どれくらいのレベルがあればパリに音楽留学出来るの?

留学を希望している人は『そのレベルで留学できると思ってるの?』と言われたことはないでしょうか?

結論から言うと、あなたがどんなレベルであってもパリで音楽を学ぶことは可能です。

コンセルヴァトワール(以下音楽院)は、基本的に日本の音大とは全く違うシステムだからです。

もちろん、どんなレベルであってもパリの音楽院で学べる=決してパリの音楽院のレベルが低いというわけではありません。

日本の高校や音大を出てパリに来る人たちが目指しているコースは入ることは難しいことも多いです。

ただ、パリには多くの音楽院があり、さまざまなレベルのコースがあります。

日本の音大を卒業したレベルがあればどこかしら入れる音楽院は必ずあるのは確かです。

楽器を習いたい人は音楽院で習うのが普通

例えば、フルートを習いたい9才くらいの子がいたとします。

すると、パリでは音楽教室に行くような感覚で住んでいる地域にある音楽院へ行くんです。

ちなみに、わたしが音楽院で師事していた先生は9才のクラリネットを初めて吹くような生徒も教えていましたし、わたしのレッスンの前の生徒は10代のクラリネットをはじめて2年目くらいの子でした。

先生によって教えている生徒のレベルは違うのですが、多くの先生方が初心者〜日本の音大卒業レベルまでさまざまな生徒を教えているのはごく普通のことです。

もちろん日本でも音大で教えている先生が初心者もレッスンすることはあるのですが、音大に入る生徒は既に何かしらの音楽教育を受けている人ですよね。

でも、全くの初心者でも入ることが可能なパリの音楽院とコースは存在しています。

留学するために必要な情報をしっかり集めよう

もちろんパリ国立高等音楽院などトップレベルの音楽院は、年齢制限がある上にレベルも高く、合格出来るのは毎年本当に限られた人数だけです。

また、たくさんの生徒が受験する激戦の入試もあれば、希望する先生の空き枠がないため入れないときもあります。

本当に音楽院や先生やコースによって状況が様々なので、まず師事したい先生を見つけたら、留学したい旨を伝えて先生のクラスに入るための方法をしっかり把握することが大切です。

ちなみに、音大を卒業してすぐ留学に行く人もいれば、20代後半や30代になってからパリに留学する人もいます。

わたしがパリ郊外にあるセルジーポントワーズ地方音楽院で学んだのは32才になってから・・つまり、年齢をある程度かさねていても、海外の音楽院で学ぶことは出来るのです。

日本にいる間はこの事実を全然知らなかったので、音楽院=レベルの高い人しかいけない場所だと思ってましたし、32才になってから入ることが出来る音楽院は私立のエコール・ノルマルスコラカントルムだけだと思っていました。

情報不足は選択肢も狭めてしまうので、やっぱり情報を集めるのはとても大切です。

あなたが留学をするために

先日こんな呟きをしたのですが、周りにいる人が留学経験がない人ばかりだと、本当の現実を知らないまま夢を諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。

わたしは、留学出来る状況にいるけど留学を迷ってる人は1年だけでも海外で音楽を学ぶ体験をしてみてほしいと思うんです。

その経験はこれから生きていく何十年もの月日に生きてくるはずです。

もちろん人によって海外での生活が合う・合わないはあるけれど、それは本人にしか分からないし、その経験は期間に関わらずとても貴重なものになるはず。

『留学しておけばよかった』と後悔する人生よりも、『留学してよかった』と思える人生を送りたいと思うなら、ぜひ行動を起こしてください。

留学に対してネガティブに言う日本人はたくさんいますし、まだ体験していないことに対して不安な気持ちが大きくなると思うんですが、まだ分からないことに対しては、不安な気持ちをつのらせるよりも『きっとうまくいくだろう』という前向きな気持ちを持つ方がおすすめです。

だって、未来がどうなるかなんて誰にも分からないんですから。

マイナス思考が止まらず不安になって受験を諦めたり、留学を反対される可能性の高い人に相談したりするよりも、習いたい先生を探したり受験に必要な情報を集めて、留学したい!という気持ちを増えるような行動をしてくださいね。

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この記事を書いた人

吉田佐和子

吉田佐和子

一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロデューサー / クラリネット奏者 / プロデューサーとして故郷で音楽ホールを中心とした新拠点創造プロジェクトを進行中🕊オリジナルアルバム収録曲はiTunes・Spotify・YouTubeでお聴きいただけます。