今日は国立新美術館へ行ってきました!
現在、印象派の作品をたくさん見ることができる『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』が開催されています。
展覧会概要
スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画収集に情熱を注いだ傑出したコレクターとして知られています。主に17世紀のオランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品、中でも印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。 この度、ビュールレ・コレクションの全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになり、コレクションの全体像を紹介する最後の機会として、日本での展覧会が実現することとなりました。
本展では、近代美術の精華といえる作品64点を展示し、その半数は日本初公開です。絵画史上、最も有名な少女像ともいわれる《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、スイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の睡蓮の大作など、極め付きの名品で構成されるこの幻のコレクションの魅力のすべてを、多くの方々にご堪能いただきたいと思います。
引用:http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/buehrle2018/
印象派の作品はオルセー美術館にもたくさんあって、年パスを作るくらい大好きなので、ちょうど東京に居たこともあって行ってきました。
日本で展覧会へ行くのはかなり久しぶりだったんですが、年齢層高め&むちゃくちゃ人が多くてびっくり。
会期が5/7までなのと、日本人は印象派が好きな人が多いからというのもあるかもしれませんが..絵を見るのも解説読むのも常に一苦労でした。
大実業家だったビュールレが集めたコレクションは時代の流れも汲んだとても素晴らしいもので、彼のセンスと先見性を感じる内容でした。
また、印象派だけではなくその先のキュビズムのに影響を与えた作品などまで展示されていて、行った人が必ずどこかに興味を持つようなバラエティに富んだ内容でした。
個人的にはゴッホの作品をたくさん見れたのが嬉しかったな。
その時代を牽引した人、それを見て独自の道を貫こうと決めた人、影響を受けつつ自分のスタイルを見つけていった人。。
さまざまな作品を見ることができました。
過去のいろんな人の生き方を見ていると、わたしはどんな風に行きて行くのかなぁ、と思うことがあるんですが、、、まぁもっと年取ってみないと分からないかもですね。
展示の最後はモネの描いた「睡蓮の池、緑の反映」。ここだけ写真OKでした。
来月はモネのアトリエがあったジヴェルニーに行く予定で、この絵に描かれた睡蓮も本物が見れるんだなぁ〜と思うとワクワクでした。
またアトリエの様子はブログでも書きますね。
でもやっぱり日本語で解説が読めるのってうれしいです。
もちろん当たり前のことなんだけど、普段は英語かフランス語で読むことばかりなので。。
また、須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション「こいのぼりなう!」も開催されていたので観てきました。
広い空間に300匹ものこいのぼりが泳いでいます。
無印良品の人をダメにするソファーに座りながら鑑賞。
音楽も流れていたんですが、ゆっくりとした時間の流れを楽しめる空間でした。
こいのぼりは日本各地に伝わる布地や柄を用いていて、こういう作品を見ると日本の芸術の素晴らしさを改めて実感するし、自分の表現に何かそういう要素を取り入れられないかなぁ。と強く感じます。
普通にパリで演奏会をするだけでもいいんだけど、日本の良さをさりげなく取り入れる方法があるんじゃないかなぁって。
「こいのぼりなう!」、良い展示でした。