コンセルヴァトワールを受験した際に必要だったものは、わたしの場合下記の3つでした。
1.モチベーションレター(Lettre de motivation=志望動機)
2.学校が決めたフォーマットの履歴書(CV=卒業した学校、受賞歴、師事した先生などを書く)
3.音大の成績証明(英語翻訳したもの)
+音大の成績証明の提出が遅れることについて書いた紙
今回は、成績証明書について説明します。
わたしは渡仏前はコンセルヴァトワールに行こうと思っていなかったこともあり、日本で音大の卒業証明書を取っていませんでした。
また、しばらく日本に帰国する予定がなかったことから、成績証明書はコピーを提出すれば良かったので、母に代筆してもらい書類を提出してもらいました。
ちなみに、もし結婚していた場合は発行してもらえるのは旧姓での証明書になるようです。
大阪音楽大学に在籍していた頃は結婚していませんでしたしね。
大阪音楽大学の成績証明書・在籍証明書・卒業証明書の申請に必要な資料
わたしは母に頼んで下記の内容を申請しました。
【申請したもの】
・卒業(終了)証明書(英文1通)
・成績証明書(英文1通)
・在籍証明書(英文1通)
各400円→計1200円の定額小為替が必要
【母に代筆をお願いしたもの】
①委任状
②証明書交付申し込み書
※それぞれ見本をLINEで送ります。
※①は紙に書いて提出。
【郵便局で購入するもの】
①1200円分の定額小為替
②郵送に必要な切手
③返信用の120円切手
【印刷するもの】
①わたしのパスポートのコピー(お母さんのPCメールにお送りします)
②お母さんの身分証明証(免許証:裏面もコピーをお願いします)
【音大に送る封筒に入れて欲しいもの】
①委任状
②証明交付申込書
③わたしのパスポートのコピー
④お母さんの身分証明書のコピー
⑤1200円分の定額小為替
⑥返信用120円切手
【送り先】
〒561-8555
大阪府豊中市庄内幸町1-1-8
大阪音楽大学 学生支援センター 御中
母はすごく早く動いてくれたのですが、わたしが成績証明書が必要だということに気付いたのが遅かったこともあり、期日までに提出できないことが分かりました。
そのため、成績証明書などの書類が遅れることをフランス語で書いた文書を作ることにしました。
成績証明書が遅れる旨を書いたフランス語の文書
画像はこちらです。
①自分の名前
②自分の住所
③連絡先
④受験するコンセルヴァトワールの住所
⑤文書を書いた場所と日付
⑥タイトル(太文字で書きます)
⑦本文
⑧自分の名前
もし何かに使う必要がある人は、下記の文章をコピーして使ってくださいね。
Objet : information sur l’attestation de l’ancien établissement fréquenté confirmant le niveau d’études du candidat et sur l’attestation de niveau de formation musicale
Je vous informe que je suis en train de demander mon attestation au directeur de l’ancien établissement fréquenté. Dès que je la receverai, je vous l’enverrai tout de suite.
Tout de même, je vous envoie une photocopie de mon certificat d’étude universitaire.
Bien cordialement.
何か書類が遅れる場合はコンセルヴァトワールに確認をしましょう
成績証明書が遅れるこに関して、一応コンセルヴァトワールに電話をして確認をとりましょう。
私の場合は、受験の受付をしている方に『その書類が遅れても問題ない。それよりも大事なのは試験よ』と言われました。
受験に関することはEmailでのやりとりでも返事がきちんとあると思うのですが、わたしは電話で聞きました。
日本で発行された証明書をどうやって提出すればいいのか?
受験に必要なのはあくまでもコピーだったので、日本で発行してもらった内容を画像(jpgかpg)かPDFにして、メールで送ってもらうといいでしょう。
あとはそれをプリントアウトすれば、コピーしたものができます。
わたしが受験したCOPというコースだと成績証明書などの書類が必要だったのですが、受験時の演奏が評価されClasse de maîtreの課程に入れたので、結局それらは必要なかったそうです💧苦笑
さいごに
3回にわたってコンセルヴァトワールの受験に必要な書類の書き方をご紹介してきました。
わたしはこの作業に取り組んだ時に、何度も書き直したこともあり、それぞれアドアイスをいただいて仕上げたもののどうしても気持ち的に焦ってしまい、この作業を経験したことのあるすべての留学生のみなさんを心から尊敬しました。
また、音大を卒業してからコンクールの受賞歴がなかったことから、クラシックの世界において実力が分かる実績がないことに気付いたり、成績証明書が期日までに届かないことに焦ったり..
本当にいろんな気持ちを味わいました。
今となっては全てが良い思い出です。
ぜひたくさんの人が留学をとおして自身の音楽人生を更に輝かせて欲しいと思います。応援しています!
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