フランス語の参考書ってたくさんあるけどどれを選んだらいいの??って思いますよね?
- 現在使っている参考書があるけれど、新しいものを買いたい
- パリに住みながらDELFを受験した人がどんな参考書を必要だと感じたのか知りたい
こんな思いを持っている人にこの記事は役立つはずです。
フランス語をまったく勉強せずにパリに移住してしまったわたしも、ようやくDELFのB1に受験できるまでになりました
わたしが実際に使ってみて良かった!と思うフランス語の参考書を紹介します。
1.文法から学べるフランス語
日本語でフランス語の文法を理解するときにはこれを使っています。
結構前の出版ですが、各項目がかなり簡潔に書いてあるので、フランス語初心者の人にもおすすめ。
ただカタカナで書いてある発音はちょっと疑問を感じる部分もあるので、そこはやっぱり実際にフランス語を会話するなかで覚えていった方がいいですね。
文法解説、例文があって、練習問題を解く形式になっています。
2.Grammaire du Francais
これはフランス語で書かれた文法の本なんですが、持っておいて損はない1冊です。
解説のあとに練習問題が豊富にあるので、それぞれの文法の形もしっかり覚えられるはず。
ちなみにこの本は解答が別冊になっているので、こちらの解答のみが書いてある薄い本と一緒に買うようにしてくださいね。
3.これならわかるフランス語文法
最初に紹介した文法書は重要なポイントが紹介してあるんですが、やっぱり抜けている情報もあるな、と感じたので入門〜上級までを対象としたこの本を買いました。
1冊目に紹介した「文法から学べるフランス語」の本を比べると厚さの違いがよくわかると思います。
本当に細かく丁寧に解説してあるので、フランス語を深く勉強したいと思う人にも辞書がわりに持っておくと便利です。
4.フランス語入門わかりやすいにもホドがある!
ユーモアのある先生が喋っておられるような文調で書いてあるので、分からなくても深刻な気持ちになりすぎないところがいいです。
「入門」とありますが、文法は一通り網羅してあるので、初心者には難しいかも。一番最初に買うならもう少し薄い本でもいいと思います。一通り勉強した後に購入したのですが、文法を復習で使うのには役立ちました。ただ、練習問題が少ないのが気になりました。
買ったけどイマイチ合わなかった本
わたしが主に使用しているのは上記の3冊だけで、他にもいろいろ買いましたが、あまり継続して使いたいと思うものがありませんでした。
もちろん状況にあわせて自分に合うものを見つけのが大事だし、ここで紹介しているのが合う人もいると思うんですが、参考までに。
わたしが最初に買ったのはこの1冊。書き込み式なので手を動かすし、覚えやすいかなぁと思って買いました。
ただ、この本は本当に初心者さん向けという感じです。わたしはもう見返すこともないかなと思ってこの本は捨ててしまいました。
内容的には少なめですが、とりあえずフランス語を少し学んで見たい人にはいいかも。
つぎに、わたしがパリにくる1ヶ月前に買ったこの1冊。
毎日地道にコツコツやってたんですが、、、こういうのって自分の言いたいことは言えるようになるんですけど、相手の言ってることはわかるようになりません。
当たり前なんですけど、例文通りにフランス人が返事してくれるわけじゃないし、例文以外の言い回しだってあるわけで。。
あと、こういう本は単語量が圧倒的に少ないのもあります。
次に紹介するこちらの本は、名前のまんま、とにかく問題量が多い問題集です。
ただ、時間がむちゃくちゃある人はゆっくり解いていけばいいと思うんですが、時間がない場合すごく効率が悪いかなと思います。
文法をきちんと理解できてない!もっと練習しなきゃ!と思ってこの問題集を買ったんですが、問題が多いから力が身につくというよりは問題が多すぎて解くのに時間がかかりなかなか進まない=それだったら別の教材に取り組んだ方がわたしには合ってると思ったので使用するのをやめました。
また、パリカトリック語学学校の夏期講習の先生におすすめされた本も買ってみました。
比較的問題数も少ないし取り組みやすいんですが、、これも最後まで解くことはありませんでした。。
しっかり最後までやりきれる参考書がほとんどなくて、結局最初に紹介した3冊だけをよく使ってる状態です。
単語・ボキャブラリーを増やすなら仏検必須単語集
フランス語を学ぶ上で欠かせないボキャブラリーを学ぶなら、この単語集がおすすめです。
とても分かりやすく内容が入ってきやすい構成になっているところが好きです。
わたしはこちらの準1級・2級必須単語集も買いました。
動詞の活用について学ぶならBescherelle
見開きで動詞の活用が一気に把握できる『Bescherelle(ベシュレル)』はフランス語学習者必携の本とも言われているそう。
わたしは実際にフランス語を学びはじめて3年目にして初めて手にとったのですが、実際に日常会話などで使う時制がだんだん増えてくると「あれ、この動詞の活用どうだったっけ?」となることが多いです。
ペーパーバックとハードカバーがあるんですが、ペーパーバックだと軽くて安くて持ち運びも便利です。
写真付きの本で暗記力アップ!french english
名詞を覚えるときって、写真などを見て視覚も使って覚えた方が長期記憶として定着しやすいんですよね。
そんな脳の仕組みを利用した本がこちら。
英語の語彙の半分以上はフランス語かラテン語からの借用を起源としていて、共通している言葉がかなり多くあります。
わたしは英語とフランス語を同時に勉強しているので、そんなわたしにぴったりの本でした。
Kindleで読めるフランス語に関する本
ちなみに、アマゾンのサービス『kindle』でもフランス語に関する本を読むことができます。
さらに下記の本はKindle Unlimitedに登録していれば無料で読むことが出来るのでとってもお得!
まだ使ったことがない人は最初の30日は無料で使えるアマゾンのKindle unlimitedを利用してみてください。
ちなみに、30日で退会手続きをすればすべて完全無料で読むことが出来ますよ。
さいごに
普段は毎日フランス語で日記をつけたり、DELF取得のために勉強をしていて、こちらの参考書の問題を解いたりしています。
意識しているのは、次の5つのポイントです。
- 単語
- 文法
- シャドーイング/音読
- 多読
- スピーキング
語学学習は孤独な時間も多くなります。
わたしは渡仏前になかなかモチベーションを保つことができず、ぜんぜんフランス語を勉強しないままパリに来てしまったのですが、仏検などの目標を決めて取り組むなど自分のモチベーションを保てる方法を探すのも大切だと思います。
また、何よりも自分のレベルに合わせて勉強出来ているときが一番成長を感じられます。
ただ話せばいいわけじゃないし、文法だけ学べばいいだけじゃない。
総合的に取り組むことがフランス語習得に向けてわたしに一番合っている方法だと感じています。
みなさんも一緒にフランス語の勉強、頑張りましょうね。