DELFB1リスニング(聴解Compréhention de l’oral)問題の攻略法

現在DELFB2取得に向けて勉強してるんですが、ふとB1のリスニング問題を解いてみました。

以前下記のブログ記事を書いたんですが、やっぱりそのときのレベル的にいっぱいいっぱいだったこともあり、あまり合理的に出来てなかったな・・と思いました💦

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DELFB1取得から約1年が経とうとしている今、改めて問題に向き合ってみると当時は見えていなかった攻略法が見えてきたのでシェアしたいと思います。

まず始めにわたしが取り組んでみたリスニング問題はこちら。

今回はその中から最初の問題を題材に解き方を説明していきます。

目次

DELFB1リスニング問題の解き方

そしてわたしの解き方はこんな感じです。

①質問の意味を把握する
②選択肢の単語の意味を理解する

まず、質問の内容を理解することでリスニング音源の中でもフォーカスして聞き取るべき部分を把握します。

もし質問内容を理解せずにずーっと音源を聴いていたら結構しんどいんですよね💦

なので、必ず最初に質問の内容を理解しましょう。

キーとなる言葉を探して音源を聞こう

わたしは質問の中でキーとなる単語を見つけてどこにフォーカスして音源を聞けばいいのか考えています。

下記のようにポイントとなる内容選択肢にあるポイントとなる単語に注意して聞けば良いので、全てのフレーズの意味が分かっていなくても解くことが出来ます。


わたしがDELFを受けたときは、質問の内容をきちんと日本語で理解できてないとダメなのかな?と思ってたんですが、今は例えば1番の質問を『ポールの旅で主な不都合だった点は何ですか?』と日本語に直して考えていません。

質問に使われている単語の意味が分かっていれば、わざわざ日本語に直して意味を考えなくても何に注意して聞けばいいのか分かるからです。

Quel 何
principale 主な
inconvénient 不都合
voyage 旅
Paul ポール

→ポールが旅に対して『主に不満だった点』を聞けば良いと判断できます

また、最初は分からない単語がたくさんあると思いますが、単語力は何度も問題に触れたりDELFの他の試験項目に取り組むことで身に付くので、焦らなくても大丈夫です。

ちなみに問題によっては数字がキーとなる言葉になっている場合もあるので、フランス語の数字にも強くなっておきましょう。リスニング中にすぐに数字に変換できない場合はカタカナで少しメモしておくといいかも。

リスニング問題で分からない単語がある場合

DELFの問題集を解いていると本当に分からない単語ばかりで、めげそうになることがあります😅

ただ、単語力はDELFの問題集を解いていれば自ずとついてくるので、初めて解いたときに分からない言葉があるからと言ってむやみに単語帳に手を出したりしないように・・焦らないでくださいね。

また、もし質問で知らない単語があっても選択肢から想像できることもあると思いますし、その逆もあるはずです。

DELFB1のリスニングは状況が限定されているので、どのようなシチュエーションでどんな会話がされるのかが掴めてきたら、かなり聞き取ることが出来るようになります。

例えば『旅の話題』でいきなり『子供の人権』の話になることはまずないでしょう。

そして、旅の話題で出てきそうな単語はある程度限られています。
(これは日本語で旅について話していても同じですよね)

ただ音源のスピードが割と速いと思うので、分からない単語をピックアップしたあとは音源のスピードになれることが必要です。

音源のスピード慣れるためにはシャドーイングがおすすめ

DELFの音源のスピード感には結局試験当日まで慣れることが出来なかったので、とても不安な気持ちで試験を受けた記憶があります。

ただ、そんな心境で臨んだものの、リスニングパートは20点中11点くらい取れました。

ちなみにわたしはこんな感じでシャドーイングをしてスピードに慣れるようにしていました。(2枚目)

 

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最初はゆっくり一人で話してみて、そのあと音源のあとについてシャドーイングをしてみるとフランス語独特のテンポ感が掴めてきます。

自分のテンポ感とフランス語のテンポ感が全然違う場合もあるので、一人でゆっくり言う練習をある程度繰り返したらシャドーイングをしてみましょう。

さいごに

パリでフランス語を使って会話をしていると『B1に合格したけど、わたしはB1レベルにもいないんじゃないか・・』と落ち込むこともあるんですが、約1年ぶりにDELFの問題を解いてみると余裕を持って解けたし、過去のわたしは闇雲に取り組んでいたように感じました。

改めて、リスニング問題を解くときのポイントは下記の3つです!

  1. 質問の意味を理解することでフォーカスして聞き取る部分を把握する
  2. 分からない単語を減らす
  3. フランス語の独特のリズムに耳を鳴らす→シャドーイングしてみる

これからDELFB1のリスニング対策をされる方に少しでもより良い方法で勉強できますように!

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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