パリカトリック学院付属の語学学校(ILCF)で短期講習を受けた感想

わたしは2017年の4月からパリに住んでいるのですが、パリで生活する上で必ず必要になってくるのがフランス語。

4月〜6月まではアジア人が多くパリ初心者にもおすすめな語学学校、AAA語学学院に通い、7月の1ヶ月間は夏期講習を受けるためにILCFに通っています。

ILCFとは、私立大学パリカトリック学院付属の語学学校のこと。

日本人は『パリカト』と略す人も多いのですが、正式名称はInstitut de Langue et de Culture Françaises(ILCF)です。

パリカトリック学院付属語学学校の3つの特徴

夏期講習に通い始めて3週間経って感じている特徴は3つ。

・語学に打ち込むのに適した環境が整っている
→クラスメイトに日本人がいると、ついつい日本語で話してしまうこともありますよね。

パリカトには日本人が全然いないので、フランス語か英語しか話せないので、語学に打ち込むのにぴったりの環境です。

・先生の教え方がうまい
→これはパリで2つの語学学校へ行って思ったことですが、先生の質がいいです。

もちろん先生との相性もあると思いますが、とても丁寧で基礎を大事にしながら会話力も鍛える授業内容です。

毎週小テストを挟んでくれるので、それまでにやったことも復習出来ます。

また、抜き打ちでテストがあることも。

とにかく自分の理解力をこまめに『チェック』できるので、何を学ばなければならないのかが明確になります。

・校舎がとても広々としていて気持ちがいい
→これは授業内容というよりも設備なのですが、パリカトの校内はとても広く、自然もたくさんあって過ごしやすい場所です。

天気のいい日は、朝少し早く登校してベンチですこし勉強したり、昼ごはんを食べるのもいいですよ。

食堂や自動販売機などもありますし、学校の周りにはおいしいカフェやパン屋さんもたくさんあります。

パリカトリック学院付属語学学校への申し込み方法

夏期講習を受けたい人は、業者を使わなくてもウェブで申し込みをすることができます。

わたしは申し込みをウェブで行いました。

講習開始までの手順はこんな感じ。

  1. ウェブで申し込む
  2. ウェブでテストを受ける
  3. 学校で会話テストを受ける(全くの初心者は受けなくてもよい)
  4. 講習2日目に自分のクラスを張り紙で確認→受講スタート

1.ウェブで申し込む

ウェブで申し込む人はこちらのページをクリックして、希望するコースを選択してください。
https://universiteenligne.icp.fr/index.php/fr/nouvelle-inscriptionilcf-1

サイトはフランス語と英語で書かれてるんですが、結構わからなくて試行錯誤してました。。

正直、なんとか決済画面までたどり着いたって感じでした。。

講習代金の決済はクレジットカードで行います。

2.ウェブでテストを受ける

申し込みが終了すると、申し込み時に登録したメールに『ウェブでテストを受けてください』というメールがきます。

そのメールに沿ってテストを受けます。

テストは全部で4種類くらいあって、選択式の問題や長文を読解して答える問題などさまざま。

メールには『辞書を使う必要はありません』と書いてありますし、あくまでも今の実力を調べるものなので、分からないものは手をつけずに提出して大丈夫です。

また、本当にフランス語初心者の人はこのウェブテストを受けなくても大丈夫です、

3.講習開始日に会話テストを受ける

講習開始日には、会話のテストを受けます。

これも、フランス語初心者は受けなくてもよいので、1日目は学校に行かなくても大丈夫です。

場所は学校に着いたら学内に案内表示があるので心配しなくても大丈夫。

朝の8:30から会話のテストが始まるんですが、100人以上がテストを受けるので、とにかく早く終わらせたい人は、早めに来てテストを受ける人の列に並ぶといいでしょう。

わたしは8:20にはいきましたが、既に結構人が並んでいたのでしばらくぼけーっとしながら、一番最後の方にテストを受けました。

会話のテストでは簡単な質問を聞かれます。

わたしが聞かれたのはこんな内容でした。

・自己紹介をしてください
・なぜあなたはパリに来たんですか?
・昨日したことを教えてください
・昨日作った料理は何ですか?

ウェブテストの成績が会話のテストをしてくださる先生に渡されているので、レベルにあった質問をしてくれます。

いくつかやりとりをしたあと、先生から自分のクラスを言い渡されます。

フランス語を勉強し始めて3ヶ月。わたしは一番下から2番目のクラス『A1-2』に行っていいよ、と言われました。

4.講習2日目に自分のクラスを張り紙で確認→受講スタート

講習2日目に登校すると、自分のクラスが所定の位置に張り出されているので、張り紙を確認します。

ちなみにわたしのクラスは17人で1クラス。

日本人はわたし以外に1人だけです。

パリカトリック学院付属語学学校の受講料

夏期講習は、週15時間受けるコースと、週21時間受けるコースがあります。

わたしが選んだのは週15時間のコース。

夏期講習の受講料は、7/3〜28までの期間で660ユーロ+登録料98ユーロ=計758ユーロが必要でした。

夏期講習は割とどこの語学学校も高いんですよね。。

教科書は授業が始まってから買う

事前に教科書を買わなければいけない語学学校もありますが、パリカトの場合は授業が始まってから先生が使う教科書を教えてくれます。

ちなみにわたしのクラスが使用しているのはTAXIという教科書(左)と問題集(右)です。

わたしのクラスの先生は、教科書を使うのは少しだけ。

配布プリントも結構あるからか、内容は割と飛ばし飛ばしです。

A1-1だともっと丁寧にゆっくりやるのかなぁ?と思うのですが、前の語学学校で一応A1-1の授業は受けていたので、特に問題は感じていません。

学生証作成にあたりこんなトラブルも

トラブルというほどのことではないんですが、会話テストを受ける日に学生証をもらうことが出来るようになっていたのですが、私の学生証は用意されていませんでした。

それもそのはず、学生証を作るのには顔写真を送らないといけなかったようなんです。

『そんなメール来てなかった』とわたしが言うと、「学校の代表メールに写真を送って」と言われたので、指示通り送ることに。

翌日登校した際に、ちゃんと事務所で学生証を受け取ることが出来ました。

ちょっとドキドキしましたが、なんとかなってよかった。。

まとめ

3週間通ってみて、パリカトに来てすごく良かったと感じています。

クラスメイトは結構会話が出来る人が多く、英語もまだまだ出来ないわたしは、周りの人とあまりコミュニケーションをすることが出来ないので少しさみしいのですが。。

でも、もっと頑張らなきゃ!と自分を奮い立たせることが出来ました。

『夏休みを利用して1ヶ月だけパリにいるの』というクラスメイトもたくさんいるので、日本の皆さんも良かったら短期講習を受けてみられてはどうでしょうか?

きっと素敵な経験が出来るはずです。

それではまたー!

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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