完全帰国まであと365日

4月1日を迎え、日本では新年度が始まり新元号『令和』が発表されましたね。

3年という期限付きでのパリ生活。
わたしの持っているビザは2020年の4月1日まで、ということで完全帰国までちょうど1年となりました。

日本人はパリに対して憧れを抱く人が多いと思うけど、雑誌やテレビできらびやかに描かれるパリと実際に住んで感じる印象は全く違うもので『せっかくパリにいるんだから楽しんで』と言われても、最初は街に出るとすぐ疲れてしまって楽しむ余裕なんてありませんでした。

全然街に馴染めなかったことが懐かしい。

多分、今もそんなに馴染めてない気もするけど、それでもいいや、と思えるくらいの心境でいられるようになりました。

昨日はお家の近くのアンヴァリッドへ。

芝生に寝転がって青い空と生き生きとした木々を眺めながら休憩したら、すごく気持ちがスッキリしました。

日本にいたときはこういう休み方をしたことがほとんどなくて、ずーっと働いてたり動き回ってるのがいいと思ってました。

パリに住んでいると電車やバスが遅れることは日常的にあるし、役所手続きは半日かかることもある。

1日にいくつかのことをすれば『今日は頑張ったな』って思えるんですが、日本に帰国すると電車はきっちり来るし本当に1日にいろんなことが出来るから、パリにいるときと同じ数のタスクをこなしても『これでいいのかな』って思っちゃう。

でも、フランスの人たちの休みのとり方はとても人生を楽しんでいるなぁと感じるし、日本に帰っても彼らのように生き生きと生きたいなぁと心から思います。

誰かの願う人生を生きるではなく、自分が良いと思う生き方が出来ていることが何よりも大切。

自分の思うように生きることの潔さ、美しさを大事にしたいです。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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