たくさん緊張する本番を経験すること

先日行ったコンサートで、わたしは全曲暗譜して臨んでみました。

思えば、そんな本番は人生初めてでした。

演奏する曲はわたしが作曲した曲や大好きな曲ばかりだったから「覚えられるでしょ」って思ったし、思い入れのある曲たちだからこそ暗譜したいと思ったんですよね。

作曲をするようになってから、音符は言葉のようなものだとも思うようになってるけど、1年前は全然フランス語が話せなかったわたしが今フランス語を話せているのは、間違いなく何回も繰り返し話した=練習したから。

この経験が、たくさんある音符も何度も練習したり歌っていれば絶対に自分のものになると確信させてくれたし、こういう思考の変化は語学学習の経験が音楽にも活かされているなぁと思います。

コンサートは1曲ごとにおしゃべりも挟んでいくスタイルだったこともあり、常に頭がフル回転でした。

口の中のツバがなくなるほど緊張するときもあったし、最近短く切った髪が口に入ってくる..髪の毛を食べてるときもあったし(苦笑)

でも、このときの経験があったからか、そのあとオーケストラでの本番で緊張したときに「あのときあれだけ緊張したけどちゃんと吹けたんだから大丈夫」と思うことが出来ました。

このとき、自分でたくさん緊張する本番をつくることの大切さを痛感したし、同時に、こんな風にどこかで挑戦したことが別のことでも活かせることにワクワク感を覚えました。

きっと、何かに挑戦することとか、ハードルが高いことをやるのってすっごく緊張すると思うけど、それ以上にチャレンジしたあとにこんな風に思えるときが来るのがむっちゃ嬉しいなと。

大きなチャレンジをした本番は、数がすくなくてもすごく成長できる。

逆に、そうじゃない本番は数が多くても思ったほど成長出来ない。

これは色々な本番を経験したからこそ思うし、パリに行ってから本番の回数は減ったけど、実際前よりも楽器が吹きやすくなっていたり、よく演奏するメンバーとのサウンドが良くなっていたり、嬉しい変化が多いからこそ思うこと。

去年の今頃は目に見えて本番の数が少なくなったことに不安を覚えてたし、何かやらなきゃ!って焦ってたけど、いまは全然そう思いません。

じっくりと、できることをコツコツとやる。

語学学習、楽器の練習、ブログでの発信をコツコツとやる。

地道な行動の先にこそ、今までとは違う嬉しい変化が待ってるんだと心から思います。

なので、これからももっともっとチャレンジしていきますよ〜〜

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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