パキート・デリべラと言えば言わずと知れたジャズ・クラリネットの名手。
上記の動画後半ではサックスも演奏しています。
そんな彼が作曲した、ジャズのサウンドが印象的な曲がいくつかあります。
通常ジャズで用いられるコード譜ではなく、ちゃんとクラシックの人でも演奏出来るように全部音符が書かれているため、プログラムに入れると少し変わった彩(いろどり)を加えられる作品ばかり。
ぜひ曲選びの際に参考にしていただければと思います。
1.クラリネット&ピアノ:3つの小品
曲の内容的には割と落ち着いた感じなので、正直コンサートのプログラムに入れる場合は前後の作品との兼ね合いによるかな・・という感じです。
2.クラリネット&ピアノ:Cape Cod Files
今回紹介してる曲の中で一番好きな曲です。とても聴き映えもしますし、1楽章の冒頭は皆さんおなじみのフレーズが出てくるので、軽めのコンサートなどにもおすすめ。
今度ぜひやりたいと思っている曲です☺️
3.クラリネット&チェロ&ピアノ:Invitación al Danzón
チェロの人と一緒にコンサートをするときに是非やりたい曲。パーカッションを入れても良いですね。
さいごに
わたしはクラシックでクラリネットを始めたけれど、ジャズに興味を持って、ありがたいことに本物のブラジル音楽にも触れることが出来たり、日本にいるクラリネット奏者の中でもなかなか特殊な生き方をしてきたなぁ、と思ってるんです。
だからこそ、わたしにしか出来ない演奏があるし、クラシックというジャンルしか演奏しない人では出来ないプログラミングにもチャレンジしていきたいと考えています。
そのときに、パキートの曲はちょうどクラシックとジャズの橋渡しをしてくれるように感じています。
ちなみに、これまでクラシックのコンサートに「ジャズっぽいものを入れたい」と思ったときは、テンプルトン作曲のポケットサイズソナタを選曲していたのですが、こちらもおすすめです。
ポケットサイズソナタには1番と2番があり、それぞれ1楽章〜3楽章まであります。
ぜひプログラムを決める際の参考にしてみてください。