パリに移住や音楽留学をする人が日本から持って行くべき持ち物リスト

パリに住むって決まったら何を準備すればいいの??

  • 手荷物、空輸便、船便にどう荷物を分ければいいか分からない
  • 絶対持っていくべきものを知りたい

そんな人のために、わたしが実際に移住するときに持って行ったものや移住してから持っていった方が良かった!と思ったものをまとめてみました。

目次

荷物を手荷物・空輸便・船便の3つに分けよう!

まず、荷物は、手荷物・空輸便・船便の3つに分けて送りました。

手荷物

手荷物として持っていったのは、

  • 大きめのスーツケース2個
  • ロンシャンのカバン
  • クラリネットのダブルケース

職業柄、楽器(クラリネットのダブルケース)は必ず持っていかなきゃいけなかったのですが、もし楽器の2本入るダブルケース(重い…)がなければリュックとか背負っていけたかな。

カバンはロンシャンのナイロンバックを使いました。

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ロンシャンのバックは何より軽いのが魅力的!中にたくさん物が入れられますし、折りたたむと片手に乗るくらい小さくなるのでので旅行にもオススメです。

手荷物には、すぐに使いたい洋服(防寒対策を忘れずに!)、空輸便が届くまでの化粧品類、食品類を入れていきました。

空輸便

空輸便は、日本から2〜2週間半ほどでパリに到着するといわれています。

わたしの場合はクロネコヤマトに頼み、3週間かかりました。
(少し足りない書類があったようで、通常より少し遅れたそう)

船便

船便は2ヶ月〜2ヶ月半でパリに到着します。

私は引っ越した時期が4月だったので、冬用のコートや洋服は船便に入れました。

船便にはしばらく使わなくても大丈夫なものを入れましょう。

フランスに持っていくべき持ち物

渡仏にあたりどんな物を持っていけばいいのか全く検討がつかなかったのですが、わたしはパリに3年間住んでいる方からアドバイスをいただいたりして持っていくものを揃えました。

電化製品

私は必ず髪を巻くので、コテを持って行きました。

パリでは設定温度を低めに設定して使ってます。変換プラグを持って行っていることもあり、全然問題なく使えてます。

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ドライヤーはパリで買いました。日本製品のような繊細さはないし、使うとものすごく大きな音がしますが、

そのほかにも、炊飯器はやっぱりあると便利なんですが、変換プラグでは対応できないので、を使う必要があります。

わたしはパリのオペラにある京子食品で炊飯器を100ユーロほどで購入しました。やっぱり白米を食べるとほっとするので、炊飯器は日本から持ってくるか京子食品で買いましょう。

旦那さんの転勤などで行かれる方で、ホームパーティーがあるかもしれない方は、ホットプレートやたこ焼き器なども船便で送るといいですね。たこ焼き器をもってきている友人は変圧器(かなり重たいものです)も日本から持ってきていました。

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ほんどの電化製品はフランスでも購入可能ですし、値段もそれほど高くないです。ただ、やはり日本製の使い勝手の良さや細かい設定などはフランスの電化製品にはほぼないと思っていた方がいいです。

調理用品

お鍋、フライパン、包丁、まな板、菜箸、お玉、スポンジなどを持って行きました。(すべて航空便で送りましょう)

もちろんフランスでもいろんなものが買えますが(菜箸は日本から持って行くべし!)、値段、質ともに日本で買われたものの方が良いです。

オペラ地区にある京子食品には日本より値段は高いものの、ちゃんとラップは売ってありましたが『フランスのラップは終わってる』という話を聞いていたのでラップは多めに買って持ってきました。

あとゆで卵メーカーが何気に大活躍してくれています。

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レンジで調理できるシリコンも便利です。

また、調理した際の生ゴミなどを入れるために三角コーナーを利用している人は持っていきましょう。

フランスには日本の100均のように安くて便利なものを買える場所がありません。

「フランスで買えばいいか」と思っていたものもたくさんあったんですが、日本で売っているよりも高く利便性が低いものが多く、結構ショックを受けました。

何気なく普段から使っているものもなるべく日本で買って持っていくことをお勧めします。

食器類

和食器は持って行くとお客様をおもてなしするときなど役立つと聞いたので、日本酒を飲むためのとっくりとおちょこ、焼酎用の深めのグラスなど日本のお酒を楽しむものも買いました。

ただわたしの旦那さんはお客様を家に招いてパーティーをするような職種ではなかった為、結局全然使わなかったのですが😅

ロックグラスなどは既に持っていたのでそれを持って行き、ワイングラスはフランスで調達することにしました。(ワイングラスはどこでも売っています!)

