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