【教則本レビュー】ジャンジャンのクラリネット奏者の座右の銘の内容

音大時代にも使っていたんですが、先日パトリック・メッシーナ氏のレッスンを受けたときにオススメしてもらった教則本を購入しました。

この楽譜は日本に置いて来てしまったので、パリでもう一度購入しました。

わたしが買ったのはもう10年前ですが、装丁がツルツルした感じになってました!良い感じ。

パトリック・メッシーナ氏が特におすすめしたエチュードは3つ

この教則本は6つのエチュードから構成されており、パトリック・メッシーナ氏が特におすすめしたのは1〜3のエチュードです。

彼は、楽器をコントロールすることをとても大切にしていて、そのベースとなる基礎練習もとても重要視されていて、レッスンの最初も唇と指のウォーミングアップにこのエチュードに似た音階練習やロングトーンをします。

なので、毎日のウォーミングアップに自分が苦手なところだけ取り入れてみるのもありでしょう。

6つのエチュードから構成されている教則本

それでは、どんなエチュードがあるのか一緒に見て行きましょう。

1つめのエチュードはトリルの練習。

写真のテンポの部分にマルがついてるのは、パトリック氏が囲んだものですが、速くしすぎずにこのテンポを守って、ということでした。

ひたすらトリルの練習です。どの指を使うか?なども書いてあります。


2つめのエチュードは左手のためのスペシャルワーク(特別な練習)と題されています。


パトリック氏は♩=60か56でもいいよ、とおっしゃってました。


3つめのエチュードは右手のためのスペシャルワークです。


こちらも、パトリック氏は♩=60か56でもいいよ、とおっしゃってました。


4つめのエチュードは、スタカートの練習です。



5つめのエチュードは、全てのスケールとアルペジオの練習。


ここは一度吹いてみるといいと思うんですが、スケールもアルペジオも、もっと音域を広くつかっているものを使えば良いと思います。

優しい順に、3つのおすすめスケール本をご紹介しておきます。このスケールに関してもまた記事を書きますね!

イヴス・ディディエ : クラリネット奏者の為の音階 第一巻 ~19世紀の音楽~ (クラリネット教則本) アンリ・ルモアンヌ出版

6つめのエチュードは口の位置を戻し、音色をよりよくするためのエチュード。


これまでやってきた規則的なエチュードとは一変して緩急が短い範囲でついていて、表現力もつけられる内容ですが、これも別の短い曲を集めているエチュードを使用すればいいかなぁ、という感じがします。

ジャンジャンのクラリネット奏者の座右の銘をオススメしたい人

ジャンジャンのクラリネット奏者の座右の銘をオススメしたい人はこんな人です。

基礎をしっかり固めたい
②基礎練習が大切だと分かっているけど自分にどんな力が足りないのか分からない人
コントロール力をもっとあげたい人

特に③の「コントロール力」というのは上手い人ほどしっかり身につけているものです。

基礎がしっかりとしている=コントロール力があると、いろんな曲を吹くときに応用できます。

難しいパッセージが出て来ても、この基礎力・コントロール力があるかないかで練習時間もグッと短縮されます。

まとめ

昔は基礎練習は面倒くさいなぁ、と思っていたときもありました。

でも、ウォーミングアップの際にいきなり曲をやるのではなく、ロングトーンをしたり、スケールを吹いたりすることを習慣づけていると、その日のコンディションを知ることも出来ます。

毎日同じことを繰り返し、点検するメリットというのはやはり変化に敏感になれること、その変化に気づくことで対策が立てられることだと思います。

この教則本を買ったことがないという人は、絶対に持っておいて損はない1冊なので、ちょっと高いですが一生使える!ということで手元に置いて欲しいと思います。

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