先日、オーボエ奏者の宮村和宏さんの2ndアルバムレコーディングに立ち会あわせていただきました。
来年2月17日に銀座にあるヤマハホールで行われる『宮村和宏 オーボエリサイタル デビュー20周年&2ndアルバムリリース記念コンサート』の宣伝に使用するPVを制作する為です。
レコーディング内容は全てモーツァルト!!
・オーボエ四重奏曲K.370
・グラン・パルティータK.361(C.F.G.シュヴェンケ編曲)
・歌劇『魔笛』序曲(ヨハン・ヴェント編曲)
前列左から
オーボエ:宮村和宏
ピアノ:鈴木優人
後列左から
チェロ:朝吹元
ヴァイオリン:長岡聡季
ヴィオラ:吉田篤
観客として幸せな気持ちに浸り、裏方としてその良さを伝えられるものを創ろうと努力し、演奏者としてとても衝撃を受けた時間でした。
素晴らしいメンバー。
素晴らしい作品。
素晴らしいホール。
素晴らしい録音スタッフ。
『あぁ、名盤ってこうやって生まれるのだな』
そう感じた時間でした。
レコーディングは2日間にかけて神奈川県立相模湖交流センターで行われ、私は1日目にお邪魔しました。
ホールは相模湖の目の前にあります。
この日は台風の影響で雨も心配されていたのですが、何とかもちましたね^^
休憩時にいただいた『ダムカレー』!
自分で巻くタイプのソフトクリームをデザートに食べておられたチェロの朝吹さんを激写。
終始とても和やかな良い雰囲気で進んでいたことが印象的で、全員が良いものを創ろうとしておられる様子がすごく伝わってきました。
ヴァイオリンの長岡聡季さんは、オーボエの宮村さんと東京芸術大学附属高校からのお付き合いだそう。
ホールについてしばらくして、最初に話しかけてくださったのが長岡さんでした。
皆さんとお会いするのは初めてなので緊張していた私でしたが、長岡さんが話しかけてくださったおかげで緊張が少し和らぎました。
ハーモニーのセンスが抜群で、絶妙な距離感を保つ美しいアンサンブルを引っ張る長岡さんの姿は凄く印象的でした。
ヴィオラの吉田篤さんはとても真摯に音楽と向き合っておられるのが、その出で立ちと音楽からも伝わってきました。
同じ「吉田」同士ということで、その存在はもちろん前から知っていて、以前三枝さんのコンサートでタンゴを演奏されており、かっこいい印象が強かったのですが、今回クラシックを演奏されているのを聴いていると、ついうっとりしてしまいました。。
チェロの朝吹元さんは、以前4人で奏でる交響曲の演奏会でもお聴きしたことがあったのですが、その時とはまた違った魅力が感じられました。
そして、カメラのレンズ越しに見ると映画の俳優さんのようなオーラが…!!
撮影していてすごく絵になるというか。。。すごく撮りやすかったですm(_ _)m
そしてピアノは鈴木優人さん。
現在はオランダを拠点に作曲家、指揮者、ピアノ、チェンバロ、そしてオルガン奏者としても活躍されています。
とても穏やかな雰囲気とポジティブな言葉が印象に残っています。
数曲譜めくり(ピアノの楽譜をめくること)もさせていただいたのですが、楽譜を見ながら音を聴いていると、この楽譜を鈴木さんはこんな自由に捉えて表現出来るのだなぁ…と隣で放心状態でした。
オーボエの宮村さんは私のユニットでもご一緒していただいていますし、宮村さんの素晴らしさは理解しているつもりだったのですが、このレコーディングで真の力を見たように思います。
確かに、私のユニットでは基本的に宮村さんの苦手なことしかお願いしていないんですよね。
私の曲って私が吹きたいように吹いていますけど、音の処理とか音楽の感じ方って『どクラシック』じゃないんです。
なのでユニットとしてやり始めた最初の頃は、宮村さんも随分と苦労されたとか。。。
(私の伝え方もすごく感覚的だったので、かなり分かりにくかったことでしょう…)
ちょっと話は脱線しちゃいましたが、このレコーディングで何時間にもわたって素晴らしい演奏を続けられる宮村さんを見て、改めてすんごい人なんだなー。。と感じていました。
というか、皆様本当に素晴らしすぎて、お仕事しつつも意識は放心状態というか。。。
こんな場に立ち会うことが出来てとても嬉しかったですm(_ _)m
レコーディング終わり〜〜! pic.twitter.com/LGBBtl8wO1
— Masato Suzuki (@eugenesuzuki) 2016年8月30日
今から1/22のリリース、2/17のデビュー20周年&2ndアルバムリリース記念リサイタルが楽しみです!
チラシと2ndアルバムリリース告知動画、そしてなんとアンコールの作曲も担当しておりますので、そちらも出来ましたらご紹介させていただきます。
どうぞお楽しみに!