パリ生活1年目、辛い気持ちになった理由と解決法

2017年の4月にパリにやってきたのですが、しばらくパリの生活になじむことが出来ず、辛い気持ちになることがたくさんありました。

2年経って、そのときのことをとても懐かしく感じることが出来ている自分がいます。

今はぜんぜんそのときのような辛さはないのですが、もし同じような気持ちをしている人がいたら..と思い、ブログを書いてみることにします。

1.フランス語が全然理解出来なかった

外に出かけても聞こえてくるフランス語が全然理解できず、呪文のようにしか聞こえなかったため、外に出るのが億劫になってしまいました。

カフェに出かけてもずーっと聞こえてくるのはフランス語。

わたしは音楽家だからかもしれませんが、ずっと理解できない音を聞き続けなければならない状況、そしてそのフランス語はわたしがパリで生活していくために必要な言語だということもあり、全然勉強せずに渡仏してしまったことを後悔しつつ憂鬱な気持ちになっていました。

2.日本人の友達がいなかった

パリに行ったばかりの頃は全然知り合いもおらず、日本語でちょっとしたことを話せる相手もいませんでした。

4月末に語学学校のAAAに通い始めたことで日本語で生活に関する情報を交換することが出来るようになり、かなり気持ちが楽になりました。

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音楽やフランス語を勉強するためにパリに来ていたとしても、たまには日本語で話す時間も大切にしてほしいなと思います。

いつでも自分に適度な息抜きを与えてあげてください!

3.「せっかくパリにいるんだから」という声がつらかった

パリに憧れを抱く日本人は多く、パリにいて辛いことがあっても、よく『せっかくパリにいるんだから頑張って』とよく言われました。

旅行で来るならずっと楽しめるかもしれないけど、やっぱり住むとなると全然違います。

日本にいてもずっと毎日が楽しいなんてことないと思うし、それはパリに住んでいても同じ。

たとえ自分の好きなことをやるためにパリに来ていたとしても、つらいときはあるんです。

同じような経験をしたことがない人や純粋な気持ちで応援してくれる人は『せっかくパリにいるんだから』とよく言うのだと思いますが、少し辛い時期もありました。

4.自分に対して厳しすぎた

パリに行ったらこんなことがしたい、こんな自分で在りたい!と思っていたものの、うまくいかなかったときに『なんでわたしはこんなにダメなんだろう』『頑張ってパリの生活に馴染みたいのにな』と思うこともありました。

でも、最初はみんな何かしらうまくいかず、モヤモヤすることがあるのが普通だと思います。

いま振り返ると、日本にいた頃は自分に厳しいことは良いことだと思っていたのですが厳しすぎるのは自分をただ苦しめるだけだったな、と思います。

パリ生活が辛くなったときの解決法は?

自分を責めるよりも、苦しいな、悲しいな、と思っている自分の心をきちんと見てあげれば良かったなと今ならすごく思います。

別にずっと家にいたっていいんです。

フランス語も勉強したくない、クラリネットを吹きたくない、外に出てフランス語を話すのが億劫だと感じるときもありました。

でも、少しずつ時間がたち、環境が代わり、気持ちも変化していったのであなたも大丈夫ですよ。

お天気の日には、自然がある場所に行くのもおすすめです。

疲れたらすぐ帰ればOK。

ほかにも

・日本料理店に行って日本の味を味わう
・オペラの日系店舗で日本語で会話してみる
・気分転換に美術館へ行ってみる
・お家で和食をつくる(京子食品やKマートで食材を調達してくださいね)

などなど、しんどいときは、いつでも気持ちが楽だなぁと感じる状況を選んでくださいね。

さいごに

頑張りたいと思っているのに、頑張れないときって絶対あります。

引っ越したときや環境が変わったときは特にいろんな気持ちの変化があるとき。

ぜひそういう時こそ、自分の心によーく寄り添ってあげてほしいなと思います。

1年目、パリに来たときの春は辛く、2年目はかなり視界が拓けたように感じました。

そして3年目のパリ生活が始まろうとしている今、自分がパリにいることがとても自然なこととして受け入れることが出来ています。

最初はしんどくても大丈夫。ゆっくりと焦らずに心の変化を眺めてみてくださいね。

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この記事を書いた人

株式会社Locatell代表取締役社長 / 一般社団法人福知山芸術文化振興会 代表理事 / プロのクラリネット奏者としての活動を2023年9月で休止し、起業家として芸術文化・まちづくり・海外を軸に複数の事業を展開中

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