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パリから想う3.11

今年も3月11日がやってきました。
わたしは今日もこの日を日本から遠く離れた土地で迎えます。

去年はスペインのマヨルカ島の海を眺めながら、石巻で見た海を思い出していました。

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今年はパリにいるので海は見えませんが、日常を送るなかでも、きっと今日この日に対して想いを馳せることが人はたくさんいるはず。

3月11日になって、SNSを開くとさまざまな情報が飛び交っていました。

以前、石巻に行ったときにそこに住むみなさんは3月11日はテレビをつけずに過ごされる方も多いと聞きました。どうしても思い出したくないことまで思い出してしまうからだそうです。

ただ、わたしのように震災を関西で経験し、被災地にも1年以上経って訪れた者や、あの震災を知らずに生まれてきた今の子どもたちにはこの節目にもう一度「なにが起こったのか」ということをより知る機会となっていると感じます。

改めて振り返る当時のこと、あのとき起こったことを語り継ぐ人、節目のときだからこそいつもより色んな情報にアクセスしやすくなっていて「あの出来事を風化させてはならない」と動いている人たちの存在をたくさん感じました。

こんな活動をしている人がいるんだ、
当時ここはこんな様子だったんだ、

とさまざまな光景が頭をよぎりました。

わたしが被災地のことを想うとき、思い浮ぶのは石巻の海だったり、高台からの景色だったり、更地の中にぽつんと立っていた神社だったり、多くの生徒がなくなった大川小学校の跡地です。

でも、さまざまな景色のあとには石巻で出会った人々の笑顔が思い浮ぶんです。
悲惨な現場や現場をたくさん目にしたのに、それでもあの場所で迎えてくれた人たちのあたたかさがずっと目に焼き付いてるんです。

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東日本大震災のことを、一人でも多くの人々が自分の言葉で自分の想いを紡げることはとても大事なことだと思う。

「わたしはよく知らない」と言いたくない。

知らないことが少なくても、見たこと、聞いたこと、風化させてはいけないこと、それらを自分の中に持っていたい。

だから、わたしは今年も5月4日に大阪シンフォニーホールで行われる東日本大震災復興チャリティーコンサートに参加するために日本へ帰ります。

このコンサートに参加するメンバーは、全員が義援金として1人5000円をおさめ、さらに必要経費を除いたチケット売上金のすべてが石巻市の未来ある子どもたちのために送られます。

今年で第9回目となるコンサートですが、今日は改めて1回目はいったいどんな雰囲気で行われたんだろうと想いを馳せていました。

楽屋裏や舞台の様子を想像すると、そこにはピリッとした空気のなかで参加するメンバーたちが思い浮かびました。

わたしは最近になって参加するようになったので、1回目の様子を想像することしか出来ません。でも、この想像力を欠いてしまったら、やっぱりいけないのだと改めて感じました。

人間の想う力、想像力はとても大きなパワーになります。

きっと、人それぞれ想い方は違うから想いの量や、想うことはみんな違います。

ただ、もし心に何かよぎったなら、それを見落とさず、大切にしてほしい。

今年も被災地の誰かを想い、被災地を想い、自分自身の思いを重ね、演奏したいと思います。

被災地には行けないけれど、何かしたいと思ってる、という人はきっとわたしだけじゃないはず。

チケットは3000円と2000円の2種類。
下記のHPから購入できます。

http://www.eonet.ne.jp/~imura/vacancy.html

ですが、もしわたしのブログを読んで『コンサートに行こうかな』と思ってくださった方は、当日、開場前に直接チケットをお渡ししたいと思っていますので、このサイトのお問い合わせFaceBookTwitterのメッセージで連絡をください。

どこにいても、想うことは出来る。

今年も、あなたと想いを重ねることができたら嬉しいです。

ABOUT ME
吉田佐和子
吉田佐和子
パリ在住のクラリネット奏者。京都府福知山市出身。オリジナルアルバム収録曲はiTunes,Spotify,YouTubeチャンネルでお聴きいただけます。使用楽器はYCL-SE Artist Model。ブログではクラリネットのことや日々の様子を綴っています。
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