このたび、福知山市の新文化ホール整備基本構想・基本計画検討委員に選出いただきました。
基本構想や基本計画という言葉に馴染みのない方もいらっしゃると思うのですが、福知山に新しく文化ホールをつくるならどのようなホールが良いのか?ということを検討していく委員会です。
1962年に建てられた福知山市厚生会館は、今年で建設から60年を迎えます。
会館の歴史を少し振り返ってみると、建設から38年経った2000年に大規模改修を行い、内外装の改修、防音化、エレベーターの設置、音響・照明器具更新、施設バリアフリー化が行われています。
その後、2016年には再度改修工事に入るために施設の利用が中止になったのですが、改修工事にかかる調査を行ったところ、約10億円の予算に対して、約20億円の費用がかかることが判明し、改修工事計画は中止となりました。
それから今日まで様々な議論がされ、今回の検討委員会の発足に繋がっています。
今回は初回の委員会ではありましたが、各委員から積極的な発言があり、当初の予定時間をオーバーする充実した議論となりました。
建設地、座席数、施設設備、駐車場などハード面の議論は色々あると思いますが、何よりもそこを利用する人々の存在を大切にした議論が出来ればと思います。
本日も含めて7回の検討委員会で、建物の設計をする前に必要な基本構想と基本計画を定めるための議論を行います。
個人的に、7回という回数は決して多くはないと思うのですが、それでもこの検討委員会の皆さんとなら、活発な議論が出来るように感じています。
また、この新文化ホール計画には市内の文化関係者の皆様を中心に多くの方々が注目されていると思いますが、8月より5回にわたってワークショップが開催されます。(8月11日ワークショップ案内画像を追記)
詳細は近日中にお知らせされますので、是非ご興味のある方はご応募いただけたらと思います。
私も日程が合う限り傍聴させていただく予定です。
なお、次回の検討委員会は8/23で、委員会での話し合いをお聞きいただくことも可能です。
本検討委員会の内容は議事録が作成され、福知山市のホームページでも閲覧出来るようになりますので、委員会の傍聴は出来ないけれど、どんなことが話し合われたか知りたいという方は是非そちらもチェックしてみてください。
新文化ホールが地域に拓けた存在となり、そこで行われる取り組みを通して、市民の皆さんのより豊かな暮らしに繋がるよう、委員として検討を重ねていきます。