文法重視の勉強法では外国語を話せるようにならない

YouTubeを見ていたら最近わたしが思っていたことを本当に言ってくれてる動画があったのでツイッターでシェアしました。

元の動画はこちら。

そもそもなぜわたしが文法重視の勉強法が良くないと思うようになったかというと、去年の夏にかなりの時間をかけて文法を勉強したんですが、望むような変化はなかったんです。

これはわたしが昨年からつけ始めた学習記録なんですが、赤い丸で囲っている部分は文法書を解くのに使った時間です。

実に81時間38分にわたって、わたしは文法書をひたすら解いていました。

わたしが望んでいたのは以下の2つの点です。

  • DMM英会話でレッスンを受けたときに先生が話すあらゆる言葉(特に時制)が聞き取れるようになる
  • 自分が話すときに様々な表現が使えるようになる

ちなみに使っていたのはこちらの参考書です。

ちなみにわたしはパリに住み始めてからフランス語を勉強し始めて、フランス語ばかり勉強した結果、英語よりもフランス語の方が話せるようになった実感がありました。

でもそれは決して『パリに住んでいるから』ではなく、フランス語を使って話さなければいけない機会を英語よりも多く作ったからだと思っています。

その証拠に、わたしが出会った日本人で5年パリに住んでいるけれど、1年半フランス語を勉強した私よりもフランス語が話せなかった人に出会ったことがあります。

その人が英語を使って生活していたのでフランス語が出来ないことは何の問題もないのですが、やっぱり住んでたらその場所の言語が話せるようになるというのは嘘だなぁ。と改めて実感したんです。

さらに、英語やフランス語のテストがいくら出来ていても、実際にその言語圏に行くと予想もしていなかった音が入ってくることは本当に普通なんですよね。

それはリスニングをしたときに感じるんですが、やっぱりその言語が常に聞こえてくる中に身を置くと自分がキャッチ出来ない音がたくさんあることに気付きます。

わたしたちは通常テキストを解くときに正しい発音を脳内で再生できる訳ではありません。

自分の感じている音で再生するか、音を再生せずにただ文の構造やスペルだけを見て答えを書く人も多いのではないでしょうか。

その練習をいくら積んでも、わたしたちは話せるようにならないし、聞き取ることも出来ない。

結局、自分が良く話す内容を暗唱して覚えたり、言いたかったけど言えなかったフレーズを暗唱したり・・

『言いたいことを話す練習』をするのが何よりも近道なんだなと改めて思った。

あと、もし文法ばかりやってた過去の自分にアドバイスするなら『文法書をやったあとに自分が言いたいフレーズを習った文法を使って作るといいよ』って言うかな。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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