レッスンで先生の言葉が辛く感じて苦しい時にしてほしい3つのこと

マンツーマンで楽器のレッスンを受けている先生と少し相性が合わないな、と感じたことはありませんか?

  • 厳しい言葉をたくさん言われて辛い
  • レッスンで怒られるのが怖くて行く時に気が重い
  • 自分の可能性を感じることが出来ずに苦しい

こんな悩みを持っている人は少なくないと思います。

日本人はもともと真面目な人が多いため、先生の言葉に心の痛みを感じたとしても、我慢して何らかの結果が出た場合、その痛みも含めて『正しかったんだ』と思っている人も多いのではないでしょうか?

憧れていた先生のレッスンを受けられることになったから、頑張って先生の指導についていきたい!と思う人もいるでしょう。

ただ、いつでも自分の心の声をもっと大切にしていいよとわたしは伝えたいです。

心が傷ついてることをちゃんと認識しよう

日本人の先生方は割とキツめの言葉を使う人が多いような気がします。わたし自身、中学〜大学まで割とストイックな指導を受け、上手くなりたいのなら常にストイックな思考で在らねばならないと考えていました。

おそらく先生ご自身が過去に師匠から言われた言葉や、成功したきっかけになった厳しい言葉を使って指導されてると思うんですが、これは万人の指導に合うわけではありません。

先生に言われた言葉に悲しい気持ちになったとき『私が悪いんだ..』と思っていませんか?

でも、果たして本当にそうなのでしょうか?

どんな状況であっても、先生の言葉に心が傷ついたというのは事実です。

そして、よく考えてみてください。

先生は今の現状を踏まえた上でもっと他の言葉であなたの可能性を認め、励ますことも出来るはずです。

これは先生と生徒という関係に関わらず、友人同士でも、親子の関係でも同じことが言えるのですが、必要以上に心を傷つけられる人とは適度に「心の距離」を取らないと本当に苦しくなります。

まずは、あなたの心が傷ついているときに『私が悪いから先生は怒ってるんだ』と思ったときに「あぁ、悲しいな。でも先生はこういう言い方しか出来ないんだな」と少し先生に言われた言葉や先生のことを客観的に見てみましょう。

それだけでも大きく違うはずです。

ただ、今どうしてもキツイ言葉を言う人から離れられない場合は次の3つがあれば少し心が楽になるのではないでしょうか?

1.変化した過程を褒める先生を別に探す

世の中にはいろんな先生がいます。

もしあなたの先生が気分屋で求める演奏を出来ないときに怒る人ではなく、変化した過程を褒める先生を別に探してみましょう。

結果を出せなかった否定してくる人ではなく、成長を褒めてくれる人を探すことはとても大事です。

友達が習っている先生のレッスンの様子を聞いたり、海外の先生のレッスンを受けられるチャンスがあれば受講してみたり、自分が『いいな』と思うレッスンはどんなものなのか探してみましょう。

2.素の自分でいられる人との時間や演奏を大切にする

楽器の先生から厳しい言葉で指摘される回数が多くなると『わたしはこれじゃダメだ』と必要以上に自分を責めてしまう人もいるかもしれません。

でも、いろんな友達がいたときにどうしても合わない人っていますよね?

先生でもそれは同じだと思うんです。

先生の指導される言葉が、どうしても合わない場合はあります。

わたしは、両親や友達、カウンセラーの先生など、自分のどんなところも変えなくても受け入れて肯定してくれる人がいることを実感してほしいなと思います。

先生に限らず、仕事でも合わない人に出会うこともあるかもしれませんが『素のままでいいんだ』と思える時間はぜひつくってほしいです。

3.自分の本当にやりたいことをする

レッスンで自分の解釈を否定されていることが多い場合は、自分の解釈で何かをしたり、音楽をする時間を大切にしましょう。

例えば、気の合う仲間とコンサートを開催したり、興味のある作曲家について徹底的に調べるのも良いでしょう。

また、落ち込んでるときは下記のことも効果があるかと思います。

  • アロマを焚いてリラックスする
  • 美味しいものやお気に入りのものを食べる
  • 睡眠時間を増やす
  • お部屋の片付けたり断捨離をする

少しでも気持ちが楽になることをしてみましょう。

さいごに

最近日本では音楽家のための身体の使い方やメンタルをサポートするサービスが増えてきているように感じますが、本来真面目な日本人にキツめの言葉を投げかけてストイックな思考で練習することを求める指導者があまりにも多く、その結果たくさんの音楽家たちの心や身体が助けを求めているのだと感じています。

ちなみに、イギリスのロイヤルバレエ団には精神科医の先生がおられるそう。

自分の踊りに満足がいかなかったり、伝えたいものが伝えられなかったりした時には舞台後に落ち込んでしまうことも。本番でパフォーマンスをフルに発揮するために、ロイヤル・バレエ団には精神科医がいます。舞台上で、いかに役に入り込める精神状態に持っていくかというメンタルトレーニングができるので、今後はもっと取り入れていきたいと思っています。いい舞台を見せるには、しっかりとリハーサルをして、自分の気持ちいいところで踊るのが理想なのです。
引用:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/interview/2019-02-01/royal-ballet

あなたの心の安定良い練習の先にこそあなたの求める演奏があるはずです。

もし心にモヤモヤを長い間一人で抱えている人は、専門家の力を借りるのも良いのではないでしょうか?

わたしは悩みごとを聞いてもらうなら女性の方が良いのですが、女性だったらこのお2人が優しくお話を聞いてくださりそう。

楽器がもっとうまくなりたい、自分だけじゃどうにも出来ないことがあるときに楽器の先生に習いにいくように、心の在り方が不安になったときに自分だけの力でなんとかしようとせずに、専門家の助けをかりるのは特別のことではなく、自然なことだと思います。

どんなときも自分のことを責めたりしないで大丈夫。

どうしていいか分からないときは、ここでご紹介したことをぜひ少しでもいいので取り入れてみてみてくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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