【DELFB1対策】合格するためにした全てのこと


DELFB1に合格することができました・・・!

試験勉強中は問題を解くたびに分からない部分が増えていくような気分になることもあったし、試験のときは本当に緊張したんですが、良い結果が出て本当に嬉しいです。

DELFのB1はフランス語のやりとりを維持し、議論を理解、継続し、自分の見解や意見を述べることができるレベルで、日常生活の予期せぬ状況にも対処できるようになります。

今回はDELF合格までにしたことをまとめてみました。

目次

DELFってなに?

まず、DELFというのは仏検と同じようにフランス語の能力を測ることができる試験です。

試験内容は聴解・読解・文書作成・口頭表現の4つに分かれており、フランス語の総合的な力を伸ばすことが求められます。

学校によってはDELFやDALF、TCFなど、フランス語の能力がどれくらいあるか分かる証書の提出を求められるところもあります。TCFは有効期限が2年であるのに対し、DELFやDALFは一生有効です。

わたし必ずしもDELFB1を取得する必要があったわけではないのですが、目標を持った方が物事に取り組みやすい性格なので、受験という目標を決めて取り組みました。

DELFの試験内容は4種類

DELFの試験内容は4種類あり、それぞれ25点満点で評価されます。

  1. 聴解(Compréhention de l’orale)
  2. 
読解(Compréhention des écris)
  3. 文書作成(Production écrite)
  4. 口頭表現(Production orale)



最低50点取れば合格でき、各試験の点数は25点中5点取らなければなりません。

初めてDELFを受ける人は、それぞれの試験の内容を理解苦手なポイントを把握して対策することが大切です。

DELFB1はどれくらいのレベルで受けたらいいの?

DELFB1を受けたいと思っているけれど、自分のレベルが分からない・・!という人は、まずは問題集を買って、実際に解いてみることをお勧めします。

そこで試験日程と勉強に当てられる時間を考えて目標とする受験日を決めればいいのではないでしょうか。

ちなみに、もし仏検を受験してからDELFを受けようと思っている人は準2級を取ってからB1を受けられると良いと思います。

ちなみにわたしが仏検の勉強におすすめなのはこちらの参考書です。

わたしはDELFの問題集を解いているときに自分の文法に関する知識がすごく弱いことに気づいたのですが、文法を復習している時間もなかったので、曖昧な理解しかできていない部分もありました。

文法が不安な人はこちらの本に取り組んでみてください。サクッと文法の復習が出来るはずです。

他にもわたしがフランス語の学習をする上で良かった本はこちらにまとめています。

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DELFB1を受ける前に覚えておきたいこと

わたしは筆記と面接が別々の日にあり、どちらが先かは人によって違うようでした。

筆記試験は、休憩はなく1時間45分のあいだ通しで試験が行われます。

事前にトイレなどは済ませておくようにしましょう。

わたしが受験した時は自由に場所を選んで座れるようになっていたので、リスニングが聞き取りやすいように、CDデッキのあった前の方の席を選びました。

また、答案用紙に記入する際は鉛筆ではなく、黒ペンを使用するように指示されました

DELFB1対策で使用したテキスト

わたしはこのテキストを使って試験対策をしていたのですが、テキストで学んだ内容がたくさん出題されているように感じました。

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2010年版なので、少し内容が古いように感じることもありましたが、テキストを解くなかで改めてフランスの文化や社会が抱える問題についても知ることが出来ました。

いろんな参考書を買うより、この1冊をしっかりと取り組めば大丈夫だと思います。

聴解 Compréhention de l’orale(約25分)
の内容

試験はまずリスニングにあたり「聴解」から始まります。

録音を聞き、設問に答えます。録音は2回流れます。

回答方法は当てはまるものを選ぶものもあれば、録音の内容を簡単にまとめるような内容もあります。

全ての問題が終われば、あとは「読解」と「文書作成」を解く時間になります。

時間はだいたい80分あるので、それぞれにどれくらいの時間をかけるか考えておくと良いでしょう。

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読解 Compréhention des écris

文章を理解するためのボキャブラリーはもちろん、分からない単語があっても何となく意味を想像しながらスピーディーに読み進める力や、文法力が必要になります。

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文書作成 Production écrite

 テーマに沿って文書を作成します。

テーマはエッセイや手紙、新聞記事、メールなど。個人的な考えを述べます。

どのように文章を展開していくのか、また、メールの書き出し文などの決まり文句について理解を深める必要があります。

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口頭表現 Production oraleの内容(準備10分+面接約15分)

