演奏時間たった30秒!ストラヴィンスキーのクラリネット無伴奏曲

こんにちは。
クラリネット奏者の吉田佐和子(@sawaclarinet)です。

クラリネット吹きのみなさん、クラリネット協会には入会していますか?

入会すると会報が送られてくるのですが、その内容がかなり充実してるんです。

クラリネット協会の発行している会報が面白い!

貴重な資料が沢山紹介されているので、クラリネット吹きの方は是非入会をオススメします!

日本クラリネット協会
http://www.jp-clarinet.org

今日は会報誌に紹介されていた曲をご紹介します。

ストラヴィンスキーが作曲したクラリネットの為の無伴奏曲といえば?

すぐに思い浮かぶのは『3つの小品』ですよね。
様々なコンクールの課題にもなってますし、クラリネット奏者なら1度は必ず演奏する作品ですね。

A管とB♭管、2本のクラリネットを使って演奏します。


Ⅰ.Sempre piano e molto tranquillo♩=52 (A管)
Ⅱ.♪=168 (A管)
Ⅲ.♪=160 (B♭管)

ちなみに会報には『3つの小品』の楽譜がフランスで競売にかけられ220万円で落札されたことや、クラリネット奏者・Edmond Allegraにあてた手紙も紹介されていました。

この曲知ってる?

実は、ストラヴィンスキーが書いた曲がもう1曲あるのです。

1917年に作曲された、『パブロピカソのために』という曲。

演奏時間も30秒って….
始まってどんな曲かな〜?って思ってる間に終了ですね。苦笑

14分25秒からの演奏です。

 

彼の直筆譜はこちら。
スクリーンショット 2015-12-22 18.30.12

下記のアドレスから見ることが出来ます。
http://classconnection.s3.amazonaws.com/13/flashcards/481013/png/112-1423A02393E22E5A84C.png

 

ストラヴィンスキーがローマのカフェで友人と呑んで酔っ払っている時に電報用紙にかかれたそうですが、酔っ払ってもたった23音でこんなに美しいメロディーがかけるストラヴィンスキー、流石です。

クラリネット吹きの皆様、ぜひ演奏してみてください。

早速反応いただいてますが…

うんうん。
正にその通り。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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