また、お茶を入れる急須とお湯のみも、来客用とお家で使うためのものを買いました。(日本茶を飲む頻度は渡仏してから圧倒的に増えました。持ってくることをおすすめします)

普段何気なくコップですませていたんですが、専用のものを使うこと、日本を感じるものを使うこと。本当にちょっとしたことですが、どちらも慣れないパリでの生活に安らぎを与えてくれるので、買っておいて本当によかったです。

最近は100円均一のお店や300円均一のお店でも色々とかわいい食器はあるので、そちらで揃えるのもありですね。

ちなみに、何気に役立ったのがニトリで買った手巻き寿司のセット。
値段も安いし、ホームパーティーをするときにも一役買ってくれました。


わたしはフランスに住んでから和食器が好きになって、帰国するたびに「和」を感じるものを買い足していますが、やはり食事のときにホッとできる気がします。

食事は毎日するものだし、毎日使う食器類ってケチらないほうが生活も豊かになる気がします。

食料品

パリでは日本の食料品、調味料類は日系スーパーで手に入りますが、値段は日本の2〜3倍ほどします。

だし、乾燥わかめ、こんぶ、のり、乾麺、ふりかけ、お茶漬けのもとなど、普段よく使われる調味料などがあれば持ってこられた方がよいと思います。

日本で売っている食料品はK-Mart京子食品というお店で、ちょっと割高にはなるのと商品は限定されますが購入することも可能なので、わが家ではよく和食を作っています。

食べ物は航空便や船便では一切送れないので、スーツケースに入れて持って行きました。(引っ越し会社の方にチェックをしてもらいながら梱包したので、勝手に入れることも出来ません)

しょうゆ、みりん、お酢などをどうしようか迷ったのですが、高くてもフランスで買ったらいいか。。。という結論に。もしこだわりのものがあるなら持ってきた方がいいかなと思います。荷物が重たくなることを避けたい人は現地で調達しましょう。

寝具

家具付きのお部屋に引っ越される場合はベットはあると思うのですが、もしない場合はベッドも買わなければいけません。

わたしはパリのお店で購入しました。

通販サイトもいろいろあるので、そこからでも色々と購入可能ですが、配達を指定した時間にしてくれるかは謎です。(フランスではこれは当たり前のことで、午前中指定をしても午後に届いたり、逆に午後からの時間指定にしていても午前中に届いたりします)

オススメ家具メーカー

また、バスタオル、ハンドタオルなどは日本の方が良い質のものが安価に手に入ります。わたしは無印のタオルを使用しているのですが、やっぱり使い心地の良いものを使うと心も安らぎます。

衛生用品

お風呂のスポンジや、掃除用品、体重計、歯ブラシ、生理用品など。

特に女性にとって生理用品は欠かせないものですよね。ちなみにフランスのスーパーで普通に販売されている生理用品も使ってみましたが、そこまで悪くないと感じました。

また、普通のナプキンではなく、付け心地も良い布ナプキンだとたくさん持っていかなくても洗えば良いのでオススメです。布ナプキンは通販で買えますので、ぜひ一度試してみてください。一度体験すると、生理がくるのが憂鬱じゃなくなります。

おすすめの布ナプキンが買えるお店
オーガニック布ナプキン専門店『nunona』

女性の場合、自分にあった下着も大事。渡仏する前に、お気に入りのブランドでサイズ感も含めてチェックした上で好きなものを買いましょう。異国の地で日本で使っていたものを使うとそれだけでもホッとします。

