フランス語力アップに絵本や子供向けに書かれた物語など『易しい文章』を読むのが効果的なのはご存知ですよね?
わたしは優しいフランス語の本を多読するのが好きなのですが、ふとこんな動画を見つけました。
『小象ババールの物語』(L’histoire de Babar, le petit éléphant)です。
プーランクは、作家ローラン・ド・ブリュノフの絵本『ぞうのババール(小象ババールの物語)』を夢中に読んでいる甥や姪を見て、その物語に音楽をつけてみようと思ったそうです。
作曲されたのは1945年なので、プーランクが46才のときの作品です。
プーランクと『ぞうのババール』の作者であるブリュノフは友人で、原作の絵本の曲付けにブリュノフは快く承諾したそう。
また、ジャン・フランセがプーランクの許可を得て管弦楽伴奏版も作成したそうです。
ピーターと狼の公演で演奏したときにも感じたのですが、子供向けの優しく分かりやすいストーリーにこういうクラシックの音楽伴奏をつけるというのは、わたしにとって軽く衝撃でした。
もちろん、こういう組み合わせが『普通』のフランスの子供たちにとっては、日本のアニメで流れている音楽というのもまた同じように衝撃を感じることでしょう。
ただ、このように大好きなフランス語とフランス音楽が交わっているものに対して何とも言えない幸福感を感じます。
個人的に、動画の20分くらいからの結婚式のシーンで流れている音楽と、一番最後の終わり方が好きでした。
みなさんもぜひ動画をご覧になってくださいね。
さいごに
簡単なフランス語で書かれた物語を多読することや、この動画の音声に合わせてシャドーイングすることは、フランス語力アップにとても効果があります。
わたしは普段、多読をする際にMONDES EN VFを利用しています。
電子版もありますが、わたしはペーパーバックを利用しています。
今回ご紹介した『小象ババールの物語』もウェブで買うことができるので、ぜひ文章を読みながら動画を流してみてください。