口頭表現(Production orale)の内容は面接です。

自分の自己紹介に対して面接官が質問したり、あらかじめ用意されているテキストを10分かけて読み、構成を考えてから、自分の意見を述べます。

時間は準備時間10分+面接時間15分、合計で25分ほどあります。

攻略方法など、詳しくはこちらのブログにまとめています。

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単語を暗記するための方法

語学勉強をしていると必ず分からない言葉に出会いますよね。

わたしのおすすめの方法はこのアプリを使って管理することです。

▶︎ios版をダウンロード
▶︎Android版をダウンロード

こんな感じで使えます。

カードは色分け出来るので、例えば下記のように使い分けるのも良いと思います。

緑:1秒で意味が出てくる単語
青:見たことがあり、少し考えれば意味を思い出せる単語
黄色:見たことがあり、覚えていない単語
赤:見たことがなかった単語

仏検対策に作られているこちらの単語集を活用してあらかじめ重要な単語はある程度覚えておくことをおすすめします。

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個人レッスンとアンサンブルアンフランセをフル活用

今回DELFを受けるにあたり、家庭教師の先生の個人レッスンとフランス語オンライン学校のアンサンブルアンフランセをフル活用することで何とか乗り切ることが出来ました。

  • 個人レッスン:テキストに一緒に取り組み、試験直前は文書作成をメインに見ていただきました。
  • アンサンブルアンフランセ:読解はMichiko先生と、面接対策はフランス人の先生と一緒に取り組んでいました。

フランス語オンライン学校のアンサンブルアンフランセでは、日本人の先生とフランス人の先生にレッスンをみていただきました。

読解ではMichiko先生に文法や単語の活用をしっかりおさえながら精読する大切さを教えていただきました。また、面接はフランス語の先生を選択して取り組みました。

アンサンブルアンフランセ無料で1レッスン受講することが出来ますし、入会時に紹介者の欄にわたしの名前を書いていただけるとわたしにもあなたにも1レッスンがプレゼントされます。

ぜひオンラインでフランス語を学んでみたい方は一度体験レッスンを受けてみてくださいね。

受験1ヶ月前からすごく焦った話

DELFの試験対策問題集を買ったものの、どこを解いても理解するのに時間がかかり『なんでこんなにフランス語が出来ないんだろう』と何度も落ち込みました。

また、弱点を把握することができないまま試験に臨むことになってしまいました。

今度はB2を受ける予定ですが、もっと自分の状態を考慮して取り組んでいきたいと思います。

モチベーションを上げるために、家庭教師の先生のレッスンを多めにしたり、インスタグラムに勉強アカウントを作って勉強を頑張っている人に刺激をもらったりしました。

 

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さいごに

わたしは留学する人はぜひ留学前にこのB1を取ってからくることをおすすめしています。

なぜなら、B1レベルの語学力があれば、いろんな場面で自分自身が語学に助けられることが多いと思うからです。

最初はDELFのB1を1年くらいで取れたらいいなぁと思っていたのですが、パリに住むまでのわたしは語学学習に全く興味もなく、勉強する方法がまったく確立出来ていませんでした。

そして、フランス語を勉強し始めて1年経っても、まだまだDELFB1を受けられるような状態ではありませんでした。

わたしがDELFB1を受験したのは、フランス語を勉強し始めて1年11ヶ月目にあたるタイミングだったのですが、受験することによりさまざまな力を身につけることが出来たと感じています。

何より、わたしは音楽家なのでフランス語とフランス音楽のフレージングの関連性を感じられたときは、何とも言い難い感動がありました。勉強した内容がすぐに使えるわけではないのですが、最近は今までで一番フランス語でコミュニケーションする楽しさを感じています。

次はB2取得に向けて頑張っていきたいと思います。

みなさんもDELFB1対策、頑張ってくださいね。心から応援しています!

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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