また、女性でピルを服用されている方は、フランスで買った方がかなり安いです。病院へ行って処方箋をもらう必要がありますが、3ヶ月分で4ユーロしかしません。日本で大量にピルを買って持ってくるよりもすごくお得ですよ。

化粧品

普段から海外コスメを使っている人はあまり問題ないと思いますが、フランスの化粧品は、欧米人に向けてのものが多く、日本人の肌にあったものを見つけるのがなかなか難しいそう。

フランスは本当に乾燥していて、お水も石灰成分が多く肌が荒れがち。日本で販売しているブランドのものでも、配合成分がアジア向けの商品と違ったりするようです。

わたしは日本で化粧水や乳液など色々と購入していきました が、結局乾燥が気になるようになり、キールズの化粧水、美容液、クリームを使用するようになりました。日本では高い商品もフランスでは安く買えたりするので、自分に合いそうなものがあればフランスに来てから買うのもありだと思います。

フランスは乾燥が気になることもあり、化粧水などは日本で使っているときの2倍を意識して使ってます。

その他あったら便利なもの

  • 証明写真(NAVIGOという乗り放題の乗車券を買うときなど、何かと使う機会があります。もちろんフランスにも証明写真を撮れる機械はありますが日本で撮っておいた方が圧倒的に楽です)
  • レジャーシート(公園でピクニックをしたりすときに)
  • お部屋やトイレの消臭スプレー
  • ハンドソープ(パリにもあるけど、泡のソープとかは日本の方が優秀な気がします)
  • クリアファイル(楽譜管理や書類の管理に便利。日本ではよく売っていますが、ヨーロッパでは全然見つかりません。100均のものでもいいのでたくさん買っておきましょう。)
  • コピー機(音楽家の人は楽譜のコピーが家で出来るようにコピー機もあると便利。フランスで買ってる人もいますが、日本語表示の方がいざというときに便利かなと思います)
  • 勉強用のノート(もし使っているものでお気に入りものがあれば..ノートの値段がこちらは高いです)
  • シャンプー、コンディショナー、ヘアミストなど(結局次第に日本から持ってきたものが合わなくなり、パリで買ったキールズのシャンプーに落ち着いていますが..)
  • コンタクトレンズ(替えも忘れずに!フランスで購入する際は、医師の処方が必要で保険は効かないそうです)
  • おしゃれ着用の洗剤(もちろんパリでも買えますが、日本のクオリティーが高すぎるのでパリでも使ってます。硬水と合わないなどの問題は起きていません)
  • 椅子の後ろに貼る防音フェルト(擦る音が気になって椅子に貼っています。100均一のものでOK)
  • 食器棚にひくシート(ほこりも気になりにくいし、直接棚に食器を置くのが嫌な人)
    ・花瓶(パリでなかなか好きな花瓶に出会えないので、お気に入りのものがあれば持ってくるといいかも)
  • 文房具(パリでも文房具は買えますが、日本ブランドのものは高いし、文房具の値段は全体的に高いです)
  • 花瓶
  • アロマディフューザー、せんねん灸などの体ケアグッズ
  • 日本語で書かれたフランス語のテキスト(自分が見やすいと思うものを持っておくととっても便利!)
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服装のこと

お洋服はパリでも調達可能ですが、季節を問わず、下記の物は必ず持ってくることをおススメします。

《女性》
・ジーンズ
・ストール(ポリエステルなどの化学繊維で出来たサラッとしたものではなく、綿素材のボリューミーなものを使っている人が圧倒的に多いです)
・スニーカー、ぺたんこパンプス(パリは石畳も結構あるので、本当にヒールの靴を履かなくなりました)

《男性》
・ジーンズ
・スニーカー
・革靴(黒とカジュアルな茶など)

まとめ

ここまで実際にわたしがパリに移住に際して持ってきた物をまとめてみました。

フランスでもいろんな物が売ってありますが、やはり日本製はどれも質が高く、使い勝手も良いので持って行って損はありません。

また『パリで買えばいいか』と思っていたものも、フランス語があまり分からない場合は自分が探しているものを見つけるのも最初は大変でストレスがかかります。

日本から持っていけるものは持っていきましょう。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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